仙台藩白老元陣屋資料館

史跡白老仙台藩陣屋跡の指定地内に建てられた歴史資料館。江戸時代末期に仙台藩が蝦夷地の防備を命じられた際に築いた陣屋跡で、白老元陣屋を中核とし、守備範囲の各地には出張陣屋を築いた。

陣屋跡には土塁や堀割といった遺構のほか、御門の立体展示や藩士の墓地などがあり、往時の面影を感じさせる。資料館では白老元陣屋にまつわる絵図・文書・武具など約300点を展示し、仙台藩による幕末の北方警備の歴史を詳しく学ぶことができる。

資料館では定期的に展示会や講座を行っており、ボランティアガイドである仙台藩白老元陣屋資料館友の会による展示解説も人気（4月～11月の土日祝祭日は予約・料金無用のガイドを実施。団体などを対象にした予約制・有料のガイドも受け付けている）。
令和４年(2022)10月、史跡及び資料館は「仙台藩白老元陣屋」として北海道遺産に選定された。