長岡まつり大花火大会

日本三大花火大会のひとつに数えられる新潟の夏を彩る風物詩。明治12年（1879）、地元の神社の秋祭りで花火大を打ち上げたのが、長岡の花火大会のはじまりと言われており、戦争による中止を乗り越え、昭和22年（1947）に花火大会は復活を果たした。平成16年（2004）、新潟県中越大震災に見舞われたが、翌年から復興祈願花火フェニックスの打ち上げを開始。長岡空襲で亡くなった人びとへの慰霊と、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いなど、度重なる苦難を乗り越えてきた長岡市民の特別な想いが込められているこの花火大会は、毎年8月2・3日に開催されている。

信濃川の両岸に観覧席を設けており、両方向から花火を鑑賞することが可能。その特性を活かし、尺玉（10号玉）を多用した演出が多い稀有な存在の花火大会でもある。なかでも、開花幅約650mの「正三尺玉」や全長幅約2km、不死鳥が夜空を舞う唯一無二の花火「復興祈願フェニックス」は必見。

花火大会当日は大変な混雑が予想されるため、時間に余裕をもって出かけるのが鉄則。混雑情報や回避方法などは、公式サイトで詳しく記載されているのでぜひ参考に。