
福岡・薬院「やまや総本店」で博多明太子ランチと九州食材のお勧め会席ディナーを堪能
福岡を代表する明太子ブランド「やまや」が手がける旗艦店「やまや総本店」は、薬院エリアの注目グルメスポットだ。
美術館のように洗練された空間で、できたての博多辛子明太子や九州の旬食材を使った料理を楽しめる。
観光の合間のランチから、特別な夜のディナーまで、福岡のグルメ体験を格上げしてくれること間違いなし。
福岡観光に来たら、ぜひ訪れてほしいスポットだ。
「やまや総本店」ってどんなところ?
福岡発祥の明太子メーカーとして、品質と味わいに定評があり、全国的な知名度を誇る「やまや」。
その「やまや」が2023年、福岡・白金地区にオープンしたのが「やまや総本店」だ。
施設内には、カフェレストラン「やまや総本店 白金小径」と高級日本料理店「やまや総本店膳」という2つの飲食空間があり、時間帯や目的によって異なる楽しみ方ができる。
建物は昭和の古民家を再構築したデザインで、伝統とモダンが調和した美しい建築が特徴。
中庭を中心に回廊が巡らされ、どの席からも庭園を眺められる設計となっている。
この空間美は「GOOD DESIGN AWARD 2023」を受賞し、建築目当てで訪れる人も少なくない。

「やまや総本店」へのアクセス
福岡市中央区白金に位置する「やまや総本店」。
西鉄天神大牟田線・福岡市地下鉄七隈線「薬院」駅から徒歩約7分とアクセスも良好だ。
天神エリアからも近く、観光途中に立ち寄りやすいロケーションとなっている。

「やまや総本店 白金小径」と「やまや総本店 膳」それぞれの魅力とは?
福岡薬院にある「やまや総本店」には、明太子を使ったカフェレストラン「やまや総本店 白金小径」と、九州食材の旬の味わいを堪能できる高級日本料理店「やまや総本店 膳」がある。
ここでは、それぞれの魅力を紹介していく。
やまや総本店 白金小径|博多辛子明太子を味わうカフェレストラン
「やまや総本店 白金小径」は、明太子を使った御膳やスイーツを中心に提供するカフェレストラン。
11:00から営業しており、旅行者にはランチやカフェ利用として人気が高い。
最大の特徴は、熟成後に冷凍工程を経ない「できたてめんたい」を味わえること。
通常の明太子に比べ、粒立ちが良く、まろやかな塩味と柚子の香りが際立つ。
明太子本来の風味、特有の食感をしっかりと楽しめるのが魅力だ。
料理には九州産の野菜や魚介、肉をふんだんに使用し、季節ごとに異なる味わいを提供している。
カフェメニューも充実しており、食後のティータイムにも最適だ。


「やまや総本店 白金小径」の人気メニュー3選
「やまや総本店 白金小径」は、上質な明太子と九州食材を使った料理を楽しめるカフェレストラン。
なかでもぜひ味わってほしい看板メニュー3品を紹介しよう。
1. 博多めんたい織 〜御膳〜
13種類の小鉢が美しく並ぶ、食べ応えと満足感を兼ね備えた贅沢御膳。
「できたてめんたい」や九州の旬野菜、鹿児島産茶美豚のチャーシューなど九州産の肉、さらに新鮮な魚介類などを使った小鉢が一品一品丁寧に仕上げられており、見た目にも華やか。
福岡らしさを一度に楽しめる、ぜひ味わってほしい代表メニューだ。

2. 博多めんたい織 〜海鮮重〜
中央に配された大エビが目を引く海鮮重。
「できたてめんたい」や九州産の新鮮な魚介を彩り豊かに添えた華やかな一品だ。
鯛の身やいくらなどの海の幸と明太子の塩味が絶妙に調和し、口に運ぶたびに旨みが広がる。
途中から特製だしをかけて、さっぱりとしたお茶漬けとして味の変化を楽しめるのも魅力。
最後まで飽きずに味わえるため、ランチにも軽めの食事にもぴったりな一品だ。

