岩手県の世界遺産「平泉」を巡ろう。
2011年に世界文化遺産に登録された「平泉 ─ 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 ─」。岩手県平泉町の、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5つの資産で構成されている。本記事ではその5か所について紹介しよう。
1. 中尊寺
3000点以上の国宝・重要文化財を所有する中尊寺。特に金箔で装飾された国宝「金色堂」が有名。国の特別史跡に指定。
2. 毛越寺
国の特別史跡、特別名勝に二重指定されている毛越寺。境内の大きな池を中心に作られた浄土庭園が見所。広く美しい庭園は、極楽浄土の世界を表現している。
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
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3. 観自在王院跡
藤原基衡の妻が建立したと伝わる寺院跡。「舞鶴が池」を中心にした浄土庭園が造られており、背後には金鶏山が位置している。国の特別史跡に指定されている。
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山地内
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4. 無量光院跡
藤原秀衡が建立した寺院跡。かつては、京都の平等院鳳凰堂を模して建立された阿弥陀堂が建っていたという。寺院跡に残る遺構として現在は浄土庭園の苑池が復元されている。
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立44
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5. 金鶏山
毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡の3つの浄土庭園が金鶏山に焦点を合わせているなど、平泉のシンボルともなっている円錐形の山。「藤原秀衡が一晩で築いた造り山」や、「黄金の鶏が埋められている」との伝承が残る。
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉花立
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