神楽坂駅と飯田橋駅とを結ぶ神楽坂通りを中心とした「神楽坂」は、新宿のなかでも異彩を放つ隠れ家的存在で人気のエリア。
表通りから横道に入る「横丁」には石畳や黒塀に囲まれた料亭、古民家という日本の原風景の中に、和食・イタリアン・フレンチ・中華など多様なジャンルの名店が点在。江戸時代からの街割りの中で息づく文明開化と現代のモダン、和と多国文化が混在する摩訶不思議な空間だ。
「かくれんぼ横丁」は、神楽坂仲通りと本多横丁の間の「互」の字の形をした路地部分。「お忍びで遊びに来た人の後をつけても、横に入られると見えなくなる」迷路のような構造が名前の由来と言われる。
御影石の小さな敷石のピンコロ石が敷き詰められた美しい石畳をはさみ昔ながらの町屋の佇まいを残すお店が軒を連ね、ドラマや映画のロケ地としても人気。夜は各店の行灯がほのかに道を照らし、日本の伝統とモダンが交差する幻想的でしっとりとした雰囲気を醸し出している。
ポイント
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日本の花柳界の風情が感じられる美しい石畳と黒板塀は、映画やドラマにも登場。
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おちついた雰囲気の中で散策も美食も楽しめる、新宿でも人気のエリア。
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かくれんぼ横丁周辺の坂道や石畳を散策するなら、歩きやすい靴をおすすめ。
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一本横の筋に入れば、往年の花街の風情が偲ばれる芸者新道に通じる。
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都内主要駅である新宿・渋谷・池袋・東京から20分以内でアクセスできる。
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周辺に住居もある私道のため、静かに散策するのがマナー。