沖縄の魅力が凝縮された那覇の定番観光スポット21選
那覇空港があるため、沖縄の玄関口となっている那覇。
昔ながらの美しい街並みや、文化財に指定された歴史的建築物など、那覇には多くの観光スポットがある。
都会的な雰囲気と昔ながらの沖縄の雰囲気が合わさった街並みも魅力的だ。
沖縄ならではの食文化が味わえる飲食店やリゾート気分が味わえるホテルも集まっており、那覇だけでも沖縄を充分満喫できる。
目次
那覇ってどんなところ?
沖縄の中心地として栄えている那覇市。
古くから港が整備され、海外との交流拠点として琉球王国文化が花開いた街だ。
那覇市内には青い海と青い空が広がる絶景や、観光客が沢山訪れる賑やかな歓楽街、琉球時代の遺跡が今も残るエリアが那覇市内だけで楽しめる。
沖縄の魅力が凝縮された街と言っても過言ではない。
那覇のおすすめの観光シーズンは?
那覇観光のベストシーズンは、夏の7〜8月。
那覇市内の散策はもちろん、海水浴やマリンアクティビティを楽しめる。
息を呑むほど美しい海を満喫しよう。
那覇の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 薄手の着衣、半袖
- 夏(6月 - 8月): 半袖のシャツやTシャツ
- 秋(9月 - 11月): 薄手の着衣
- 冬(12月 - 2月):軽めのジャケット、コート
那覇への移動方法は?
那覇観光の主要交通手段
那覇市内には沖縄県内唯一の鉄道であるモノレールが走っている。
モノレールからは、都会の風景や瓦屋根の家など、新旧入り混ざる那覇の様子を上空から一望できる。
那覇空港から首里城のある首里まで走る「ゆいレール」は、渋滞を気にする必要がないので観光にも便利。
バスの路線網も充実しており、一日乗車券を使えば、ゆいレールや那覇市内の一部のバスも乗り放題だ。
沖縄の魅力が凝縮された那覇の定番観光スポット9選
沖縄の玄関口である那覇空港を有する那覇には、沖縄の魅力が凝縮されている。
世界遺産でもある「首里城公園」は、沖縄の文化と歴史を象徴する県内屈指の観光スポット。
その他にも歴史的建造物や沖縄の美しい海と空が楽しめるビーチなど、観光スポットも多い。
那覇を観光するなら訪れるべき定番スポットを紹介しよう。
1. 波上宮
その名の通り、青い海に張り出した岸壁の上に建つ古社で、地元民からは「なんみんさん」の愛称で親しまれている。
発祥は不明とされているが、海のかなたにあると信じられている理想郷「ニライカナイ」の神々に、豊漁と豊穣を祈願し、祈りを捧げた拝所が始まりとされる。
沖縄らしい南国ムードあふれる朱色の拝殿は必見。
2. 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
おきみゅーの愛称で親しまれている、博物館と美術館が一つになった県内最大の文化施設。
博物館では、「海と島に生きる」をテーマに掲げ、沖縄の自然や歴史、文化を紐解いていく。
足元に珊瑚礁を配したアプローチに始まり、琉球王国の誕生から滅亡、そして戦後の沖縄から未来までを学ぶことができる。
3. 識名園
琉球王国第二尚氏王統、第15代尚温王代の1799年に完成した、琉球王家最大の別邸。
王族の保養をはじめ、中国皇帝の使者である冊封使の接待などに利用された。
1941年、国の名勝に指定されたが、第二次世界大戦末期の沖縄戦で壊滅的に被災。
戦後の復興を経て1976年に国の名勝に再指定され、2000年には国の特別名勝の指定を受けた。
また同年、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
4. 首里城公園
首里城は、鮮やかな朱色に彩られた日本で唯一の赤い城であり、沖縄のシンボル的存在である。
かつて1429年から1879年までの450年間にわたり存在した「琉球王国」の政治、外交、文化の中心地として威容を誇った首里城。
5. 玉陵
