約5kmの海岸に3万本ほどの松が生い茂り、古くからさまざまな人びとを魅了し続ける景勝地。日本新三景、日本三大松原の一つであり、2013年には、富士山世界文化遺産の構成資産にも登録され、国内外問わず注目を集めている。
松原の一角には、伝統芸能の能の演目にもなった羽衣伝説で知られる羽衣の松があり、その大きさは、高さ約15m、枝はり最大25m、幹周り約3.5mと他の松と比べても別格だ。
一番の見どころは、打ち寄せる白い波と松林、そして富士山を望む風景。羽衣の松付近から浜へ出て、南へ下りテトラポット付近まで行くと眺めることができる。かつて江戸時代に活躍した浮世絵師・歌川広重や多くの絵画や和歌で表現されてきた景色を目に焼き付けよう。
羽衣の松の近くには、三保松原の歴史や文化について学べる静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」があり、撮影ポイントなどの案内や、コインロッカーや冬季限定の足湯など休憩所としても利用できるので、立ち寄ってみよう。
ポイント
-
古くからさまざまな人びとを魅了し続ける日本屈指の景勝地。
-
富士山世界文化遺産の構成資産としても登録されている。
-
打ち寄せる白い波と松林、富士山を望む風景を眺められる。
-
近くには、文化創造センターもあり、歴史や文化について学べる。