
旅ナカで人を集める非常に厚い情報網が出来上がりました
Interviewee:日本デジタル配信株式会社 地域コンテンツ部 課長 小川貴史氏
インタビュー日:2025年7月29日
2024年12月、新宿の東急歌舞伎町タワーを舞台に「男鹿さ、いがねが?ナマハゲ in新宿歌舞伎町」というイベントが開催されました。多くの観客で会場はにぎわい、盛況のうちに幕を閉じました。観客は日本人だけでなく、多くの外国人観光客の姿があったことが印象的でした。これは、秋田県男鹿市の観光プロモーションの一環で、新宿を中心に都内に滞在するインバウンド旅行者を始め、多くの人たちに男鹿市を知ってもらうことを目的とするイベントです。秋田県男鹿市からインバウンド向けプロモーション業務を受託し、運営にあたった日本デジタル配信株式会社の小川氏に話を聞きました。

― 訪日外国人向けの情報発信について、課題に感じていたことはありますか?
当社はもともと日本国内向けのサービスを中心としています。そのため、インバウンドに向けてイベント集客のためのプロモーションをするという点については、全くゼロからのスタートでした。何をいつから、どのような手段で行うか、効果的な手法を選択するために情報収集から始めました。
― 数あるインバウンドメディアのなかで、GOOD LUCK TRIPを選ばれた理由は何でしょうか?
まずは、海外からのGoogle検索を自分で行い、「新宿」や「秋田」など関連するキーワードで検索上位表示を達成しているメディアに目星をつけました。男鹿市は中国語繫体字圏(台湾、香港など)に興味を持っているようでしたので、繁体字での検索結果を重視しました。その結果、各キーワードで1位表示されていたのが、GOOD LUCK TRIPでした。取引は初めてながらも、運営会社はよく知っている会社で安心感がありました。

― GOOD LUCK TRIPに掲載する過程で、最も印象に残っていることを教えてください。
制作時間が短いなかで、原稿や記事を構築するための素材のやり取りがスムーズでした。作成していただいた原稿の正確性が高く、すべてがシンプルながら高次元のバランスでページが仕上がっていったことが印象的でした。単純にイベント紹介記事を掲載するだけでなく、イベント関心層を呼び込むために既存記事との連携を見事に実現してくださり、結果として非常に厚い情報網が構築できたと感じています。

― GOOD LUCK TRIP利用後、どのような成果を実感されましたか?具体的な数字やエピソードがあれば教えてください。
イベントは盛況で、目標の2倍の集客を達成できました。インバウンドに対してはもちろんのこと、日本語記事の閲覧も多かったというのは意外な結果でした。すべてにおいて、期待していた以上の数値を達成していただいたと思っています。

― 今後の訪日外国人向け施策の展望を教えてください。
今後も、地域の魅力を国内外問わずより多くの方々に届け、地域活性に取り組んでいきたいと考えています。今回は主に「旅ナカ」での情報発信を中心に取り組みましたが、「旅マエ」での発信やアンケート調査なども実施してプロモーションの精度を上げていきたいと考えています。次回開催に向けて準備はもう始まっています。