羊蹄山

後志地方南部に位置する羊蹄山（ようていざん）は標高1898m、その美しい円錐型が富士山によく似ていることから、古くから「蝦夷富士（えぞふじ）」の名前で親しまれている。位置的には支笏洞爺国立公園の西端にあり、「日本百名山」にも挙げられていてその完全な円錐形の姿は、ニセコエリアのシンボルそのものになっている。

ビジュアル的には、季節や時間帯で、見え方が著しく変わるのが特徴である。特に夕刻の姿はことのほか美しい。羊蹄山の周辺には豊かな自然が広がっており、またその雪解け水が複数の箇所に名水スポットが形成していて、多くの観光客が訪れている。

夏場は特に登山の人気スポットでもあり、4つのコースを自分で選んで登ることができる。真狩コース、倶知安コースは初心者におすすめのコースで、登山に慣れていない人でも楽しめるコースになっている。京極コース、喜茂別コースは上級者向けのコースとなっており、自分の力量と相談して挑戦してみよう。