つむぎの館は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている結城紬がテーマの総合施設。敷地内にある古民家や蔵造り建物では、着物の展示や、歴史資料の紹介をしているほか、体験などができ、高級織物といわれる結城紬の魅力を身近に体験できる。
結城紬の特徴は、真綿から手仕事でつむいだ糸を、縦糸と横糸の両方に用いていること。奈良時代に常陸国から朝廷へ献上されていた「絁(あしぎぬ)」にルーツをもつ絹織物で、当時から続く技法を今も継承している。40を超える工程を手仕事で織り上げる技法は、ユネスコ無形文化遺産に登録され、こうした歴史や製造工程を、施設内の本場結城紬染織資料館「手緒里」で紹介している。
敷地内にはほかにも、築100年を超える古民家の中で、常時200点以上の結城紬を展示する「陳列館」などがある。また、手仕事の工程の一部を体験できる「織場館」では、高機(たかばた)といわれる織機を使って、オリジナルのコースターづくり(2200円/要予約)を楽しめる。
ポイント
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オリジナルショップ「結(ゆい)の見世」では、ショールや小物など、日常使いやギフト向きの結城紬の小物が揃う。
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オリジナルブランド「結城 澤屋」では、現代のライフスタイルに合わせた色味やデザインの着物や帯が人気商品だ。現在は「陳列館」にて、商品をみることができる。
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施設を運営しているのは、創業明治40(1907)年の結城紬の老舗問屋「奥順」。仕入れを行う店舗は大正初期の建造物。店舗は外観のみ見学可能で、内部は立ち入り禁止のため要注意。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- つむぎの館
- 郵便番号
- 307-0001
- 住所
- 茨城県結城市結城12-2
- 電話
- 0296-33-5633
- 定休日
- 火・水曜、年末年始
- 営業時間
- 10:00〜16:00(土・日曜、祝日は〜17:00)
- 料金
- 無料(本場結城紬染織資料館「手緒里」200円)
- アクセス
- JR水戸線「結城」駅から徒歩15分
- クレジットカード
- 使用可
- 公式サイト
- 公式サイト