「うみたまご」に隣接した標高628mの高崎山の麓にある動物園。
昭和28(1953)年に開園し、もうすぐ70年を迎える今もなお、自然な状態の野生のサルを観察できる自然動物園として、観光客から人気を集めている。
現在の同園には、B群、C群2つのニホンザルの群れがサル寄せ場に現れ、好奇心旺盛な子ザルがスキンシップをとりにくることもあるほか、親子での毛づくろいや、冬には身を寄せ合って寒さを凌ぐさるだんごなど、四季折々の姿で訪れた人を楽しませてくれる。
驚くことに、同園のスタッフはサル寄せ場に現れるニホンザルを顔で識別しているだけでなく、その多くに名前をつけており、それぞれの特徴をマイクパフォーマンスで楽しく紹介してくれる。お気に入りのサルとともに、おしゃべりの面白いお気に入りのスタッフを見つけるのも一興か。
同園に入園してからサル寄せ場までは、木々に囲まれた気持ちの良い遊歩道を散策しながら登っていくが、「さるっこレール」というモノレールでも、サル寄せ場まで行けるようになっている。
ポイント
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昭和28(1953)年の開園以来、大分市を代表する観光スポットの一つとして、多くの人に愛されている。
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野生のニホンザルが山中から群れごとに現れ、園内で過ごしている様子を間近で観察できる。
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サル寄せ場では、小麦のエサやりが30分に1回、イモのエサやりが1日2回(B・C群各1回)行われる。
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1日1回行うチャレンジコーナーでは、サルの学習能力や頭の良さを見ることができる。