3. フライパンケーキ
注文を受けてから丁寧に焼き上げる、ふわふわ食感のフライパンケーキ。
外はほんのり香ばしく、中はしっとりとやわらかで、口の中でほどけるような軽やかさが特徴だ。
ほどよい甘さで、コーヒーや紅茶との相性も抜群。
食後のデザートや、観光途中のひと休みにも最適なスイーツとして、多くの人に愛されている。

「やまや総本店 白金小径」ではお土産やテイクアウトも充実!
「やまや総本店 白金小径」では、明太子をはじめ、福岡の味を気軽に楽しめるお土産やテイクアウト商品が豊富に揃っている。
定番の「できたてめんたい」に加え、特製だし、めんたいせんべいや錫製の箸置きも人気。
さらに、予約制の「博多めんたい織 〜海鮮重〜」もテイクアウト可能で、福岡の味を自宅でも楽しめる。
また、伝統産業である鋳物メーカー「能作」とコラボレーションして作られた、金箔仕様のオリジナル箸置きはお土産にお勧めだ。


基本情報
やまや総本店 膳|九州食材の旬の味わいを堪能できる高級日本料理店
「やまや総本店 膳」は、ディナータイムのみ営業する高級割烹だ。
九州の旬食材を中心に構成された会席料理を提供している。
監修は「アジアのベストレストラン50」で高評価を受けた長谷川在佑氏。
料理長の安部大志郎氏が、その洗練された技を受け継ぎながら丁寧な逸品を生み出している。
静かで上質な空間の中、季節を感じる料理をゆっくりと楽しめるため、記念日や大切な人との食事にもお勧めだ。

「やまや総本店 膳」の3つのこだわり
「やまや総本店 膳」の中心は贅を尽くしたコース料理。
ここでは、「やまや総本店 膳」の絶品料理を支えるこだわりを大きく3つ紹介しよう。
1. 九州の食材を味わう多彩なコース料理
「やまや総本店 膳」では、「Made in KYUSHU」をコンセプトに、九州の豊かな食材や文化を大切にしている。
九州各地から選び抜いた旬の食材を使用し、その時季ならではの味わいを丁寧に表現。
ご飯を炊く土鍋には、有田焼「安楽窯」の特注品を採用するなど、細部へのこだわりも徹底している。
前菜やお造り、焼物、煮物、土鍋ご飯に至るまで、ひと皿ごとに九州の風土と食文化を感じられる構成となっている。


2. 職人技と心遣いが宿る美食体験
「やまや総本店 膳」は、九州の旬の食材を生かした高級日本料理店。
長谷川在佑氏のディレクションのもと、安部大志郎シェフが素材の魅力を引き出すコース料理を提供している。
土鍋で炊くご飯や繊細な盛り付けなど、職人の技と心遣いが宿る料理で、訪れる人に美食体験を届ける。


3. 洗練された空間と丁寧なおもてなし
「やまや総本店 膳」の店内は、木の温もりと落ち着いた照明が調和する上質な空間だ。
旧邸宅の欄間や門扉といった古材を再利用し、歴史と新しさが共存する独自の空間を生み出している点も特徴。
料理の説明はもちろん、ゲスト一人ひとりに合わせた柔軟な対応や細やかな気配りが行き届き、心地よく食事を楽しめるよう配慮されている。

基本情報
まとめ
福岡・薬院にある「やまや総本店」は、明太子をはじめ、九州の魅力を多角的に体験できる美食スポット。
昼は「やまや総本店 白金小径」で優雅なランチを、夜は「やまや総本店 膳」で贅沢なおまかせ料理を。
味・空間・おもてなし、そのすべてが旅の思い出をより豊かにしてくれるだろう。
福岡を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってもらいたいスポットだ。
