ねむの木の庭

オフィスビルが立ち並ぶ品川エリアの一角、ビル街を抜けた住宅街の中にひっそりと佇む皇室ゆかりの区立公園「ねむの木の庭」。上皇后陛下のご実家である「正田邸」の跡地を整備し、2004年に開園された公園で、その名前は美智子さまが高校生のときに作られた「ねむの木の子守歌」に由来している。

名前にもある「ねむの木」が同園のシンボルツリーとなっており、毎年6月中旬になると可憐な花を咲かせるほか、園内ではおよそ50種類の樹木や草花を観察できる。なかでも美智子さまが皇太子妃であられたころにイギリスから贈られたバラ「プリンセスミチコ」は、春と秋に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせて来園者の目を楽しませてくれる。

開園時間は朝9時から17時まで、定休日は年末年始のみ。入園に際して料金はかからず、気軽に足を運べるスポットで、小さい公園ながら都会の喧騒を忘れてリフレッシュしたいときに最適。