高松観光完全ガイド!定番スポットから穴場、グルメからお土産まで
香川県は、「うどん県」とも呼ばれるほど、うどんが名物であり、コシが強くて弾力のある「讃岐うどん」が有名。その香川の中心となる都市が高松市である。沢山の美味しいうどん店がある他、フランスの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三つ星に選ばれた栗林公園があるなど、魅力的な観光スポットも多い。今回は、そんな高松の見どころを紹介する。
高松ってどんなところ?
香川県の県庁所在地である高松市は、流通・経済における四国の中心的都市である。瀬戸内海に面する港町であり、四国の玄関口。電車やバスなどの交通機関も充実している。うどんが有名な香川だが、高松にはその他にも観光スポットや快適な宿も多く魅力がいっぱい。
高松必見スポット3選
県庁所在地であり比較的都会度が高い高松だが、豊かな自然を楽しめるスポットも沢山ある。日本庭園から、絶景スポット、城跡など、ここでは、高松に行ったらぜひ訪れたい必見スポットを3つ紹介する。
1. 栗林公園
国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、日本一の大きさを誇る栗林公園。6つの池と13の築山からなる回遊式庭園であり、「一歩一景」と言われるように、歩くたびに違った美しい景色を眺められる。フランスの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』において、最高評価の三つ星に選ばれている。
2. 屋島
瀬戸内海国立公園並びに国の史跡及び天然記念物に指定されている屋島。「メサ」と呼ばれる水平な硬岩層におおわれ、周囲の一部を急崖で囲まれたテーブル状の高地で、大きな屋根のように見えるのが特徴だ。山頂の展望台からは、高松市街や、瀬戸内海の多島美を一望することができる。その美しさは「日本の夕陽百選」や「夜景100選」、「日本百名月」に選ばれるほど。
3. 史跡高松城跡(玉藻公園)
生駒家4代、松平家11代の歴代藩主の居城であった高松城。瀬戸内海に面して築城された海城であり、日本三大水城の一つに数えられている。かつて四国最大規模であった天守は1884年に老朽化の為に解体されているが、国の重要文化財に指定されている月見櫓・水手御門・渡櫓・艮櫓といった建物が残っており、見学できる。
高松で美味しい讃岐うどんを食べるならここ!
コシが強くて弾力のある麺が特徴の讃岐うどん。ちなみにうどん県と呼ばれる香川県には、なんと約700件ものうどん店がある。高松市の人気店を厳選して紹介しよう。
1. 手打十段 うどんバカ一代
テレビや雑誌などのメディアにも掲載され、行列ができるうどん専門店。麺は専用の粉を使用し、手作業での手打ちにこだわって作られている。人気メニューは釜バターうどん。麺に卵とバターが絡み、黒コショウがトッピングされており、まるでカルボナーラのような味わい。ほかにも王道の肉うどん、ぶっかけうどんなど種類が豊富なのも魅力である。
2. うどん本陣 山田家 讃岐本店
有名グルメサイトの名店にも選ばれるほどの、本格的な讃岐うどんを味わえる店。生地は熟練の職人達による、「足踏み」「菊揉み」「手打ち」といった、手と足の感覚を使った丁寧な作業で作られる。約800坪という広大な敷地に建つ店舗は登録有形文化財にも指定され、歴史と風情が感じられる空間は座敷のほかに屋外の庭園席も利用可能。
3. うどん 一福
讃岐うどんの本場でも評価の高い名店である「うどん一福 国分寺本店」。スタンダードのかけうどんは麺と汁のそれぞれ温かい冷たいをセレクトできる。天ぷらなど好みのトッピングを乗せたり、無料サービスのネギやダイコンおろしでアレンジするのもお勧めだ。こだわりの一杯が230円からというリーズナブルな価格で提供しているのも魅力である
4. わら家
わら葺屋根と水車が目印の讃岐うどんの名店。お店は移築した古民家を使用しており、日本の風情を感じながらうどんが楽しめる。日々最高の状態のうどんが出来るよう、最高級の小麦粉を使用し、気候・温度・湿度により、微妙に塩水の量、濃度の調節をしている。厳選素材で作った秘伝のだしと、薬味とで、本場の讃岐うどんの美味しさを味わってほしい。
高松で必ず寄りたいおすすめのショッピング施設3選
流通・経済における四国の中心的都市でもある高松。気軽に買い物を楽しめるショッピングモールや、お洒落な雰囲気の商店街などぜひ立ち寄りたいスポットも多い。ここでは、高松にあるショッピング施設の中でもおすすめの3つを紹介する。
1. ゆめタウン高松
