笠間工芸の丘は、笠間芸術の森公園内にある複合施設で、笠間焼の手づくり体験工房や、作品を展示販売するギャラリー、地元産食材を使用したスイーツなどを食べられるカフェがある。
施設内の「ふれあい工房」では、インストラクターの指導のもと、皿や食器をつくる陶芸体験ができる。コースは3つあり、ロクロで粘土を成形する「ロクロ」、手で成形し、より温かみのある作品に仕上げる「手ひねり」、素焼きの陶器に絵を描く「絵付け」で、いずれも体験時間は1時間10分ほど。「絵付けコース」は子どもでも簡単にチャレンジできる。
また、「クラフトアートスペース」では、約250名の陶芸家の作品が展示されていて購入も可能。丈夫で日常づかいに向いている笠間焼は、型にはまらない自由な作風も魅力で、色とりどりの食器や、インテリアのアクセントになる小物は、おみやげとしても人気がある。
自然に囲まれた「カフェラウンジ」は、生産量日本一の笠間の「栗」を用いたスイーツ、県名産の「美明豚」を用いたハンバーグなどが自慢。笠間焼の食器で、食とアートをゆったりと楽しむことができる。
ポイント
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異なる素材のガラスを溶かし合わせて作品をつくりだす「フュージング」というクラフト体験もできる。
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「ロクロ」「手ひねり」の陶芸体験では釉薬の選択も可能。12色のなかから好みの色に仕上げられる。
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付近には、笠間焼の知識をさらに深められる「茨城県陶芸美術館」がある。
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カフェでは、地元の人気スイーツ店「グリュイエール」のケーキが食べられる。