
大阪・関西万博で失敗しない!用意すべき持ち物と把握すべき10のポイント
大阪・関西万博は、下調べや事前準備なしに訪れても思うように楽しめない可能性が高い。
この記事では、大阪・関西万博を満喫するために事前に把握しておくべき注意点・準備のポイント・必要な持ち物を紹介する。
チケットの購入前や、実際に会場へ足を運ぶ前に、最後まで目を通しておこう。
計画・準備する前に知っておきたい大阪・関西万博の注意点
大阪・関西万博を楽しむために、事前に押さえておきたい注意点を3つに絞って紹介する。
この注意点を把握した上で、次に紹介する事前準備のポイントにも目を通してほしい。
1. 会場は思ったより広く、パビリオンの数も想像以上に多い
大阪・関西万博の会場は約155haの広さを誇り、展示館となるパビリオンだけでも180以上にも及ぶ。
また、事前予約が必要なパビリオンも多く、計画や予約をせずに訪れても大阪・関西万博の魅力は満喫できないだろう。

2. 会場内の大半が屋外
会場のほとんどが屋外のため、日焼け対策と雨対策は必須。
特に高温多湿の夏場は、暑さ対策・熱中症対策も必須となる。

3. 持ち込み禁止の物がある
東京ディズニーランドやUSJと同様に、入場前には手荷物検査が実施され、持ち込みが禁止されている物もある。
常識の範囲内な範囲を超える持ち込み以外にも、以下の持ち物が持ち込み禁止となっているため、注意してほしい。
- 酒類全般(容器や開封未開封問わず全て)
- 瓶、缶類の飲料 ※マイボトル、水筒を推奨、ペットボトルも可。
- カメラの一脚又は三脚、自撮り棒(手のひらに収まるハンドサイズのものは除く)等、凶器となり得るもの
- スーツケースやキャリーケース、物品を運ぶようなカート等(サイズを問わず全て禁止)
- 大きな荷物

大阪・関西万博を楽しむために事前準備で押さえるべき10のポイント
計画・事前準備する上で押さえておきたい10のポイントを紹介しよう。
あらかじめ準備しておけば、混雑やトラブルがあってもスムーズに対応できるはずだ。
1. 混雑を避けたいなら西ゲートから入場する
大阪・関西万博の入場口は東ゲートと西ゲートの2ヶ所あり、どちらから入場するかは来場日時の予約時に選択する。
大阪メトロ「夢洲駅」から徒歩数分でアクセスできる東ゲートを選ぶ人が多いため、特に休日や長期休暇の時期は東ゲートの混雑が予想される。
そのため、混雑を避けたい場合は西ゲートからの入場がお勧めだ。
西ゲートへは主にシャトルバスでアクセスすることになるが、一部を除き完全予約制となっているため、注意してほしい。
シャトルバスの予約・購入は、Kansai MaaSから可能だ。
また、東ゲートから西ゲートへ移動するには、外周バス「e Mover」を利用する必要があり、移動に時間がかかる点にも注意しておこう。

2. 必ず見たいパビリオンとイベントは事前に予約する
パピリオンやイベントの中には、事前予約が必要なものがある。
そのため、必ず見たいパビリオンがある場合は、チケット購入後に予約が必要かどうか事前に確認しておこう。
また、抽選予約となるパビリオンもあるため、万が一抽選に外れた場合に備えて、行きたいパビリオンをあらかじめ複数ピックアップしておくのがお勧めだ。
当日予約が可能なパビリオンもあるが、人気のパビリオンはすぐに予約が埋まってしまうため、できるだけ早めに予約しよう。
なお、予約不要なパビリオンもあるが、その場合は先着順での入場または自由入場のいずれかとなる。
ただし、自由入場の場合であっても混雑時には入場待ちの列に並ばなければいけない可能性があるので、時間に余裕を持って行動しよう。

3. 時間に余裕を持ったプランを立てる
混雑状況によっては、入場までに1時間〜2時間程度かかることもある。
また、パビリオンの入場待ちの列に長時間並ぶこともあり、予定よりも多くの時間を要する可能性がある。
さらに、会場は想像以上に広く、移動にも時間がかかる点にも注意が必要だ。
そのため、必ず見たいパビリオンを予約する際は、前後の予定に余裕を持たせておくのがポイント。
合わせて、移動・休憩・行列待ちの時間も見越した上で、1日のプランを立てておこう。

4. キャッシュレス決済手段を用意する
大阪・関西万博の会場内では、自動販売機も含め現金が使用できないため、キャッシュレス決済の準備を忘れずに。
ただし、現金からチャージ可能なプリペイド型電子マネー専用チャージ機が、会場内に60台以上設置されている。
対応しているプリペイド型電子マネーは以下の4種類だ。
- 交通系電子マネー(Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca/マナカ、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん)
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
対応しているキャッシュレス決済ブランについては、以下の公式プレスリリースを確認してほしい。
電子マネー「ミャクペ!」利用時の注意点
大阪・関西万博の開催に合わせてリリースされた公式電子マネー「ミャクペ!」。
クレジットカードや銀行口座からチャージでき、スマホから簡単に申込みできる。
会場内はもちろん、会場外のコンビニなどでも使用可能だ。
ただし、有効期間は2026年1月13日まで。期限を過ぎると未使用残高の払い戻しはできないため、注意してほしい。

通信トラブルに備えてオフライン決済手段も用意しておこう
会場の混雑状況によっては通信環境が不安定になり、オンライン決済がスムーズに利用できない可能性がある。
そのため、クレジットカードや交通系ICカードなど、オフラインで決済できる手段も持っておくと安心だ。
事前に準備しておけば、万が一の時でもスムーズに支払いできる。