1501年、琉球王国最盛期と名高い尚真王(しょうしんおう)の時代に建てられた陵墓。首里城をモデルにしたという巨大な石造りで、遺骨が埋葬されている墓室が東西3つに分かれているのが特徴。
玉陵(たまうどぅん)に眠る王族の名が刻まれた玉陵碑をはじめ、1501年創建当初の遺構がそのまま残っている。
6. 波の上うみそら公園 波の上ビーチ
琉球八社第一位、沖縄で最も格式高い神社の波上宮近くに広がる、那覇市内唯一のビーチ。
海辺の親水公園として整備された「波の上うみそら公園」の一部で、那覇市民や観光客から親しまれている。
ビーチは波上宮が鎮座する断崖を挟んで若狭側と辻側の2つに分かれ、若狭側は若狭海浜公園と隣接し、辻側にはファストフードなどの飲食店がある。
7. 首里金城町石畳道
「首里金城町石畳道」は琉球王国時代の16世紀に整備された、首里城と各地方とを結ぶために整備された道のひとつである真珠道の一部。首里城から500mほど離れた閑静な住宅街にある首里金城町の坂道。幅平均約4mの道に約20-30㎝の琉球石灰岩が敷き詰められた石畳の道が約300mに渡って続いている。
8. 瀬長島ウミカジテラス
那覇空港と海上道路でつながる周囲1.8kmの離島、瀬長島にある複合リゾート施設。エメラルドグリーンの海に面した島の斜面に白塗りの建物が建ち並ぶ姿はまるで小さな町のよう。イタリアのアマルフィ海岸、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島といった欧風リゾートをイメージしたというのもうなずける美しさだ。
9. おきなわワールド
沖縄の魅力を凝縮し、国内外からの観光客に大人気のテーマパーク。沖縄最大の鍾乳洞「玉泉洞」は、約30万年の年月をかけて創られており、100万本以上の鍾乳石が自然の神秘と雄大さを再確認させてくれる。玉泉洞のほかにも国の有形文化財に登録された古民家が軒を連ね、かつての琉球を再現した「琉球王国城下町」、シークヮーサーやライチといった珍しい南国フルーツを栽培する「熱帯フルーツ園」など見どころ多数。
那覇に来たら立ち寄りたい!人気の飲食店6選
那覇なら沖縄の伝統料理だけでなく、アメリカンな料理も楽しめる。
バリエーションが豊富なので、何日滞在しても食べ飽きないだろう。
那覇へ観光に訪れたら、ぜひ立ち寄って欲しい飲食店を紹介しよう。
1. リゾート系かき氷専門店 -the Sea
那覇観光の中心地、国際通りの裏手にたたずむ小さなかき氷専門店。
久米島の海洋深層水を削り出した氷は、空気をたっぷり含んだフワッとした極上の口当たり。
2. 焼肉・ホルモン 名嘉真
甘味際立つ沖縄県産のブランド豚、アグー豚の精肉やホルモンを焼肉で楽しめる専門店。正肉は、分厚いタンをはじめ、ロースやバラ、ヒレ、モモなどを用意。
丁寧に下処理を施したホルモンは、希少部位含め、毎日15種類以上を提供している。自慢のアグー豚は、主に沖縄県・金武町で生産される「金アグー」を使用。
「金アグー」のホルモンが味わえるのは、沖縄でも希少。
3. A&W 那覇金城店
本土復帰前の1963年に沖縄1号店が誕生し、現在では沖縄県内で20店舗以上を展開するアメリカ発祥のファストフード店。
アメリカンダイナーを思わせるレトロな店構えがA&Wの魅力だが、ここ那覇金城店もそれは同様。ポップな色使いのカウンター、曲線の壁面に沿って設置された窓際の席やボックスシートなど、アメリカンな雰囲気にとことん浸ることができる。
4. ステーキハウス88 辻本店
沖縄全域に展開し、豊富なメニューとリーズナブルな価格で絶大な人気を誇るステーキハウスチェーン・88グループの総本店。
米軍統治時代、米軍関係者などが利用できる飲食店として米国基準の厳しい審査をクリアし、「Aサイン」と呼ばれる営業許可証を獲得した1955年オープンの店「CLUB88」がルーツだ。
5. 首里そば
6. 国際通り屋台村
2015年、沖縄観光の際には外せない国際通りに誕生した屋台村。地元の素材を使った沖縄料理や創作料理の店が集まり、昼も夜も賑わう人気スポットとして親しまれている。
