絶景もグルメも歴史も楽しめる!山口旅行ガイド
多様な自然景観とご当地グルメが魅力の「山口」。 それだけでなく、歴史の転換点の舞台となった場所や江戸時代(1603年〜1868年)の過渡期の面影が残るスポットも多い。 そんな山口の魅力を満喫するために知っておくべき、山口のエリア別の魅力や交通情報、定番スポットを巡るモデルコースなどを紹介しよう。
600年以上の歴史があり、神のお告げで発見されたという長門湯本温泉。そんな山口県を代表する温泉街に令和2(2020)年オープンしたのが、星野リゾートが全国に展開する「界 長門」。江戸時代の武家文化を体現した「藩主の御茶屋敷」がコンセプト。美しい緑に囲まれ静かに流れる音信川に沿ってたたずんでいる。
客室は地域らしさあふれる「ご当地部屋」。藩主が休む寝台のようにと一段高くなったベッドルームや、格子状の囲いが高貴な雰囲気で、さらに地元の伝統工芸である徳地和紙、萩焼、萩ガラス、大内塗りなどがあしらわれ、本来のあたたかさを生かしつつモダンな仕上がりに。
温泉は、湯温が高い「あつ湯」と源泉かけ流しの「ぬる湯」がある内風呂が2つと露天風呂が1つ。岩盤から染み出る源泉を引いた宿の湯は、アルカリ性が強めで化粧水のようにとろりとした泉質が特徴だ。
中庭から「あけぼの門」を通れば、温泉街へともすぐにアクセス可能。四季折々の自然を感じながら、ゆっくりそぞろ歩きを楽しむのもおすすめ。