短い滞在日数でも多様な魅力を味わえる!香川の定番観光スポット19選
香川は日本で一番面積の小さい県のため、短い滞在日数でも歴史ある神社やお城、美しい自然景観など、魅力あふれる観光スポットを満喫できる。
小豆島や直島など瀬戸内海に浮かぶ離島も、香川の魅力の一つだ。
魅力あふれる香川を観光するなら、必ず訪れて欲しい観光スポットや宿泊施設、グルメを紹介しよう。
目次
香川ってどんなところ?
四国の北東部に位置する香川県。
南は讃岐山脈・北は瀬戸内海に挟まれ、周辺には島々が点在する。
瀬戸内地方特有の温暖な気候も特徴の一つだ。
恵まれた自然もさることながら、四国屈指のパワースポットとしても香川は有名。
歴史深くご利益が大きい神社「金刀比羅宮」と四国八十八ケ所の霊場をめぐる「お遍路」は、四国を紹介する上では外せない。
「お遍路」とは、今から約1200年前に弘法大師(空海)が開いた霊場や修行した足跡を辿る旅のこと。
お遍路に参加することで、心の中にひそむ煩悩をとり払い、悟りを開けると伝わる。
国内だけでなく海外からの参加者も多い。
そのお遍路の終着点が香川にある。
また、“うどん県”とも呼ばれるほど、うどんの生産も消費も盛んで、本場の讃岐うどんが楽しめる。
瀬戸内海で獲れた海の幸も美味しく、香川ならではのご当地グルメが堪能できることも魅力の一つだ。
香川のおすすめの観光シーズンは?
香川観光のベストシーズンは秋。
美しい紅葉が見られるスポットが多く、秋ならではの風情ある景観が楽しめる。
栗林公園内の池を船でのんびり巡る「南湖周遊和船」に乗って、秋の美しい紅葉庭園は必見だ。
せっかく香川に訪れるなら、観光の時期を調整して、秋に観光してみてはいかがだろうか。
香川の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
香川への移動方法は?
香川には高松空港があるため、飛行機を使えば東京・羽田空港から高松空港まで約1時間と短時間で移動できる。
大阪・名古屋からは、新幹線で2時間から2時間半。
高松空港は国際線もあるので海外からもアクセスしやすい。
香川観光の主要交通手段
香川にはJR線や高松琴平鉄道など、多くの路線が走っており、循環バスと組み合わせればストレスなく観光地まで快適に移動できる
また、香川の長閑な田園風景や瀬戸内海の多島美をゆっくり楽しめるレンタサイクルもおすすめ。
小さい面積に多様な魅力が凝縮!香川の定番観光スポット9選
香川を観光するなら穏やかな瀬戸内海の景色、歴史ある建造物や庭園、パワースポットを巡って欲しい。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に三つ星で掲載された栗林公園や、重要文化財がある「金刀比羅宮」など、香川ならではの体験ができる観光スポットが多い。
数ある香川の観光スポットの中でも、ぜひ訪れてほしい定番観光スポットを紹介しよう。
1. 栗林公園
高松藩主松平家の別邸として、歴代藩主が修築を重ね300年近く前に完成した栗林公園。
平庭部の広さは、16ヘクタールととても大きいが、背景となっている紫雲山を含めた面積は、なんと約75ヘクタールにも及ぶ。
国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、日本一の大きさを誇る。
2. 金刀比羅宮
象頭山に建つ、金刀比羅神社の総本山。年間約400万人もの参拝客が訪れる。
主祭神である大物主神は中世以前から海上交通の守り神として知られ、五穀豊穣や産業文化の繁栄をもたらす神様だ。
3. 丸亀城
400年の歴史を持つ丸亀のシンボル的存在。
武将・生駒親正がその子である一正とともに5年がかりで築いた平山城だ。
内堀から天守にかけて積み重ねられた石垣は日本随一の高さ約60mを誇り、その特徴的な曲線から“扇の勾配”と称されている。
また、天守は全国に12しかない木造天守の一つで、国の重要文化財に指定。
4. 史跡高松城跡(玉藻公園)
生駒家4代、松平家11代の歴代藩主の居城であった高松城。
愛称・玉藻城。
瀬戸内海に面して築城された海城であり、日本三大水城の一つに数えられている。
現在は「玉藻公園」として一般開放。
かつて四国最大規模であった天守は1884年に老朽化の為に解体されているが、国の重要文化財に指定されている月見櫓・水手御門・渡櫓・艮櫓といった建物が残っており、見学できる。
5. 屋島
高松市北東部に位置する屋島。瀬戸内海国立公園並びに国の史跡及び天然記念物に指定されている。
「メサ」と呼ばれる水平な硬岩層におおわれ、周囲の一部を急崖で囲まれたテーブル状の高地で、大きな屋根のように見える。
かつて起こった戦争「源平合戦」(1180年~1185年)の舞台としても有名。
6. 瀬戸大橋
7. 与島パーキングエリア
瀬戸中央自動車道海峡部のほぼ中央に位置する与島パーキングエリア。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋を間近に見る事ができる絶好のビュ一ポイント。
与島プラザには、フードコートやお土産売り場、そして名物の讃岐うどんが食べられる「架け橋夢うどん店」などがある。
うどんには、種類豊富な天麩羅のトッピングがおすすめ。
8. エンジェルロード
