上信越高原国立公園・浅間山北麓ジオパーク内にある、大自然が作り上げた奇勝。天明3年(1783)に起こった浅間山の噴火活動によって溶岩が流出。冷えて固まった塊状の溶岩が辺り一面に広がり、独特の景観を生み出している。
標高1,300m台に位置する園内では5月中旬ごろからトウゴクミツバツツジやイワカガミなどさまざまな高山植物が溶岩の間に開花し、秋は9月下旬から10月下旬まで紅葉が溶岩石に色とりどりの植物が紅葉し訪れる者の目を楽しませてくれる。園内では溶岩内に複数の散策路が整備されており、目的や体力に合わせて約30-60分と距離の異なるコースが選択可能だ。
また、中央付近の高台には噴火による犠牲者を弔う目的で東叡山寛永寺の別院・浅間山観音堂が建つ。お寺舞台から見渡す溶岩の向こうに広がる浅間山や、白根山の大パノラマ絶景もぜひ拝んでおきたい。入園口付近にある展望レストランや売店のほか、観音堂のそばにも茶屋があり、厄除け団子や甘酒でひと息つける。
ポイント
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上信越国立公園、浅間山北麓ジオパークに位置する観光スポット。
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浅間山の噴火で流れ出た溶岩群の中を散策できる。
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距離やルートの異なる複数のモデルコースを設定。
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春から秋には色とりどりな花や紅葉、冬は雪の白と、溶岩石の黒のコントラストが絶景となる。
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園内にはレストランや茶屋、売店もあり。(冬期の飲食営業はクローズ)