
【大地の芸術祭完全ガイド】お勧めの作品・モデルコースまで完全網羅!
新潟の里山ならではの体験ができる現代アートの祭典「大地の芸術祭」。アートを楽しめるのはもちろん、日本の原風景とも言える景色や、古くから受け継がれる文化も五感で堪能できるのが魅力だ。この記事では、見どころ盛りだくさんの大地の芸術祭を満喫するために、必要な情報を網羅的に紹介する。現代アート、里山文化・民俗、地方創生、四季折々に異なる風景、そんなワードに心惹かれる方は、ぜひ一読してほしい。

新潟県越後妻有地域の緑豊かな里山で1年を通して現代アート作品を展示。3年に1度開催される「大地の芸術祭」では常設作品のほか新たに新作が公開され、さまざまなパフォーマンスやワークショップも行われる。
芸術祭期間中以外も展示する常設作品数は約200点で、国内外の個性豊かなアーティストが参加。豪雪地でもあり、冬季は雪で作品が破損しないよう「雪囲い」を行うため、公開作品は少なくなるが、なかには一年中楽しめるスポットも。芸術祭の拠点となっている「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」や雪国農耕文化&アートの「まつだい『農舞台』フィールドミュージアム」などは冬季もオープンしている。
作品の展示範囲は広域でバスや鉄道の本数は限られているので、多くの作品を鑑賞するなら車での移動がおすすめ。ガイドツアーつきのオフィシャルツアーなども時期によっては用意されている。

廃校になった小学校を利用した「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」(作家:田島征三)Photo Ishizuka Gentaro

清津峡渓谷トンネルをアート化した「Tunnel of Light」(作家:マ・ヤンソン/MADアーキテクツ) Photo Nakamura Osamu

常設作品を多く展示する「越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)」 (建築設計:原広司+アトリエ・ファイ)Photo Kioku Keizo