西武鉄道で行ってみよう!秩父・長瀞の花と銘酒を堪能する春のモデルコース2選

西武鉄道で行ってみよう!秩父・長瀞の花と銘酒を堪能する春のモデルコース2選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

秩父と長瀞は東京近郊で自然に触れられるスポット。
日本で有数の桜の名所としても知られ、春には満開の花が観光客を迎えてくれる。
今回は日本の風情ある「桜」「芝桜」を心ゆくまで堪能できる秩父と長瀞エリアの日帰りモデルコース2選と、秩父のお酒が味わえるスポット3選を紹介しよう。
東京近郊で花鑑賞スポットを探している方はチェックしてほしい。

プラン1. 長瀞ならではの桜と渓谷美、お酒を楽しむ旅

埼玉県北西部に位置する長瀞は、四季折々の自然を体験しに多くの観光客でにぎわう。
西武鉄道の特急ラビューを利用すれば、西武鉄道池袋線・池袋駅(SI01)から秩父市の玄関口である西武秩父駅(SI36)まで乗り換えなしで最短77分!そこから秩父鉄道の御花畑駅で乗り換えて25分ほどで長瀞に到着だ。

西武鉄道池袋線・池袋から秩父エリアへ直行できる「特急ラビュー」
西武鉄道池袋線・池袋から秩父エリアへ直行できる「特急ラビュー」
長瀞の桜は3月下旬から4月上旬がシーズン
長瀞の桜は3月下旬から4月上旬がシーズン

「宝登山参道」を歩きながら桜を鑑賞する

長瀞周辺は約3,000本の桜が開花する日本随一の名所だ。
品種ごとに見頃が異なり、3月下旬から4月上旬までの約1カ月鑑賞できる。
長瀞駅から宝登山神社に向かう参道沿いには約400本の桜並木が続き、
空、山、桜の一体感のある風景に見惚れてしまう。
宝登山神社の境内に咲くしだれ桜は絵画のように美しい。

「宝登山参道」の桜並木
「宝登山参道」の桜並木
「宝登山神社」の白い鳥居と桜
「宝登山神社」の白い鳥居と桜

春の渓谷美の中を「長瀞ラインくだり」

「長瀞ライン下り」では船上から国の特別天然記念物に指定された岩畳と秩父赤壁のダイナミックな渓谷美を眺められる。
体験前に長瀞駅周辺の発券所でチケットを購入しよう。
3kmを20分で下るコースが2種類あり、Aコースは親鼻橋から岩畳へ、Bコースは岩畳から高砂橋へと下る。
急流スポットはAコースが「小滝の瀬」、Bコースが「小滝の瀬」よりも広い川幅の「大川瀬」。

船上から春の渓谷美を堪能できる
船上から春の渓谷美を堪能できる
Aコースの急流スポット「小滝の瀬」
Aコースの急流スポット「小滝の瀬」

「岩畳」と「秩父赤壁」のダイナミックさを体験

ライン下りで眺めていた岩畳を歩いて雄大さを感じよう。
岩畳は1924年に国の名勝・天然記念物に指定された。
岩畳は幅約80m、長さ600mにわたって広がる。
秩父赤壁は荒川の浸食によって作られた断崖で、中国・長江沿いの岩に赤く刻まれた「赤壁」の文字からきているという。

荒川の浸食によって削られてできた「岩畳」
荒川の浸食によって削られてできた「岩畳」
舟から降りたら、岩畳を歩いてみよう
舟から降りたら、岩畳を歩いてみよう

「長瀞とガレ」でガレットと秩父麦酒で遅めのランチ

アウトドアを楽しんだら今度はガレットと秩父麦酒を楽しもう。
長瀞駅から岩畳へ向かう道中にある「長瀞とガレ」はガレドックの人気店。
「みそ豚ガレドッグ」は秩父味噌に練り込んだ自家製の豚ソーセージを生地に挟む。
濃い目の味噌麹がビールとの相性抜群。
片手で持てるサイズは食べ歩きにピッタリ。

「みそ豚ガレドッグ」
「みそ豚ガレドッグ」
「秩父麦酒醸造所」の「雪熊」「華熊」「紅熊X」
「秩父麦酒醸造所」の「雪熊」「華熊」「紅熊X」

プラン2. 芝桜と春の味覚狩りと秩父の銘酒を味わう旅

埼玉県秩父市は、食べ歩きや温泉、地酒を楽しめるスポットが満載。
移動中をゆっくりと過ごすなら西武鉄道の特急ラビューの指定席で決まり!西武鉄道池袋線・池袋駅(SI01)から横瀬駅(SI35)まで乗り換えなしで最短72分!
(特急ラビューのご乗車には別途特急券購入が必要。
池袋駅から横瀬駅までの片道特急料金は900円)

西武鉄道池袋線・池袋から秩父エリアへ直行できる「特急ラビュー」
西武鉄道池袋線・池袋から秩父エリアへ直行できる「特急ラビュー」

「小松沢レジャー農園」でいちご狩り

小松沢レジャー農園では、いちご狩り、ぶどう狩りが楽しめるほかマス釣りなども体験できる。
農園までは横瀬駅から出ている無料送迎バスを利用可能。
いちご狩りをするなら食べ放題30分+食事がついた「季節の体験セット」がお得だ。
食事のコースは3種類で、特におすすめなのが「富士山岩塩焼きバーベキュー」だ。
コースには豚肉・ウインナー・8種の野菜・自家製タレがついてくる。

