魚見岳

錦江湾（鹿児島湾）に臨む海岸にそびえる魚見岳は10万年以上前にできた火山の一部。火砕岩の断崖絶壁がむき出しになった南側の姿はハワイのダイヤモンドヘッドに例えられ、指宿が「東洋のハワイ」と呼ばれる理由の一つになっている。

標高215ｍの山頂付近にある展望台や自然公園へは車でのアクセスが可能。その眺望は抜群で、昔の漁師たちは山頂から錦江湾で泳ぐ魚群を確認し、漁に出たことから魚見岳の名が付いたというのも納得。干潮時に砂の道で陸続きになる目の前の知林ヶ島や指宿市街地、天気の良い日は開聞岳や桜島など錦江湾周辺の主要なスポットを一望できる。夜には市街地の夜景を楽しめるほか、目の前に広がる満天の星空がロマンチック。

公園内に咲く四季折々の植物も見もので、600本のソメイヨシノやツツジなどが咲く春は特に多くの人で賑わうおすすめの季節。