矢田丘陵の東側・矢田山の中腹にあり、正式名称は「金剛山寺」。大海人皇子が壬申の乱の戦勝祈願のために矢田山を訪れたことをきっかけに、679年に建立された。日本のお地蔵さま発祥の地ともいわれ、日本最古の延命地蔵菩薩を安置している。
本尊は、国の重要文化財に指定されている地蔵菩薩立像。境内の中心にある本堂は、奈良県指定有形文化財であり、他にも『絵画絹本着色矢田地蔵縁起』など、たくさんの貴重な文化財を有している。また、本堂の裏山には四国八十八ヶ所霊場の各本尊を現した石仏を巡ることができる「矢田寺八十八ヶ所霊場」もある。
約25,000㎡にも及ぶ広大な境内に、およそ60種、計10,000株のあじさいが植えられており、青、紫、ピンクと見事に咲き誇る様子から別名“あじさい寺”とも。6〜7月のシーズン中には、梅雨時でもたくさんの観光客が訪れる人気スポットだ。
ポイント
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矢田山の中腹にある山寺のため、登山感覚で来訪しよう。
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日本のお地蔵さま発祥の地で、最古の地蔵菩薩を有する。
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たくさんの貴重な文化財を有する、歴史と文化が息づく古刹。
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梅雨時には10,000株が咲き誇ることから別名は“あじさい寺”。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 矢田寺
- 郵便番号
- 639-1058
- 住所
- 奈良県大和郡山市矢田町3549
- 電話
- 0743-53-1445
- 定休日
- 散策自由
- 営業時間
- 8:30〜17:00
- 料金
- 5月末~7月上旬のみ有料(大人700円、小学生300円)
- アクセス
- 奈良交通バス バス停「矢田寺前」から徒歩約10分
- 公式サイト
- 公式サイト