5. 公式アプリを事前にインストールする
チケットの購入やパビリオンなどの予約に必要なアプリ「EXPO 2025 Visitors」だけでなく、以下のアプリも出発前にインストールしておこう。
そうすれば快適に大阪・関西万博を楽しめるはずだ。
6. 事前に会場マップをダウンロード・印刷する
会場内には案内図が少なく、混雑状況によっては通信環境が不安定になることもあるため、会場マップをオフラインで確認できるように準備しておこう。
案内所ではマップを200円で購入可能だが、時間帯によっては列に並ぶ必要がある。
時間とお金を節約したい場合は、公式サイトからマップをダウンロードして手元の端末に保存するか、印刷して持参することをお勧めする。
マップは以下の公式ページからダウンロード・印刷可能だ。

7. 大阪・関西万博には公共交通機関でアクセスする
大阪・関西万博の会場には、自家用車や二輪車で直接乗り入れられない。そのため、レンタカーなどでアクセスを検討している方は、特に注意が必要だ。※会場に最も近い舞洲万博P&R駐車場のみ乗り入れ可能。
自家用車や二輪車で訪れる場合は、会場外の指定駐車場に停めて、P&Rシャトルバスに乗り換える必要がある。
指定駐車場や駐車場利用時の注意点は、以下の公式ページを参考にしてほしい。

8. 会場内に持ち込み禁止のものを把握する
大阪・関西万博では、東京ディズニーランドやUSJと同様に、会場内への持ち込み禁止物があり、入場前に手荷物検査が行われる。
この記事でも前述したが、あらためて持ち込み禁止の品目を紹介しよう。
- 酒類全般(容器や開封未開封問わず全て)
- 瓶、缶類の飲料 ※マイボトル、水筒を推奨、ペットボトルも可。
- カメラの一脚又は三脚、自撮り棒(手のひらに収まるハンドサイズのものは除く)等、凶器となり得るもの
これらの持ち込み禁止物を所持していた場合は、東西ゲートに預けるか、その場で処分する必要があるので、事前に確認して準備しておこう。

9. 大型手荷物は宿泊先に預けておく
特に注意が必要なため、先述の持ち込み禁止物にはあえて記述しなかったが、大型の手荷物も会場への持ち込みが禁止されている。
具体的には、会場内に以下の荷物は持ち込めない。
- W600mm×D900mm×H400mmを超えるサイズの手荷物
- キャスター付きの荷物(サイズ問わず全て)
これらは入場口に預けられるが、限定100個・1個当たり1万円となる。
預けられない可能性が高いため、大型の手荷物は会場外に預けておこう。
会場の最寄駅への乗換駅となる「弁天町駅」と「桜島駅」には、大型の手荷物の預かり所が用意されており、1個当たり1,000円で預けられる。それだけでなく、宿泊先への配送サービスも実施。
余計な出費を抑えるためにも、大型の手荷物は宿泊先に預けてから、会場へ向かおう。
小さなサイズの荷物であれば、東西ゲートに合わせて700個設置されているコインロッカーへ預けられるので、必要に応じて活用してほしい。

10. チケットのQRコードをスクショでも準備しておく
混雑状況によっては、入場ゲート付近で通信環境が不安定になり、QRコードが表示されないトラブルが起こる可能性がある。
そのため、オフラインでも提示できるように、スマホでスクリーンショットを保存しておくのがお勧め。
それが難しければ、QRコードを印刷して持参することで、万が一の通信トラブルにも安心して対応できる。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

大阪・関西万博を満喫するために用意しておくべき持ち物
混雑・暑さ・日焼けなどの対策をしておかないと、思わぬトラブルで大阪・関西万博を楽しめない可能性もある。
ここからは大阪・関西万博を満喫するために、事前に用意しておきたい持ち物を紹介する。
1. モバイルバッテリー
会場ではスマートフォンの使用頻度が高く、バッテリー消費が激しい。
撮影やSNS、連絡の他にも、以下のような場面でも使用することになる。
- 入場時のQRコード提示
- パビリオンやイベントの予約
- 会場マップや案内の確認
- 各種公式アプリの使用
スマートフォンを充電できるスポットもあるが、混雑が予想されるため、モバイルバッテリーを持参しておこう。

2. 折り畳み傘・レインコート
会場の大半が屋外のため、急な雨に対応するために折り畳み傘は必須。
また、海からの風で横殴りの雨になる可能性もあるため、レインコートもあると安心だ。

3. 帽子・日傘・日焼け止め
夏から秋にかけては特に日差しが強く、日焼け対策が重要。
- UVカットの帽子
- 日傘
- サングラス
- 日焼け止め
これらを用意して、紫外線対策を万全にしておこう。

4. ペットボトル・水筒
夏場は特に熱中症対策が重要。会場内にも自販機や無料給水スポットはあるが、念のためペットボトルや水筒を持参しよう。
ただし、瓶や缶は持ち込み禁止のため、注意してほしい。
できれば、塩分の入った飲み物を用意しておこう。塩分の入った飴を持っておくのもお勧めだ。

5. 軽食
会場内に多くの飲食施設はあるが、混雑ですぐに食事を取れないこともある。
事前に小腹を満たせる軽食(おにぎりやパン、栄養バーなど)を用意しておくと安心だ。

まとめ
これまで紹介してきた注意点や準備のポイントをしっかり押さえ、計画を立てて持ち物を準備すれば、大阪・関西万博を快適に満喫できるはずだ。
大阪・関西万博の見どころやどんな体験ができるかを詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて参考にしてほしい。
大阪・関西万博に行く予定ありますか?
ご回答ありがとうございました。