
温泉だけじゃない!多様な魅力を遊び尽くす大分旅行ガイド
日本で最も温泉が多い県として有名な大分だが、その魅力は温泉だけではない。 豊かな自然が織りなす絶景や歴史文化を感じられる観光スポット、バリエーション豊富なご当地グルメなど、多くの魅力を持つ。 そんな大分の魅力を満喫してもらうために、この記事ではモデルコースをはじめ、大分の魅力やご当地グルメ、エリア別の魅力と見どころなどを詳しく紹介する。
別府八湯のひとつで、鉄輪温泉からバスで10 分ほど山を上ったところに開けた温泉地。人里離れたのどかな雰囲気で、硫黄の臭いが立ち込めている。お湯は白濁の硫黄泉で、皮膚病や神経痛などに効果があるという。
この地では、江戸時代より温泉ガスを利用したミョウバン製造がおこなわれており、その施設である独特の形状をした湯の花小屋は、明礬温泉の特徴的な景観となっている。海外から化学品が輸入されるようになった明治期以降は、ミョウバンの製造過程で作られ、入浴剤となる湯の花の製造が中心となった。
現在も当時の方法で湯の花を製造し続ける「みょうばん湯の里」では、国の重要無形文化財に指定された湯の花の製造技術を見学できる。湯の花はショップで買い求めることができ、お土産としても人気。眺めのよい露天岩風呂も併設している。
また、明礬温泉のもうひとつの名物は、温泉の蒸気で蒸し上げる「温泉プリン」で、「地蔵湯」バス停そばの岡本屋はいつも多くの人でにぎわっている。
独特な形状をした藁ぶきの湯の花小屋が立ち並ぶ
温泉ガスの成分を結晶化させ、入浴剤となる湯の花を製造する湯の花小屋
別府八湯のなかではいちばん高い場所に位置し、眺めがよい
別府温泉保養ランドでは濃厚な泥湯を楽しめる
あたりに立ち込める硫黄のにおいと湯けむり