気分は大名!? 国宝・彦根城のお堀を貸切船で遊覧
大名(藩主)が藩(領地)を治める際に、領地内に建てた日本の城。徳川将軍の江戸時代(1603年~)になると、戦では「守りの要」として重要な軍事拠点であった城も、平和な時代に入り武士による統治の象徴としての役割を果たしていました。城郭の中心となる天守、防御施設である石垣や櫓、御門、藩の政庁の御殿や武士たちが暮らす屋敷、それを守るように張り巡らされた堀など、日本の城郭建築はみどころも豊富です。
お堀巡りの船は、なんと当時の姿で復元!
1604年に着工し、完成から400年以上の歴史を持つ彦根城。実は戦で負けた周辺の城から建物や石垣を移築・転用して造営された「リサイクル城」としても有名です。そのお堀で、復元した藩主専用船を一艘貸切にして遊覧! 400年以上前から変わらない個性的な石垣や、木橋、お堀から見え隠れする天守や櫓など、当時の風情をそのまま感じることができます。
藩主が領内の視察やほかの大名の接待に使用した船を、1863年頃に撮影された写真や現存する絵図面からほぼ当時の姿で復元。位の高い人しか乗ることができなかった船で、彦根城の内堀を遊覧します。1艘の定員は大人11名です。
いざ、お堀を巡る約90分のクルーズへ!
彦根城・玄宮園前から乗船して90分の船旅へ。最大11名までの乗船が可能なので、別途注文した弁当(要予約、8名より受付可)を食べるなど、船内ではにぎやかに過ごすことができます。アルコールなどの飲み物は持ち込みもOK。お願いすれば、お濠から見える城内のアレコレをガイドさんが解説もしてくれます。ちなみに、お堀の石垣は400年以上前の築城当時のままの姿で現存しているというから驚きです。
四季折々のシーンで対応可能な一艘貸し切り大名体験!
今回の一艘貸し切り大名体験コースは、通常の運航時間のほかにも、春秋のライトアップ期間は夜間も運航可能。夜間ライトアップされた夜桜や紅葉を見ながらのクルーズは、貸切ならではの醍醐味です。お城の堀で大名船に乗るという景観体験は、日本の旅でも特別な思い出になるはず!この体験を通じて、かつての大名のような気分になってみませんか。