
訪日旅行者のリアルな関心事を踏まえた的確なアドバイスをいただいたことが、強く印象に残っています。
Interviewee:
オリコングループ 株式会社新旭
取締役副社長 髙橋大地氏
インタビュー日:2026年3月18日
「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント」(以下、「東レPPO」と略)は、世界トップクラスの女子選手が集う国際テニス大会。国内外から高い注目を集め、日本にいながらハイレベルな試合を間近で体感できるアジア有数のビッグトーナメントです。2024年および2025年の東レPPOにおいて企画運営を担当されたオリコングループの株式会社新旭の髙橋氏にお話を伺いました。

― 東レPPOのプロモーションの一環として、インバウンドに着目した経緯を教えてください。
私たちがインバウンドに強く着目する契機となったのは、2024年大会での出来事です 。当時、中国人選手の決勝進出が決定した際、「GOOD LUCK TRIP」のSNSを通じて、中国語で『母国の選手を会場で応援しよう』という趣旨のタイムリーな発信をしていただきました 。この施策も奏功し、決勝戦には多くの中国国籍の方が足を運んでくださいました 。結果として同選手が見事優勝を飾り、会場は大きな盛り上がりを見せました 。
もともと大会として「海外の方にもより多くご来場いただきたい」という思いは抱いておりました 。しかし、このSNS発信によって目に見える形で反響を得られたことが、弊社がインバウンドプロモーションに改めて注目するターニングポイントとなりました 。
― 情報発信領域において、「GOOD LUCK TRIP」をお選びいただいた理由はどのような点でしょうか?
東レPPOに出場する選手は、世界ランキングや直近の戦績、コンディションなどの要因により、開催直前まで顔ぶれが変動します 。インバウンドプロモーションの視点から言えば、これは「ターゲットとする国が直前まで定まらない」という難しさを意味します 。
その点、「GOOD LUCK TRIP」は、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語といった複数言語に対応しており、これ一つで訪日旅行者の使用言語の大半をカバーできるという強みがありました 。あらゆる国からの関心に網羅的に対応できる点が、採用の最大の決め手です 。
また、オリコングループでは国内向けWebメディア「オリコンニュース」を運営しています 。国内へのアプローチは「オリコンニュース」が担い、海外へのアプローチは「GOOD LUCK TRIP」にお願いする。この2メディアのタッグにより、互いの領域を「相互補完」する体制が構築できることも、非常に魅力的でした 。

― 記事制作の過程で印象に残っていることはありますか?
担当営業の方から、訪日旅行者のリアルな関心事を踏まえた的確なアドバイスをいただいたことが強く印象に残っています。
東レPPOでは、試合観戦はもちろん、多彩なキッチンカーでのグルメ堪能や、会場周辺でのピックルボール(テニス感覚で子どもも楽しめる競技)など、多様な楽しみ方をご提供しています 。「GOOD LUCK TRIP」の記事でも、当初はこうした会場内のコンテンツを中心に構成する予定でした 。しかし、「訪日旅行者にとって、会場の有明は体感的に少し距離があるため、周辺観光の魅力も併せて紹介した方が足を運びやすくなる」という助言をいただき、大変腑に落ちました 。
また、弊社の「オリコンニュース」の運営経験からも言えることですが、記事はただ公開しただけでは本来の価値を発揮しません 。興味・関心がマッチするユーザーを的確にページへ誘導してこそ、真の効果が得られます 。今回の取り組みでは、ご担当者様が細やかに調整を重ね、東京エリアの観光情報を閲覧しているユーザー層をターゲットに、東レPPOの記事へ効果的に誘導してくださいました。
表面的な数万PVという数字が同じであっても、こうした地道で精緻な導線設計の有無によって、実際の成果は大きく変わってくると私自身も実感しております 。

― 掲載している各言語のGoogle検索上位獲得など、SEOでの良好な結果が得られました。
弊社オリコングループでもメディアを運営しておりますので、検索経由で流入するユーザーの重要性については深く理解しています。
今回の取り組みでは、「テニス観戦に関心があり、かつ訪日観光を検討している」層が検索するであろう各言語の具体的なキーワードにおいて、GOOD LUCK TRIPの記事が上位表示されているのを確認いたしました。掲載当時はSEO視点での効果測定にとどまりましたが、生成AIの回答ソースとしても情報源として参照されていた可能性もあったのではないかと考えています。
総じて、訪日旅行への関心層に対し、東レPPOの魅力を的確に届けるという重要な役割を、果たしていただいたと評価しています。
― GOOD LUCK TRIPは無期限掲載です。今後の記事の活用予定はありますか?
施設運営会社様や日用品メーカー様などから、「国内のお客様はもちろんのこと、訪日旅行者に向けても効果的な情報発信を行いたい」というご相談をいただく機会が、この1年だけでも多くありました。
今回、東レPPOで実施した「国内向けには『オリコンニュース』、インバウンド向けには『GOOD LUCK TRIP』を活用する」という連携スキームは、ターゲットを網羅できる強力な座組であると思っております。
今後は、この「無期限掲載」というGOOD LUCK TRIPのメリットも活かしながら、東レPPOでの継続的な活用はもちろんのこと、インバウンド集客に課題を抱える様々な企業様へのソリューションとしても提案していきたいと考えています。

― 今後、東レPPOをインバウンドの方にどのように楽しんでいただきたいですか?
弊社は、2026年大会においても引き続き企画運営の役割を担ってまいります 。
今後、インバウンドの皆様には、東レPPOを単なる「テニス観戦」の枠を超えた、日本ならではの特別な体験として楽しんでいただきたいと考えております。世界トップレベルの白熱したプレーを間近で体感し、母国の選手に声援を送る興奮はもちろんのこと、会場内に立ち並ぶキッチンカーでの日本のグルメ堪能や、周辺でのアクティビティなど、日本的なお祭りのような空間を存分に味わっていただきたいです。
また、GOOD LUCK TRIPさんからのアドバイスにもあったように、会場となる有明エリアや東京の魅力的な観光地巡りとセットにして、一つの大きな「日本滞在の思い出」として大会を組み込んでいただけるのが理想です。
テニスという世界共通の言語を通じて、国境を越えたファン同士が交流し、笑顔あふれる場を創出できるよう、今後も魅力的な大会運営に尽力してまいります。