三浦綾子記念文学館

代表作『氷点』などの作品で知られる北海道旭川市出身の作家・三浦綾子の文学と、人生の歩みをたどる文学館。『氷点』の舞台にもなった外国樹種見本林の中にある建物は、変形十二面体という特徴的な構造になっており、周囲の静けさとともに、作品の世界観にも浸ることができる。

展示室は「ひかりと愛といのち」をテーマに、生原稿や作品などが並ぶほか、直筆の原稿や膨大な取材ノート、資料・プロフィール、分館には三浦綾子と夫・光世が口述筆記をした書斎などの展示もあり、作品の生まれる瞬間に思いを馳せることができる。

ほかにも本館に図書コーナー、分館ラウンジなどもあり、三浦綾子作品をあまり知らない人にとっても散策や休憩をしたり、作品を知るきっかけになったりと楽しめるよう工夫されている。