収穫したてのいちごを食べられる貴重な機会だ
収穫したてのいちごを食べられる貴重な機会だ
座敷の屋根にはぶどうの木が茂り、春風と新緑を感じながら食事ができる
座敷の屋根にはぶどうの木が茂り、春風と新緑を感じながら食事ができる

「羊山公園」の色とりどりの芝桜を眺める

広大な敷地をパノラマ撮影しておきたい
広大な敷地をパノラマ撮影しておきたい

お腹を満たしたら羊山公園の芝桜を見に行こう。
羊山公園では約17,600平方メートルの敷地に10品種、40万株以上の芝桜を植栽している。
武甲山の麓にある羊山丘陵の斜面にはピンク、白、紫色などの芝桜が絶景を織りなす。
公園内にある「見晴らしの丘」では芝桜と秩父の市街地を一望できる。丘の上のベンチに座ってひと休みしよう。

至近距離でも芝桜を見てみよう
至近距離でも芝桜を見てみよう

名水百選に選ばれた「武甲酒造」で酒蔵を見学

秩父市にはビール、日本酒、ウイスキーなどの酒蔵が豊富だ。
中でも武甲酒造は1753年に創業し、店舗は国指定登録有形文化財に指定されている。
酒蔵見学は年間を通して毎日行っており、所要時間は40分ほど。
10人以上の来店客で見学可能で、人気の銘柄などを試飲できる。
酒造りに使う「武甲山伏流水」が中庭の水場を流れており、ボトルに入れて持ち帰ることができる。

秩父銘酒である「武甲酒造」の外観
秩父銘酒である「武甲酒造」の外観

※酒蔵見学は10名以上から可能で事前に予約が必要です

武甲正宗「大吟醸」
武甲正宗「大吟醸」

「秩父ホルモン酒場まる助」で秩父の銘酒とホルモンを食す

ホルモンは秩父のソウルフード。
秩父は養豚場が多く、豚の腸(ホルモン)が手に入りやすいといわれている。「秩父ホルモン酒場 まる助」ではホルモンと「イチローズモルト」「秩父源作印ワイン」「武甲」などの秩父の銘酒を味わえる。
ボイルしていない生ホルモンは丁寧に下処理され、臭みがなく歯ごたえがとても柔らかい。
自慢の逸品「生モツ」はピリ辛ダレとの相性抜群で、お酒がすすむ。

大人気の「生モツ」はピリ辛タレでいただく
大人気の「生モツ」はピリ辛タレでいただく
まる助では「武甲」「秩父錦」などの秩父地酒が飲める
まる助では「武甲」「秩父錦」などの秩父地酒が飲める
ホルモンに合う「イチローズモルト」も探してみよう
ホルモンに合う「イチローズモルト」も探してみよう

旅の終わりには「西武秩父駅前温泉 祭の湯」で入浴し、銘酒を楽しもう

1日の最後は複合温浴施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」で疲れた体を癒そう。
ここは武甲山を望む露天風呂や高濃度人工炭酸泉、個室サウナなどを完備。
露天風呂には岩風呂、花見湯、寝ころび湯、つぼ湯などの6つの内湯が設けられている。
また「秩父麦酒醸造所」や「兎田ワイナリー」などが飲める角打ちエリア、クラフトビールを提供する「Chichibu The Craft」もある。
風呂上りはビールで乾杯して今日の思い出を語り合おう。旅の締めには物販エリアで土産を買うことも忘れずに。

館内は祭りを感じさせる赤色がアクセント
館内は祭りを感じさせる赤色がアクセント
秩父名物が食べられるフードコート「呑喰処 祭の宴」
秩父名物が食べられるフードコート「呑喰処 祭の宴」

秩父のお酒を味わえるスポット3選

1. サンドルチェで秩父錦ジェラートを食べる

市内で30年続く「サンドルチェ」では、秩父の特産品である「イチローズモルト」や「秩父錦」を使ったジェラートが食べられる。

「サンドルチェ」で提供するジェラート
「サンドルチェ」で提供するジェラート

2. 「まほろバル」でクラフトビールを飲み比べ

まほろバルは民泊やイタリアンレストランが入る複合施設「秩父表参道Lab.」にあるビアバー。
「秩父麦酒醸造所」のクラフトビール「シロクマ」や「波乗りクマ」など10種類が飲める。迷ったら飲み比べセットを選ぼう。

「まほろバル」には秩父麦酒が一堂に集まる
「まほろバル」には秩父麦酒が一堂に集まる

3. 「ハイランダーイン秩父」で郷土料理と共にイチローズモルトを飲む

「ハイランダーイン秩父」は西武秩父駅から徒歩10分ほどの古民家を改装したバー。
羊のモツをミンチにしたスコットランド料理「ハギス&マッシュポテト」はイチローズモルトと合わせて食べたい。

イチローズモルトと「ハギス&マッシュポテト」
イチローズモルトと「ハギス&マッシュポテト」

まとめ

桜並木と春の景色の中でアウトドアを同時に楽しめる秩父と長瀞。
東京から1時間ほどの場所にあり、雄大な大自然の中でリフレッシュできるスポットだ。
今年の春は西武鉄道で秩父と長瀞に行ってみよう。