出店する屋台は20店舗以上。沖縄料理をメインとする店はもちろん、グルクンやイラブチャーといった魚を使った寿司、アグー豚の餃子、石垣牛のステーキなど、ほとんどの店が地元産の食材を使った料理を提供。多様な文化を受け入れる懐の広さを持った沖縄らしく、オリジナリティあふれる創作料理の店も充実している。
那覇ならではのお土産を見つけよう!定番ショッピングエリア3選
旅行先でのショッピングは観光の醍醐味のひとつ。
さまざまなお土産が並ぶ国際通り、沖縄の伝統工芸品のひとつ、やちむん(焼物)がそろう壺屋やちむん通りなど、那覇にはショッピングエリアも多い。
那覇なら交通の便も良く、空港まで近いため、飛行機が飛ぶギリギリまで買い物を楽しめる。
沖縄ならではの素材を使った食品や伝統工芸品、那覇でしか手に入らない一点物など、時間が許す限り、思う存分買い物を楽しんでみてはいかがだろうか。
1. 那覇市国際通り商店街
那覇市の中心街にあり、沖縄を代表するメインストリート「那覇市国際通り商店街」。
那覇市最大の繁華街で、商業とエンタテインメントの中心地としても有名だ。
「人に優しい街・歩いて楽しい街」がコンセプトで、「国際通り」と呼ばれ親しまれている。
2. 壺屋やちむん通り
琉球王朝時代から300年以上の歴史をもつ沖縄独自の焼き物、やちむん。
その名産地である壺屋の歩みは、1682年に琉球王府が各地に点在していた窯元をこの地に集約したことに始まる。
琉球石灰岩の石畳が敷き詰められた約400mの通りには、やちむんの工房やショップ、ギャラリーなどが点在。
昔ながらの街並みを散策しながら、沖縄工芸の文化に触れられる。
3. 那覇市第一牧志公設市場
色鮮やかな魚や大地のエネルギーを感じる島野菜、さまざまな部位の豚肉など、沖縄ならではの食材が並ぶウチナーンチュ(沖縄の人)の台所。
戦後の闇市をルーツに長い歴史を重ねた市場は建物の老朽化によるリニューアル工事中で、現在は仮設の施設で営業が続けられている。
那覇で泊まるならココ!宿泊施設3選
沖縄最大の繁華街・国際通りをはじめ、観光名所がたくさんある那覇。
そんな那覇には、利便性が高いシティリゾートホテル、特別感溢れるラグジュアリーホテル、アットホームなゲストハウスと宿泊施設が充実している。
那覇観光がさらに楽しくなる、とっておきのホテルをご紹介。
1. HOTEL SANSUI NAHA 琉球温泉 波之上の湯
2022年2月にオープンした、那覇空港から車で約10分にあるアクセス至便なアーバンリゾートホテル。
縁結びのパワースポットとして知られる「波上宮」や那覇市唯一の遊泳ビーチ「波の上ビーチ」が徒歩圏内にあり、「国際通り」や「首里城」などにもアクセスが好く、観光拠点に利用するのに最適だ。
2. THE KITCHEN HOSTEL AO
那覇市役所の近くに立地、国際通りまで徒歩圏内にあるゲストハウス。
リーズナブルなドミトリータイプだが、肌触りがいい心斎橋西川製の布団やIDC大塚家具製のポケットコイルマットレスを導入するなど、快適な睡眠をサポート。
枕元にはコンセントやUSBコネクタ、読書灯があるので、自分時間もしっかりと楽しめる。
3. ヒューイットリゾート那覇
館内に入ってまず目に飛び込むのは、フロント背面の壁にかけられた現代日本画家大竹寛子氏の作品。
蝶や花が渦を巻く大画面の絵が出迎えてくれる。
沖縄の海や太陽を感じさせる客室には、最高の眠りへと誘うシモンズ製のベッドを設置するなど、インテリアもハイグレード。
まとめ
琉球の歴史を刻む建造物や、都会と青い海と空が合わさった独特な雰囲気がある街並みなど、沖縄の魅力が凝縮された那覇の観光スポットを紹介してきた。
沖縄の玄関口ということもあり、宿泊施設もグルメも充実している。
那覇以外の観光地への中継地点としてだけでなく、観光地としてもしっかり那覇を楽しんでほしい。
那覇を楽しんだら、青い海と空の濃度がさらに濃い石垣島にも足を伸ばしてみよう。
那覇空港からは1時間で到着できる石垣島で、心地よい海風を感じ、波の音を聞きながら星空観賞してみてはいかがだろうか。