武蔵関公園

東京・練馬区にある武蔵関公園は、ひょうたん形の「富士見池」を中心に、その周りを遊歩道が囲む自然豊かな公園だ。

かつては湧水があり、アシが茂る溜め池「関の溜井」が富士見池の前身とされ、大正時代にはボートや遊具が整備され「若宮遊園」として開園したという歴史がある。現在では、公園に沿って流れる石神井川の治水機能を有した調整池としての役割を果たしている。池の真ん中には中ノ橋が渡り、北東エリアにはボート乗り場がある。昔ながらの手漕ぎボートに格安の料金で乗ることができるとあって、家族連れやカップルに人気だ。

また、こちらの公園は野鳥が多く見られることでも知られ、カワセミ、キンクロハジロ、カイツブリなどの水辺の鳥やシジュウカラ、エナガなどの林の鳥にも会うことができる。

池畔にやってくる野鳥たちをボートに乗りながら間近で観察することもできる。