観る&食べる&体験する!東京から日帰りで行ける、桐生・足利観光ガイド!
本編では、桐生&足利エリアの交通情報をはじめ、絶対外せない観光スポット、ご当地グルメが食べられる美味しいお店、インスタ映えのカフェ・スイーツのほか、便利な観光情報をまとめてご紹介!
桐生市の郊外、三方を山並み囲まれた地に建つ「宝徳寺」は、日本室町時代の1450年頃に創建された禅寺。床にもみじが映り込む「床もみじ(紅葉リフレクション)」の名所として知られ、春、夏、秋の特別公開期間中、普段は入ることのできない本堂の中に入って、28畳分に映り込む自然美「床もみじ」を鑑賞できる。
秋は境内にある100本以上のもみじが色づき見頃を迎える10月中旬〜11月下旬に公開となる。赤や黄色のもみじが床に反射し、あでやかさひときわ。ライトアップによる限定公開(予約制・有料)もあり、こちらは昼間とはひと味違う幻想的なたたずまいが見どころだ。そして、「春の床もみじ特別公開」は、みずみずしい新緑が主役。磨き上げられた漆塗りの床に映る若葉の輝きは、思わず息を呑むほどの美しさ。つかの間、時が止まったような静寂とともに別世界へと誘われる。また、この時期は境内に咲くぼたんの花も見ごろなので、庭園の散策し、色とりどりの花浄土を堪能しよう。
さらには、夏の風物詩である「風鈴まつり」の間にも、短い期間ながら「夏の床もみじ特別公開」を実施。参道に吊るされた風鈴のトンネルをくぐり抜け、本堂へ入ると、深緑に風鈴が写り込んだ夏らしい風情の「床もみじ」が現れる。
その「床もみじ」が見られるのは全国でもごく少数。また、ここは撮影も、SNS等での公開も自由とあって公開期間中は数万人もの参拝客が訪れる。長蛇の列ができることも珍しくはないが、この貴重な絶景は並んででも見る価値は大いにアリ。注意したいのは、春、夏、秋の特別公開期間以外、「床もみじ」の観覧は不可であること。とても希少である宝徳寺の床もみじ特別公開は必ずチェックしたい。