大井川鐵道

蒸気機関車（SL）が現役で列車をけん引。その先の井川線では急こう配を上り下りするために日本で唯一のアプト式列車も走る。鉄道ファンはもちろん、女性や子どもにも大人気だ。

SL列車への乗車は新金谷駅から。旧国鉄時代に作られ、天井に白熱灯や扇風機が取り付けられた昔懐かしい客車に旅情がかきたてられる。車内では専務車掌が景観や沿線についてガイドを担当。

千頭駅でSLを降り、奥大井の渓谷を進む列車に乗り換え。途中の「アプトいちしろ」駅で、アプト式電気機関車を連結、車両の歯車を歯形の専用レールにかみ合わせて進み、日本一の急こう配に挑む。ホームの一部が湖に突き出した半島の上にある奥大井湖上駅や、鉄道橋としては日本で一番高い関の沢橋梁など、秘境感たっぷりの路線は見飽きることがない。

2014年以降、夏から秋にかけて世界中の子どもたちに人気の「きかんしゃトーマス号」も走行。車内ではトーマスの声で見どころを案内してくれるので、お聞き逃しなく！