人気のアパレルショップや、雑貨店、インテリア店、電化製品店など、約160店のお店が入る人気の商業施設である。レストラン街では洋食から和食、中華にファーストフードまで様々な食事を手軽に楽しめる店舗が並ぶ。無料で利用できる、レストスペースが点在しているので、疲れたらすぐに休憩できるのも嬉しい。
2. イオンモール高松
イオンモール高松はイオン高松店をメインとし、ファッションや雑貨、飲食、サービスなど様々な専門店で構成された商業施設。飲食店も充実しており、1階のレストラン街や、3階フードコートには幅広いジャンルの店が並んでいるので大人から子供まで楽しむことができる。買い物を楽しみながら気軽にウォーキングできるコースも設置。
3. 高松丸亀町商店街
400年以上の長い歴史を持つ「高松丸亀町商店街」。高さ約20メートルの高い位置にガラスのアーケードが架けられ明るく開放的な雰囲気。老舗店から最先端の流行を取り入れたお店、海外ブランドを扱うお店など様々な店舗が並ぶ。商店街の北端に位置するドーム広場は、イタリアのガレリアのようなお洒落な空間で、商店街のシンボルにもなっている。
高松に宿泊するならおすすめの宿3選。
四国観光の拠点としても人気を集める高松市には、便利な立地だけでなく、ホスピタリティ高いホテルが沢山ある。今回はその中でも特におすすめの宿を3つ紹介しよう。
1. JRホテルクレメント高松
瀬戸内海と高松市街の風景が一望できるシティホテル「JRホテルクレメント高松」。JR高松駅に直結という、抜群のアクセスの良さも魅力だ。清掃も徹底されているので、快適に過ごせる。四季折々の食事を味わえるレストランやバーも充実。
- 住所
- 香川県高松市浜ノ町1-1
- 公式サイト
- 公式サイト
2. さぬきの湯ドーミーイン高松
高松市の中心部に位置する「さぬきの湯ドーミーイン高松」。大浴場、露天風呂、サウナ、水風呂など、温浴施設が充実しているのが魅力。朝食も人気があり、健康的な料理やご当地ならではの料理が少量ずつ選べる。
- 住所
- 香川県高松市瓦町1-10-10
- 公式サイト
- 公式サイト
3. 天然温泉 玉藻の湯 ドーミーイン高松中央公園前
最上階11階には、天然温泉「玉藻の湯」があり、大浴場や露天風呂、サウナなどの設備が整っている。客室にはシモンズ社製のベッドを完備し、快適な寝心地だ。毎日21:30にドーミーインの名物「夜鳴きそば」無料サービスなど、様々なサービスがあるのが嬉しい。
- 住所
- 香川県高松市天神前1-3
- 公式サイト
- 公式サイト
高松に行ったらぜひ手に入れたいお土産3選
高松の観光を楽しんだら、ぜひお土産も購入しよう。名物である讃岐うどんや、伝統ある和菓子なども、友達や家族に喜んでもらえるだろう。ここでは高松で特におすすめのお土産を3つ紹介しよう。
1. くつわ堂「瓦せんべい」
高級砂糖である讃岐和三盆の、原料糖「白下糖」を使用した「瓦せんべい」。昔懐かしい素朴な味わいで、日本茶にはもちろん、コーヒーやミルクなどにも合う。小さな子にぴったりな「ミニ瓦」から、本物の瓦と同じ大きさの「特々大瓦」まで6種類の大きさがある。賞味期限が製造より90日と長持ちするのもお土産に最適。
2. さぬき麺業「手さげ半生うどん」
高松で美味しい讃岐うどんを味わったら、きっと家族や友人にも食べさせたくなるはず。そこでお勧めなのが、常温で保存出来て賞味期限も長い半生タイプの讃岐うどん。様々な店の商品があるが、さぬき麺業の手さげ半生うどんは、職人が伝統の製法で作った本格的な讃岐うどんだ。本場の味を是非沢山の人に味わってほしい。
3. 三谷製糖羽根さぬき本舗 「讃岐和三盆糖」
香川、徳島の一部の地域で栽培されているサトウキビから作った和三盆糖(砂糖)を、木型に押し固めてお干菓子とした「和三盆」。1804創業の三谷製糖羽根さぬき本舗の和三盆は、口溶けが良く上品な甘さ。見た目も美しく、プレゼントにぴったりの品だ。料理やお菓子作りに最適な粉状の商品もある。
高松のおすすめイベントはこちら!
四国の中心的都市だけあって、高松では様々なイベントが開催される。ここではその中でもおすすめのイベントを紹介する。
1. 栗林公園秋のライトアップ
栗林公園は紅葉の名所としても知られており、秋になると多くの観光客が訪れる。紅葉の見ごろの時期は、期間限定で夜間ライトアップが行われる。光を浴び、水面に映った紅葉も、幻想的で美しい。船に乗ってゆっくり景色を眺めるのもお勧めだ。
2.さぬき高松まつり
四国四大祭りの一つとされている「さぬき高松まつり」。毎年8月12日から14日の3日間にわたり行われ、高松市の夏の風物詩となっている。2日目に行われる花火大会は四国でも最大級の規模であり、海上に花火が打ち上げられる様子は圧巻。3日間の祭典のクライマックスの総おどりは、参加チームがそれぞれ個性豊かな演舞を披露する。期間中は、様々なショーや、さぬきうどんの大食い選手権などイベントも盛りだくさん。