大阪・京都からひと足のばして!
レンタサイクルで巡る海の都・舞鶴市1Dayモデルコース
京都府北部に位置する舞鶴市。その西側部分にあたる西舞鶴は、戦国時代に細川氏によって築かれ、現在は舞鶴公園として市民憩いの場となっている田辺城の城下町として発展した地域。歴史ある町並みをレンタサイクルで巡り、レトロでノスタルジックな風景や新鮮な海の幸など舞鶴の魅力を堪能しましょう!
舞鶴市へのアクセス方法は?
舞鶴市1Dayモデルコース
10:00 西舞鶴駅スタート
高低差の少ない西舞鶴を効率よく回るには、公共交通機関よりも自転車を使った移動が非常に便利。西舞鶴駅に着いたら、まずは駅1階にある「まいづる観光ステーション」でレンタサイクルを手配しましょう。普通自転車のほかに電動アシスト付き自転車も用意されており、体力に自信のない人でも安心です。
観光ステーションで旅の準備は万全!
観光ステーションでは手荷物預かりも行っているので、必要な物だけを持って身軽にしてから出発しましょう。西舞鶴の観光スポットが記されたまち歩きマップの入手もお忘れなく。最初の目的地である「舞鶴港とれとれセンター」に向かいつつ、町の雰囲気も楽しんで。さあ、西舞鶴観光へいざスタート!
- 施設名称
- まいづる観光ステーション
- 郵便番号
- 624-0816
- 住所
- 京都府舞鶴市伊佐津213-8西駅交流センター1F
- 電話
- 0773-75-8600
- 定休日
- 年末年始 ※毎月第2・3水曜は観光案内のみ営業
- 時間
- 9:00〜17:00(レンタサイクルは当日16:30までに返却)
- 料金
-
普通自転車2時間まで500円、以降1時間ごとに100円
電動自転車2時間まで1000円、以降1時間ごとに300円(最大2000円)
手荷物預かり1個500円 - 公式サイト
- 公式サイト
お寺や城跡、桜など、歴史と自然を感じさせる舞鶴の町を自転車で散策
西舞鶴駅から約2kmの場所にある「舞鶴港とれとれセンター」に向かう前に、自転車で西舞鶴の町をぶらりと散策。おみくじを引いたり御朱印をもらったりと、丹後地方有数の歴史を誇る曹洞宗の禅寺・桂林寺をはじめお寺が集まる愛宕山の麓沿いを進みましょう。城の歴史を学べる「田辺城資料館」や整えられた日本庭園のある舞鶴公園(田辺城跡)も人気です。お花見シーズンなら、少々回り道して舞鶴公園や伊佐津川運動広場など桜の名所を巡るのも風情が感じられておすすめですよ。
11:30 舞鶴港とれとれセンターでショッピング&ランチタイム
ランチタイムより少し前に、日本海側最大級の海鮮市場を併設する道の駅「舞鶴港とれとれセンター」に到着。海鮮市場でお土産を選んだあとは、お昼ごはんに新鮮な海の幸をいただきましょう。
世界に1つのマイ海鮮丼やマイ定食を作ろう!
