北海道ならではの体験ができる!旭川市 旭山動物園の観光ガイド

北海道ならではの体験ができる!旭川市 旭山動物園の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本の最北端の動物園である「旭川旭山動物園」。
一時は廃園の危機に追い込まれたが、そこから復活を遂げ、今では数ある北海道の観光スポットの中でも、高い人気を誇る動物園となっている。
北海道ならでは、「旭川市 旭山動物園」ならではの体験を、親子やカップルで出来ることが人気の理由だ。
北海道でも人気の観光スポット、「旭川市 旭山動物園」のお勧めの観光シーズンや、選び抜いた見どころ、見逃せないイベントを紹介しよう。

目次

旭川市 旭山動物園ってどんなところ?

北海道旭川市の「旭川市 旭山動物園」では、「行動展示」に力を入れており、動物本来の行動や能力を観察できる。
園内で出会える動物は、ライオンやホッキョクギツネ、マヌルネコやエゾシカなど、約110種650点。
ウサギやモルモットと触れ合える「こども牧場」や、動物園の裏側も探検できる「バックヤードツアー」など、「行動展示」以外にも見どころが盛りだくさん。
園内にはレストランがあり、「ジンギスカンカレー」や「ジンギスカンうどん」など、北海道グルメも味わえる。
限定カプセルトイ「旭山動物園カプセル・ズー」は、ホッキョクグマが水中に飛び込むシーンなど、動物園で見られる情景が再現されており、旅の思い出にぴったりだ。
1年を通して行われる様々なイベントも、魅力のひとつ。
動物たちが食事する「もぐもぐタイム」では、エサを食べる姿を観察できる。
園内を回るウォークラリーや動物園教室、旭山公園を散策する「自然観察会」など、季節ごとに開催されるイベントも大人気だ。

行動展示以外にも見どころ盛りだくさんの「旭川市 旭山動物園」
行動展示以外にも見どころ盛りだくさんの「旭川市 旭山動物園」

旭川市 旭山動物園へのアクセス

旭川観光の移動拠点となる「JR旭川駅」から「旭川市 旭山動物園」は、バスで一本。
「旭川市 旭山動物園」をモチーフとしたラッピングバスも運行されている。

経路
「JR旭川駅」から路線バス(旭山動物園行)へ乗車、「旭山動物園」にて下車。バス停からすぐ。
所要時間
約40分

旭川市 旭山動物園の開園時間と入園料

旭川市 旭山動物園の開園時間と入園料は、下記の表を参考にしてほしい。
開園時間と休園日は時期や年度によって異なるため、リアルタイムで知りたい方は公式サイトを確認しよう。

開園時間
・夏季開園 9:30~17:15(時期により9:30〜16:30)
・冬季開園 10:30~15:30
入園料
・大人:1,000円
・中学生以下:無料

旭川市 旭山動物園のお勧め観光シーズンは?

「旭川市 旭山動物園」の観光は、夏と冬がお勧め。
夏は「夜の動物園」、冬は「ペンギンの散歩」と「雪あかりの動物園」など、ワクワクするイベントが開催される。
北海道だからこそ見られる動物の行動を観察できるので、ぜひ時期を調整して足を運んでほしい。

ペンギンが整列して散歩する姿が見られるのは北海道ならでは
ペンギンが整列して散歩する姿が見られるのは北海道ならでは

旭川市 旭山動物園の魅力を満喫できる人気のスポット5選

約15haもの広さを持つ「旭川市 旭山動物園」には、施設やイベントが多く、何から見れば良いか迷ってしまうだろう。
そんな時は「旭川市 旭山動物園」の最大の魅力である「行動展示」を軸に、観光プランを立ててほしい。
ここからは特に人気の高い行動展示を行なっているスポットを紹介するので、まずはこの5つのスポットから巡ってみよう。

1. あざらし館

円柱水槽や洞窟窓のある大水槽から、悠々と泳ぐアザラシを観察できる「あざらし館」。
オオセグロカモメとオジロワシも飼育することで、アザラシの野生環境を再現している。
野外に設置された、北海道の漁港をイメージにした小さな漁船やテトラポッドも要チェックだ。

