
長崎みやげの定番「長崎クルス」!地産菓子の製法と素材を応用した銘菓の魅力とは?
    長崎の定番みやげとして知られる銘菓「長崎クルス」。
パリッとした薄焼きの生地に、ほんのり生姜が香るホワイトチョコレートをサンドした洋菓子だ。
数ある長崎銘菓のなかでも、伝統製法と地産素材を応用してつくられた、他にはない菓子として長く愛され続けている。
本記事では「長崎クルス」の誕生の歴史や特徴、お勧め商品などを紹介。
長崎みやげを探している方は、ぜひ参考にしてほしい。
  
    「長崎クルス」の4つの魅力
    1964年誕生から、長崎の定番みやげとして親しまれている長崎銘菓「長崎クルス」。
ここでは歴史・味わい・パッケージ・バリエーションの4つの視点から、「長崎クルス」の魅力を探っていく。
  
    1. 開発に2年を費やし、1964年に誕生
    東京オリンピックが開催された1964年に誕生した「長崎クルス」。
「長崎クルス」の開発には、2年の歳月が費やされた。
生地にサンドするチョコレートの種類に悩んでいた先代。
当時、3歳ほどだった現社長が好んで食べていたことから、ホワイトチョコレートを採用した。
長崎は、かつてキリスト教布教の拠点であり南蛮文化が栄えた土地。
ポルトガル宣教師によって伝わった、南蛮菓子の歴史をこめられ、ポルトガル語で「十字架=クルス(CRUZ)」と名付けられた。

  
    2. 長崎ならではの製法と素材を使用
    「長崎クルス」は、小浜温泉の湯せんべいのはさみ焼の製法を応用(ただし、温泉水は不使用)。
上下から生地を挟んで圧縮して焼成するため、パリッとした食感の生地に仕上がる。
「クルス」のなかでもスタンダードな味わいの「定番クルス」。
「クルス」にサンドされているホワイトチョコレートは「生姜」が隠し味だ。
島原半島で100年続く生姜農家「松本農園」の生姜を乾燥させ、微粉末にして混ぜ込まれている。
地産素材を洋菓子へと昇華させた「クルス」は、長崎銘菓として知られるようになった。


  
    3. 長崎みやげらしいパッケージデザイン
    発売当初から日本の洋画家である鈴木信太郎氏のイラストが採用されている。
象徴的な「シスター」などの絵柄は、鈴木信太郎氏が長崎来訪時に描いたもの。
2014年には、50周年を記念して「景観クルス」が登場。
「長崎の観光と共に」をコンセプトに掲げ、「グラバー園」や「大浦天主堂・軍艦島」「ハウステンボス」などの名所をデザインした「クルス(4枚入り)」も販売。
長崎のまつり「ランタンフェスティバル」や「長崎くんち」バージョンなども開発されている。
パッケージはハガキとほぼ同じサイズで、絵葉書感覚のお土産として人気を博している。

  
    4. 多彩な味のバリエーション
    「長崎クルス」は全9種類。
スタンダードなホワイトチョコレート味の「クルス」をはじめ、「珈琲クルス」「しあわせクルス(苺)」「抹茶クルス」「ゆうこうクルス」がある。
そのほか、「森永ミルクキャラメルクルス」、期間限定商品で冬限定「プレミアムクルス」、夏限定「レモンクルス」、秋冬限定「焼き芋クルス」なども販売される。

  
    銘菓「長崎クルス」のお勧めのフレーバー4選
    多彩な味のバリエーションを誇る「長崎クルス」。
ここでは9種類のなかでも、選りすぐりのフレーバーを4つピックアップして紹介する。
  
    1. ほのかにジンジャーが香る「クルス」
    販売開始当初から変わらぬ製法と味わいを守り続けている商品だ。
ほのかにジンジャーが香る、ホワイトチョコレート味。

  
    限定パッケージ「景観クルスランタン」もお勧め!
    長崎市で旧正月に開催される「ランタンフェスティバル」期間中限定のパッケージも登場する。
長崎旅行の記念みやげとして人気だ。

  
    2. 珈琲チョコレートがサンドされた「珈琲クルス」
    長崎にゆかりがある、坂本龍馬が愛した珈琲をドリップして生地と混ぜ合わせて焼成。
幕末時代(1836〜1867年)の焙煎法を忠実に再現した珈琲を使用した味わい。

  
    3. イチゴ本来の味を楽しめる「しあわせクルス」
    長崎産「さちのか苺」を使用した「長崎クルス」。
生地にイチゴのピューレを練り込み、ホワイトチョコレートにチゴのフリーズドライを混ぜている。
イチゴ本来の味を生かした風味豊かな商品。

  
    4. 濃厚チョコレートでコーティングした「プレミアムクルス」
    「しあわせクルス」を濃厚チョコレートでコーティングした「プレミアムクルス」。
味も見た目もプレミアム感が演出された冬限定商品だ。

  
    「長崎クルス」が買える!BonPatty(ボンパティ)長崎駅店
    「長崎街道かもめ市場」内にある「BonPatty 長崎駅店」。
「クルス」を製造・販売する小浜食糧株式会社直営ショップだ。
長崎の玄関口であるJR「長崎」駅の改札前に位置。
市内最大級の品揃えを誇る「土産ゾーン」にある店舗のひとつだ。
「長崎クルス」だけでなく、「ボンパティのワッフル」「百年生姜ワッフル」「湯せんべい」「カステラ」「長崎びわゼリー」など、多彩な銘菓を販売している。

  
    「BonPatty 長崎駅店」のよくある質問
      Q
      
        オンラインで購入できる場所はありますか?
      
        
      
    
    
        楽天市場のサイトで購入可能です。
国内発送のみとなります。
  
    まとめ
    長崎銘菓「長崎クルス」は、パリッとした薄焼き生地に生姜入りホワイトチョコレートをサンドした菓子。
魅力は長崎らしいパッケージやバリエーション豊かな味わいにある。
JR「長崎」駅にある「BonPatty 長崎駅店」で手に入るので、長崎旅行の前後にも購入しやすい。
長崎旅行の記念やおみやげとして、手に入れたい一品だ。