「舞鶴かに」や「京さわら」といったブランド銘柄を筆頭に、京都府最大の水揚げ量を誇る舞鶴魚市場から仕入れた新鮮な魚介類が所狭しと並ぶ、「とれとれセンター」の海鮮市場。干物など種類充実の加工品や冷凍カニをお土産に購入するのもよいですが、店頭で気になった魚介類を刺身や焼き魚などに調理してもらい、市場内のイートインコーナーで味わうことも可能。丼ご飯を購入すれば、好きなお刺身をのせて自分だけの海鮮丼も作れちゃいます。購入した魚介類を持ち込んで楽しめる海鮮バーベキューハウス(土日祝のみ営業、11:00〜14:00最終入店)や寿司店、海鮮丼が楽しめる食事処など飲食店も多彩に揃うので、お好みに合わせてチョイスできますよ。
カキ好きならば吉原地区の先にある下安久までひと足のばし、素潜り漁師がその日の朝に水揚げした天然マガキを蒸し焼きで味わえる「舞鶴港かき小屋 美味星」(土日祝のみ営業/冬期12月上旬〜3月下旬営業※完全予約制、夏期6月上旬〜8月末営業)でのお昼もおすすめです。
13:30 “日本のベネチア”吉原地区へ
京都舞鶴港(西港)の景色を楽しみつつ、自転車で約15分。
午後は水路が町の中央を流れる「吉原地区」へ。吉原入江では水路のすぐ裏に家が建ち、漁船がズラリと係留された景観が実にフォトジェニック! ほかではあまりお目にかかれない風景を探して、ノスタルジックな町並み散策を楽しみましよう。
水路の両脇に船が浮かぶ人気のフォトスポット
江戸時代に整備された町割りが今も残る吉原地区。密集して建ち並ぶ住宅の真ん中を貫くように水路が引き込まれ、その両側に漁船が停泊する独特の風景が広がります。「水の都」と呼ばれるイタリアのベネチアを連想させる姿がSNS等で話題になり、近年では「日本のベネチア」として海外からの観光客も数多く訪れる人気のフォトスポットになっているのだとか。細い路地や神社もどこか懐かしさを感じさせ、心落ち着く時間を過ごせますよ。
14:30 「舞鶴かまぼこ手作り体験工房」で手作り体験
ノスタルジックな風景を楽しんだ後は、吉原地区から伊佐津川を挟んで向かいにある「舞鶴かまぼこ手作り体験工房」で手作り体験を楽しみましょう。近海でとれた鮮魚を使い、かまぼこやちくわ、平天を作ります。
アツアツの出来立てかまぼこ&平天&ちくわに舌鼓
近海でとれた鮮魚から作る「生すり身」を使った舞鶴かまぼこは、独自の2段蒸しで仕上げるプリプリの食感が特徴。用意されたキャップやエプロンを身に着けたら、レクチャーを聞きながら体験スタート! 包丁を使ってすり身をかまぼこ板に押し付け、山型に整えて蒸し上げ、キレイなかまぼこを作りましょう。竹に巻いて焼けばちくわに、ハートや星形に成型して揚げれば平天と、同じ生すり身を使ってさまざまな食品作りにチャレンジできます。かまぼこの歴史や製法のこだわりなどに関する話を聞いている間に完成したかまぼこやちくわ、平天はその場で試食が可能。自分で作ったアツアツの出来立ては格別の味! もちろんお土産として持ち帰ることもできますよ。
- 施設名称
- 舞鶴かまぼこ手作り体験工房
- 郵便番号
- 624-0914
- 住所
- 京都府舞鶴市下安久1013-11
- 電話
- 0773-77-5400(当日連絡先:0773-75-0865)
- 定休日
- 日曜、祝日
- 時間
- 14:30〜16:00 (営業時間9:30~17:00)
- 料金
- 2,500円
- 備考
- 体験は4日前までに要予約(WEB予約は承認制)
- 公式サイト
- 公式サイト
16:00 自転車で舞鶴の町並み散策しつつ西舞鶴駅へ
体験後は平野屋商店街やマナイ商店街など、レトロな街並みを楽しみつつ西舞鶴駅へ戻ります。
レトロな商店街やご当地スイーツを楽しみながら自転車を走らせよう
凱旋門をイメージしたアーチのかかる平野屋商店街、アーケードのあるマナイ商店街はどちらもレトロなたたずまいが魅力的。ノスタルジックな雰囲気に包まれており、自転車で走れば新鮮な気分を満喫できます。国の有形文化財に登録され、現在も営業を続ける2軒のフォトジェニックな銭湯も要チェック。時間に余裕があれば立ち寄って入浴していくのもリフレッシュできていいかも。町家風の「日の出湯」は吉原地区に、洋館風の「若の湯」はひらのや商店街にありますよ。若の湯の近くのカフェでは、豆乳を使ったソフトクリーム、舞鶴の卵や京丹後の牛乳を使ったプリンなど、ちょっと遅めのおやつタイムを彩るご当地スイーツもおすすめです。
まとめ
西舞鶴駅を起点に楽しむ今回の1Dayトリップ、いかがでしたか? 紹介したモデルコースのほかにも舞鶴には魅力的な観光スポットがいっぱい! 一泊して、翌日は海軍ゆかりの港と赤レンガの建物が残る東舞鶴エリアを回るなど舞鶴をさらに楽しみ尽くすのもおすすめです。西舞鶴には和の雰囲気が心地よい外国人向けのゲストハウス「宰嘉庵」もありますよ。1938年開館の老舗映画館や2019年オープンのシネマカフェなど、旅先での夜にゆったりと映画を観ながら過ごせるスポットも人気です!