吉田の火祭(鎮火祭)

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吉田の火祭(鎮火祭)

日本三奇祭のひとつ。富士山の噴火を鎮めるため、町中が松明の炎とともに盛り上がる。

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北口本宮冨士浅間神社とその摂社である諏訪神社の祭で、「鎮火祭」とも呼ばれ、御祭神が猛火の中で子を産んだ故事がルーツとも言われ、富士山の噴火を鎮めるためのものと考えられている。

町中で大松明が焚き上げられるこの祭りは、静岡・島田の「帯祭り」、愛知・国府宮の「はだか祭り」とともに日本三奇祭の一つに数えられる。また山梨県の無形民俗文化財にも指定されている。

2日に亘って行われ、まず26日午後に浅間神社での祭りが行われる。儀式が行われた夕方、神輿の担ぎ手である勢子や氏子によって大松明が次々に立てられる。その後順次火が付けられ、辺りが暗くなる頃には、町中は松明の炎で輝きく。祭りは夜遅くまで賑わい、盛り上がりをみせる。

翌日、27日の夜に2基の神輿を元々の浅間神社への奉遷が行われ、この祭り最大のクライマックスを迎える。前夜の荒々しい炎や祭りの喧騒に対し、終盤の闇の境内での厳かな儀式の対比は、参加者には神秘的に感じるだろう。

ポイント

  • 北口本宮冨士浅間神社とその摂社である諏訪神社の祭。
  • 富士山の噴火を鎮めるためのものという説もあり、「鎮火祭」とも呼ばれる。
  • 町中で大松明が焚き上げられ、日本三奇祭の一つに数えられる。
  • 祭りは2日に亘って行われ、前夜の炎の荒々しさと最後の厳かさの対比が素晴らしい。

写真

  • 26日夜の大松明が焚き上げられる様子

    26日夜の大松明が焚き上げられる様子

  • 26日の午後、浅間様は諏訪神社へ還御される

    26日の午後、浅間様は諏訪神社へ還御される

  • 御祭神のお出ましを祝う

    御祭神のお出ましを祝う

  • 27日の夜、浅間神社境内では祭の最高潮を迎える

    27日の夜、浅間神社境内では祭の最高潮を迎える

  • 2基の神輿が浅間神社に還御する際、周囲は静寂に包まれる

    2基の神輿が浅間神社に還御する際、周囲は静寂に包まれる

口コミ

基本情報

日本語名称
吉田の火祭(鎮火祭)
電話
0555-22-0221(北口本宮冨士浅間神社)
開催場所
山梨県富士吉田市上吉田5558(北口本宮冨士浅間神社)ほか
開催日
8月26・27日
アクセス
富士急行「富士山」駅から車で約6分
公式サイト
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