那須温泉郷

約1400年前に発見され、栃木県内でも最も歴史ある那須湯本温泉を筆頭にした温泉群。那須町の北西部にそびえる茶臼岳の山腹に8カ所の温泉が点在。温泉ごとに泉質や効能が異なり、湯めぐりを堪能できる。源頼朝や日蓮上人といった歴史上の人物が入浴したという記録も残り、古くから名の知れた温泉地であったことがうかがえる。

格式ある温泉旅館やモダンな雰囲気のホテル、お手頃価格の素泊まり宿など宿泊施設は種類、価格帯ともに多彩。なかにはモンゴルの移動式住居「ゲル」に泊まれるユニークな施設もある。那須湯本温泉にあり、温泉郷のシンボル的な存在である「鹿の湯」をはじめ日帰り入浴が可能な施設も充実。

国の名勝に指定され、松尾芭蕉も『奥の細道』に記した殺生石や春に20万本が咲く「八幡ツツジ群落」、境内の前には無料の足湯もある那須温泉神社など、周辺には観光スポットも多い。