【新潟駅周辺グルメ完全ガイド】ローカルの人たちから愛される名店一挙紹介！

江戸時代（18世紀中ごろ）より日本海側で最も大きな港町として栄えてきた新潟。貿易において重要な街であり、多くの人やモノが行き交ってきた。そのような環境だからこそ、客人や旅人を「おもてなし」する交流の場として、「料亭」という文化が発達してきたと言われている。

そのような理由から数多くの料亭がならぶ新潟であるが、特におすすめしたいお店が「鍋茶屋光琳」である。1846年創業の老舗料亭「鍋茶屋」は、通りの名前になるほど有名な高級料亭で、「鍋茶屋 光琳」は鍋茶屋の建物の一角にあり、よりリーズナブルに気軽に楽しめるお店。新潟の新鮮な海の幸や四季折々の山の幸を彩り豊かなコース料理で味わえる。本家の鍋茶屋に全く劣らない料理とサービスが人気であり、完全予約制となっている。ミシュランガイド新潟2020では2つ星を獲得するほどの実力だ。

新潟の和食を楽しむ上で忘れちゃいけないのが、「寿司」。
日本海に位置する港町の新潟では1年中新鮮な魚が水揚げされており、寿司のネタが豊富なことで有名だ。特に「南蛮エビ」（プリプリな食感で芳醇な甘みをもつ）は新潟を代表する地ネタである。以下では、おすすめの新潟駅周辺の寿司屋を紹介しよう。

新潟でしか味わえない、新鮮な地魚を使った寿司や刺身、そして新潟の郷土料理などが楽しめるお店。
店主は、新潟市内の約20の有名寿司店で楽しめる統一メニュー「極み」の企画を手掛けるなど、新潟の寿司ファンを増やした立役者だ。一番人気のメニューは、やはり「極み」であり、新潟の旬の魚と、トロ・ウニ・イクラ、さらに日本海側でとれる高級魚”のどぐろ”が入った特上鮨１０貫。脂ののったのどぐろをご飯にふんだんに乗せたのどぐろ丼発祥の店ということでも有名で、「のどぐろ炙り丼」も人気。手間をかけて作り上げた本格的な料理を楽しんでほしい。

新潟沖で獲れた新鮮な地魚を使った寿司や本格和食が楽しめるお店。同じ魚でも生育環境や季節により味が変わるため、食材の旬を見極め、美味しい瞬間を逃さずに提供している。仕入れたネタはその日のうちに使い切るというこだわりだ。お勧めメニューは、新潟の旬と、トロ・ウニ・イクラを加えた特上鮨１０貫の「極み」。新潟の地酒も種類豊富に取り揃えているので、新鮮な地魚と共に楽しみたい。

新潟が誇る郷土料理「わっぱ飯」発祥の店。わっぱ飯とは、薄い杉の板を曲げて作った弁当箱「わっぱ」の中に、出汁を加えて炊いた飯を盛り、その上に旬の魚介などをのせ蒸した料理。一番人気は、鮭とイクラが乗った「鮭親子わっぱ飯」。他にも、蟹や海老、牡蠣など様々な種類のわっぱ飯が用意されているので、ぜひ試してほしい。

「へぎ」と呼ばれる四角い器に一口分の冷たいそばを並べて盛り付けた新潟の郷土料理が「へぎそば」である。そばのつなぎ（そばを麺として切れないように「つなぐ」ために混ぜるもの）には海藻を使用、普通のそばより瑞々しく歯ごたえがあり、喉越しが良いのが特徴だ。そんな「へぎそば」の人気店が、「須坂屋そば 新潟駅前店」である。へぎそばの他にも、「のっぺ」（野菜をふんだんに入れ里芋でとろみをつけた新潟の郷土料理の煮物）などの郷土料理や新潟の海の幸を使用した一品料理、新潟米を使用したご飯ものなどのメニューも豊富。

新潟のローカルフードとして注目を集めているのが、「タレカツ丼」だ。日本で一般的にカツ丼といえば、卵でとじたものや、ソースに漬けたものが有名。だが新潟の「タレカツ丼」は、醤油をベースに出汁やみりん、砂糖などを加えた、お店ごとの醤油ダレで味付けする。そんなタレカツ丼を味わうなら、この2軒のお店がおすすめ！