小豆島南西部にある「エンジェルロード(天使の散歩道)」は1日2回の干潮時に海から現れ、4つの島を陸続きにする砂の道。手をつないで歩くとその2人は将来幸せになれるという噂が広がったことに加え、映画やドラマのロケ地として使われることも多く、観光客で賑わう人気のスポットだ。
9. 二十四の瞳映画村
女性教師と12人の子どもたちとの触れ合いを描いた映画「二十四の瞳」のロケ用オープンセットを利用した日本映画と文学のテーマパーク。瀬戸内海を見渡す海岸沿いにある約1万㎡もの敷地に、大正・昭和初期の小さな村が再現されている。木造校舎や男先生の家、漁師の家や茶屋、土産物店……名画のワンシーンを彩った建築物が立ち並ぶ景観は、大正・昭和初期のノスタルジックな雰囲気たっぷり。
讃岐うどんの発祥の地・香川で人気の飲食店3選
香川といえば讃岐うどんは外せない。
その他にも香川ならではのグルメも多く、観光の合間に食事もしっかり楽しんでほしい。
今回は訪れるべき人気の飲食店をご紹介。
1. うどん本陣 山田家 讃岐本店
琴電志度線八栗駅より徒歩20分の所にある「うどん本陣山田家讃岐本店」は、有名グルメサイトの名店にも選ばれるほどの、本格的な讃岐うどんを味わえる店。
讃岐地方の郷土料理「卓袱 うどん」や、鍋にうどんを入れた「讃岐うどんすき」、うどんと様々な和食を一度に楽しめる「うどん懐石」など、メニューの種類も豊富。
2. 手打十段 うどんバカ一代
うどんバカ一代は、ことでん瓦町駅から徒歩7分、行列ができる有名なうどん専門店。
テレビや雑誌などのメディアにも掲載され有名人も多く訪れる。
人気メニューは釜バターうどん。
麺に卵とバターが絡み、黒コショウがトッピングされており、まるでカルボナーラのような味わい。
ほかにも王道の肉うどん、ぶっかけうどんなど種類豊富。
3. ベネッセハウス ミュージアムカフェ
美術館とホテルが一体化したベネッセハウス ミュージアムの2階にあるカフェ。
南と西に大きく開いた開口部から自然光が降り注ぐ店内では、眼下に広がる瀬戸内海を眺めながら軽食や飲み物を気軽に楽しめる。
観光の合間に買い物も楽しもう!香川の定番ショッピングスポット4選
香川には数多くのショッピングスポットやショッピングエリアがある。
その中には島で唯一のレトロな商店や、ゆっくり休憩しながら思う存分ショッピングが楽しめるショッピングスポットもあるので、観光地巡りの合間にぜひ訪れてみて欲しい。
1. 武内商店
島で唯一の商店、武内商店は食品から日用雑貨まで取り扱う島のコンビニエンスストア的存在。
「アイスクリーム」や「ビール」と書かれた赤い看板が目印で、店内には所狭しとさまざまな商品が並んでいる。
2. ゆめタウン高松
香川県全域や県外からの来店者も多い人気の商業施設。
人気のアパレルショップや、雑貨店、インテリア店、電化製品店など、約160店のお店が入る。
無料で利用できるレストスペースが点在しているので、疲れたらすぐに休憩できるのも嬉しい。
3. イオンモール高松
イオンモール高松はイオン高松店をメインとし、ファッションや雑貨、飲食、サービスなど様々な専門店で構成された商業施設。
飲食店も充実しており、1階のレストラン街や、3階フードコートには幅広いジャンルの店が並んでいるので大人から子供まで楽しめ、また休憩だけでもお勧め。
4. 道の駅 小豆島オリーブ公園
地中海を思わせる景観と充実の施設で人気の公園。瀬戸内海を見下ろす丘に佇む白い風車、約120種類のハーブやバラが咲き誇るイングリッシュガーデンなど思わず撮りたくなるフォトスポットが多数存在している。
旅の疲れをゆっくり癒そう!香川の宿泊施設3選
自然豊かな観光スポットとグルメで人気の香川には、様々な宿泊施設が数多くある。
美しい自然の景観と天然温泉で旅の疲れを癒せる、お勧めの宿泊施設を紹介しよう。
1. 琴平グランドホテル 桜の抄
金刀比羅宮の参道から近い場所にあり、観光に便利。
まずは金刀比羅宮参拝の疲れを癒やしてくれる温泉をチェック。
こんぴらさんを望む露天風呂では、季節の風景を楽しみながらリラックス。
2. 島宿真里
醤油蔵が連なり、印象的な風景が広がる醤の郷に佇む宿 。
登録有形文化財の古民家を利用した食事処や蔵を改装した客室など、モダンでありながらどこか懐かしく落ち着いた空間はなんとも味わい深い。
客室は全8室で全部屋に源泉かけ流しの温泉が備わっている。
3. ル・ポール粟島
瀬戸内海国立公園粟島海洋記公園の敷地内に佇む宿泊施設。
ゆったりとした島時間を過ごすことができる癒しの宿で、粟島散策の拠点に最適だ。
客室は洋室と和室があり、2020年からはアーティストの作品を展示しているアートルームもスタート。
宿泊代金のうち500円が若手アーティストへ支援金として渡される取り組みにも注目だ。
まとめ
香川の豊かな自然と歴史文化を楽しめる観光スポットや、讃岐うどんなどのご当地グルメ、温泉で癒される宿泊施設などを紹介してきた。
小豆島や直島といった自然豊かな離島へは、高松港からフェリーを使えば1時間以内で行けるので、ぜひ観光プランに取り入れてほしい。
香川のお隣、徳島県も世界三大潮流のひとつ鳴門海峡の渦潮や、徳島発祥の伝統芸能「阿波おどり」など、見どころが盛り沢山。
JR高徳線 特急「うずしお」を利用すれば1時間で移動できるので、ぜひ徳島県にも立ち寄ってほしい。