円柱水槽で漂う愛らしいアザラシ
円柱水槽で漂う愛らしいアザラシ

2. ほっきょくぐま館

ホッキョクグマは2カ所に展示されており、その内のひとつが「ほっきょくぐま館」だ。
「ほっきょくぐま館」には巨大水槽があり、ホッキョクグマが水中に飛び込む、迫力ある姿が見られる。
「シールズアイ」と呼ばれる、アザラシ視点から観察できるスポットも見どころのひとつだ。

手前にあるカプセルのようなシールズアイから観察できる
手前にあるカプセルのようなシールズアイから観察できる

3. ぺんぎん館

館内には360度見渡せる水中ドームがあり、キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種類を眺められる。
子育ての様子を観察できる他、陸上や水の上を跳ね回る微笑ましい姿が観察できる。

愛らしいペンギンの姿を色んな角度から観察しよう
愛らしいペンギンの姿を色んな角度から観察しよう

4. かば館・きりん舎

「かば館」では、様々な角度や距離からカバとダチョウを観察できるため、動物の大きさをリアルに感じられる。
「かば館」の地下の観察テラスは、「きりん舎」と繋がっているため、どちらも合わせて訪れてほしい。
「きりん舎」では、アミメキリンを足下や頭の高さなど、様々な角度から観察する面白い体験ができる。

カバの大きさを肌で感じられる「かば館」
カバの大きさを肌で感じられる「かば館」
キリンの頭と同じ高さから観察できる珍しい体験ができる
キリンの頭と同じ高さから観察できる珍しい体験ができる

5. レッサーパンダ舎

展示スペースは、吊り橋タイプと出窓タイプの2カ所に分けられている。
高さ3.5mに位置する吊り橋タイプでは、木に登る姿や吊り橋を歩いている、活発的なレッサーパンダを観察できる。
出窓タイプでは、レッサーパンダの寝ている姿をじっくり見られるはずだ。

レッサーパンダの愛らしい姿をじっくり観察しよう
レッサーパンダの愛らしい姿をじっくり観察しよう

普段は見られない動物と園内の魅力を体験!旭川市 旭山動物園のイベント

「旭川市 旭山動物園」を満喫するなら、ユニークなイベントにぜひ参加してほしい。
「行動展示」だけでは見られない、動物たちの行動や仕草を観察できるだろう。

1. 野生的な仕草も観察できる「もぐもぐタイム」

様々な動物の食事風景を眺められる「もぐもぐタイム」は、野性的な仕草も観察できる魅力的なイベントだ。
毎日10回以上、開催されるイベントなので、参加しやすいのも嬉しい。
「もぐもぐタイム」のスケジュールは、正門・東門・西門・「あざらし館」近くのサポートセンターへ掲示される。
当日の朝10時に公式サイトとTwitterでも発表されるので、効率よく回れるようチェックしておこう。
効率良く「もぐもぐタイム」を回りたい方は、以下の表を参考にしよう。
ただし、時期や天候によってスケジュールが変わるので、参考程度に留めてほしい。

順番 開催場所 時間
ぺんぎん館 10時45分~
ほっきょくぐま館 11時~
あざらし館 11時30分~
おらんうーたん館 13時45分~
様々な動物の食事風景を観察できる「もぐもぐタイム」
様々な動物の食事風景を観察できる「もぐもぐタイム」

2. 自由に行進する愛らしい姿が見られる「ペンギンの散歩」

例年12月中旬〜3月にかけて開催される「ペンギンの散歩」。
運動不足の解消を目的に、園内をペンギンが列を作って歩き回る光景は、北海道ならでは。
散歩コースは、「ぺんぎん館」からイベントホール付近までの500m。
気ままに歩きながら、自由に行進する姿を堪能してほしい。
1日2回行われることもあるが、ペンギンの状況や気候によってもスケジュールは変わるため、確実に見たい方は公式サイトをチェックしよう。

列をなして歩くペンギンがとても愛らしい
列をなして歩くペンギンがとても愛らしい

3. 幻想的な空間で夜行性動物をじっくり観察!「雪あかりの動物園」

北海道の冬の大イベント「旭川冬まつり」の期間に合わせて、2月に開催される「雪あかりの動物園」。
イベント期間中は閉園時間を20時30分まで延長。
夕方から各施設で飼育員による動物の解説が行われるため、動物の生態をより深く知れる。
日没後の園内はアイスキャンドルで照らされ、手づくりの雪だるまや氷像、すべり台やかまくらが設置された、幻想的な空間へと変わる。
寒い季節を好む夜行性の動物が、元気に活動する姿も見どころのひとつ。
特にシンリンオオカミやホッキョクグマ、アムールトラやワシミミズクを観察してほしい。
北海道ならではの幻想的な景色を見られるので、しっかり防寒対策をして参加しよう。

