英国館（神戸）

神戸港開港後の明治から大正時代にかけて、居留地から移り住んだ外国人の洋館が建ち並ぶ神戸北野異人館街。そこに建つ英国館はコロニアル様式の洋館で、1909年の建築当時の姿を今に残している。

館内は、モダンデザインの父と呼ばれるウィリアム・モリスのファブリックで装飾され、17世紀から19世紀の豪華なアンティーク家具や調度品が置かれている。「ベーカー街221B」に住んだ名探偵シャーロック・ホームズの部屋を忠実に再現し、ホームズのトレードマークであるマントと帽子を身につけて、館内を散策することができる。

四季折々の花が咲くイングリッシュガーデンも見どころ。樹齢100年の銀杏の木があり、男女が抱擁する姿に見えることから「告白の木」と呼ばれている。ほかにも、ホームズ生誕160周年を記念するブロンズ像やベーカーストリート駅などが設置されており、撮影スポットも満載だ。