新潟市の人気ご当地グルメ「タレかつ丼」発祥の店。また、ミシュラン新潟2020特別版でビブグルマンに選ばれた店である。とんかつ太郎の看板メニュー「かつ丼」は、ご飯の上に、秘伝のタレをくぐらせた薄切りとんかつが5枚も乗ったボリューム満点の丼。豚肉の美味しさを引き立てる為に衣は薄めでサクサク食感。長年継ぎ足して作られている秘伝の醤油ダレがごはんにも染み込み、箸が止まらない美味しさだ。

新潟名物「タレかつ丼」の人気店。メニューはとんかつだけでなく、カレーや洋食、コースメニューまで様々。特におすすめは、「にいがたうんめもん三昧セット」。タレかつ丼、のっぺ（新潟の郷土料理の煮物）、季節の小鉢、おかわり自由の越後味噌（新潟のお米から作られている上質な新潟の味噌）の味噌汁、漬物、デザートの笹団子（新潟の代表的な団子の和菓子）アイスまで付いたセットで、複数の新潟グルメを一度に堪能できる。

新潟の有名ワイナリーであるカーブドッチが運営するビストロ＆ワインバー。お洒落な雰囲気で、居心地抜群。自家製のソーセージ・ハムを使った料理や自家製天然酵母パン、その日仕入れた新潟の魚など季節ごとに変わる地元の素材を取り入れながら、ワインやビールを美味しく楽しめる料理を提供している。毎日地モノの食材を黒板メニューでお勧め商品として紹介しているが、特にその日毎に仕入れたお魚のアクアパッツァはイチオシ。

創業1957年の老舗店である「三吉屋本店」。ミシュランガイド新潟2020でミシュランプレートに選ばれた有名店だ。豚骨、煮干し、野菜などからとった出汁に醤油を合わせた透き通ったスープと、細縮れ麺の絶妙なバランスのラーメンを楽しめる。トッピングはチャーシュー、ネギ、メンマ、なると。シンプルな見た目だが、奥深い味わい。この老若男女に愛される味は、新潟市民のソウルフードともいわれる。

新潟の濃厚味噌ラーメンの代表的なお店が「ラーメン東横」である。新潟特産の越後味噌（新潟のお米から作られている上質な新潟の味噌）をベースにした超濃厚なスープに、米粉なども配合した自家製の極太ストレート麺など、こだわりの材料と製法で作られている。濃い味のスープを薄める為に足すスープ「割スープ」が用意されているが、まずはそのまま食べてみよう。しょっぱいと感じたり、冷めてきたときは少しずつ割スープを足し自分好みの濃さに調整するのがおすすめだ。

日本一の蔵元数を誇る新潟県内において、玄関口である新潟駅から最も近くに蔵を構える「今代司酒造」。日本酒本来の造り方にこだわり、アルコール添加を一切行わない純米仕込みによる方法で作られている（一般的にはアルコール添加をしない方が手間がかかるが、お米本来の味を引き出せる）。新潟県産の酒造好適米と、新潟の名水「菅名岳」の天然水を使用するなど、素材にもこだわっている。

ぽんしゅ館は新潟県の全蔵の酒の試飲ができ、購入もできるお店。その中でも新潟驛店はJR新潟駅構内という便利な場所にある。500円払うと、お猪口とメダル５枚がもらえ、好きな地酒が5杯分楽しめる。お酒だけでなく新潟のお土産も豊富に揃っている。１合（茶碗２膳分、直径約9cm）の美味しいお米に、具もぎっしり入っており食べ応えがある名物の爆弾おにぎりもおすすめ！

日本海の穫れたて鮮魚から産直野菜、旬の果実、おいしいお肉に新潟の米や名酒まで、新潟の美味しいものが何でも揃う市場。飲食店も充実しているので、その場で新潟グルメを楽しむのもお勧め。憩いのスペース「ピーカン・テラス」には、180インチの超大型モニター、港にふさわしい開放感あふれるハンギングパラソル、誰もが利用できる厨房などの設備が充実。みんなが集まれる憩いの場所となっている。