アイスキャンドルで照らされ、園内は幻想的な空間に
アイスキャンドルで照らされ、園内は幻想的な空間に

4. 普段は見られない活発な夜行性動物を観察しよう!「夜の動物園」

毎年お盆の期間に合わせて、8月上旬に開催される「夜の動物園」。
イベント中は閉園時間が21時まで延長され、普段は見られない夜行性動物の活発な姿が見られる。
ワシミミズクやコノハズクの食事風景、活発に動き回るカバをぜひ観察してみてほしい。運が良ければオオカミの遠吠えも聞けるだろう。
飼育員が動物たちの夜の生態を解説・ガイドする「ナイトウォッチング」、あんどんの展示や屋台の出店もあり、夏らしい雰囲気も楽しめる。

オオカミの遠吠えを生で聞けるチャンスだ
オオカミの遠吠えを生で聞けるチャンスだ

旭川市 旭山動物園の周辺観光スポット3選

「旭川市 旭山動物園」周辺には、北海道の魅力である大自然を楽しめるスポットが点在している。
動物園で遊んだあとは、これから紹介するスポットで遊んでみよう。

1. 旭山雪の村

旭山動物園東門から徒歩1分の立地に造られているスキー場「旭山雪の村」。
スキー、スノーボード、そりなどが気軽に利用できる施設として観光客や地元の方に愛されている。
隣接する旭山動物園東門レストラン「カムイチカプ」はジンギスカンや豚丼・みそラーメンなど北海道ならではの味覚や、ケーキやソフトクリームなどスイーツも味わえる。

旭山動物園すぐそばのゲレンデで、気軽にウィンタースポーツを楽しむ
旭山動物園すぐそばのゲレンデで、気軽にウィンタースポーツを楽しむ

2. 上野ファーム

北国の気候風土で育つ宿根草を中心とした植物が彩る北海道ならではのガーデン。
開花期や鮮やかな花の色が季節によって変化することから、その様子からドラマチックガーデンと呼ばれている。
幾つかの庭で構成された上野ファームの中心となるノームの庭では、素朴な美しさをもつ野草やオーナメンタルグラスが華やかな花と共生する自然風庭園となっている。

季節によってその景観が変化する「ドラマチックガーデン」
季節によってその景観が変化する「ドラマチックガーデン」

3. クラークホースガーデン

旭山動物園から北へ車で約10分の丘陵地にある、手つかずの自然に囲まれた観光牧場。雄大な大雪山を望む敷地には古い農家をリノベートした建物が立ち、アメリカの片田舎のような雰囲気が漂っている。
そんな牧場で楽しめるのは、愛らしく人懐っこい馬とふれあいながらのウエスタン乗馬体験。ビギナーや子どもから本格的な経験者まで誰もが大満足できる、多彩なメニューが用意されている。

馬と一体で北海道の大自然を満喫する、感動の乗馬体験
馬と一体で北海道の大自然を満喫する、感動の乗馬体験

旭川市 旭山動物園に関するよくある質問

Q

旭川市 旭山動物園の夏に行われるイベントは?

A

活発な夜行性の動物を見られる「夜の動物園」です。

Q

旭川市 旭山動物園の冬に行われるイベントは?

A

アイスキャンドルで照らされた、幻想的な空間が楽しめる「雪あかりの動物園」です。

Q

旭川市 旭山動物園だけで見られる動物は?

A

ホッキョクギツネ・アメリカミンク・ニュウナイスズメ・エゾフクロウです。

まとめ

北海道の「旭川市 旭山動物園」ならではの体験ができる、見どころやイベントを紹介してきた。
動物本来の生態を観察できる「行動展示」をベースに、イベントに参加できるように観光プランを組み立てれば、「旭川市 旭山動物園」の魅力を堪能できるはずだ。
ここでは紹介しきれなかった、旭川市の観光スポットは、こちらの記事で紹介しているので、併せて参考にしてみてほしい。