日本人ならではの秋の楽しみ方と過ごし方
日本の秋(9月〜11月)は夏の暑さが和らぎ、徐々に冬に向けて肌寒くなる季節。 晴天が多くさわやかで心地良い日が続くので、1年の中でも過ごしやすい時期だ。 紅葉狩りや秋祭りなど、季節を感じるイベントが開催され、日本人の生活に彩りと活気をもたらす時期でもある。 この記事では、日本人にとって秋がどんな季節で、どのように楽しんでいるかを具体的に説明しよう。
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約300年の歴史を誇る、岸和田の秋の祭礼。約4トンのだんじりを曳き角を直角にまがる「やりまわし」が圧巻!
江戸時代中期の1703年、五穀豊穣を祈願して行われたのがはじまりと伝わり、以降約300年もの間、地元・岸和田の人びとの間で受け継がれている秋の祭礼「岸和田だんじり祭」。岸和田城下を中心に、各町ごとに「だんじり」と呼ばれる地車を曳行する。
「岸和田だんじり祭」のみどころは、なんといっても「やりまわし」。約4トンにもおよぶだんじりを、約500人の曳手によって、スピードを落とさずに一気に角を直角にまがるものだ。だんじりの屋根に乗った「大工方」の指示で、一気に曳手がだんじりを動かす豪快な様子は圧巻!
夜になると、「灯入れ曳行」も。これは、夜19時から22時までの間、灯りをともした約200個の提灯でだんじりが飾られ、昼間とはまた異なった、美しいだんじりを観ることができる。
また、「だんじり」の細やかな装飾にも注目したい。だんじりをよく見ると、至るところに歴史上の人物や馬、霊獣などさまざまな彫刻が施されている。各町のだんじりの彫刻を見比べてみるのもおすすめだ。
岸和田の街全体が熱狂する「岸和田だんじり祭」。祭の日には、だんじりを曳く勇壮な様子に目を奪われるが、「やりまわし」が行われる角は特に危険なのでご注意を。また、だんじりが曳行する道には、祭礼関係者などが見物人を誘導するので指示に従おう。