【京都お花見モデルコース】 春らんまん! 古都・京都でお花見さんぽ
春の気配を感じたら、京都へお出かけしませんか?
京都の桜は、例年3月下旬ごろから咲き始め、4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。風情ある景観が魅力の古都・京都。歴史ある社寺や、人びとの丁寧な暮らしを感じることができる町並みを、ふらりと歩きながら桜の名所巡りを楽しみましょう。
京都へのアクセス方法は?
関西空港から京都の玄関口、京都駅へはJR西日本「特急はるか」で約1時間20分ほど。JR京都駅は新幹線の停車駅。大阪駅からも新快速で約30分ほどです。
今回の旅のスタートは、京都市営地下鉄蹴上駅。京都駅からは京都市営地下鉄烏丸線で烏丸御池駅、東西線に乗り換えて約3分ほどで到着します。
京都1Dayモデルコース
蹴上インクラインで桜のトンネルを散策
京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約3分。今回のお花見さんぽは、滋賀県大津と京都を繋ぐ人工運河「琵琶湖疏水」の代表的史跡のひとつで、京都でも人気の観光スポット「蹴上インクライン」からスタートします。
傾斜鉄道跡を包むような桜にうっとり
蹴上船溜と南禅寺船溜を結ぶ、全長約582mの傾斜鉄道跡「蹴上インクライン」は、大津と京都をつなぐ人工運河「琵琶湖疏水」の代表的史跡のひとつ。かつて使用されていたレールが、現在も形態保存されており、春になるとこのレールの両側に桜が咲き、息を呑むように美しい桜のトンネルができます。
こちらは自由に散策することができるので、桜色に染まったトンネルをのんびり散策しましょう。桜に包まれて、心もウキウキしてくるはずです!
平安時代の雅な文化を今に伝える「平安神宮」へ
続いて訪れるのは、蹴上インクラインから徒歩約10分ほどの場所に位置する「平安神宮」。平安遷都から1100年を向かえたことを記念して1895年に創建された神社です。遠くからでも目に飛び込んでくる高さ24m、幅18mの朱色の大鳥居を目指して歩いていきます。
日本庭園「神苑」の枝垂れ桜で雅を体感!
朱色と緑のコントラストが美しい社殿は、平安時代に政治を行った中心的な場所「朝堂院」を約8分の5サイズで再現したもの。厳かで優雅な雰囲気が漂い、まるで平安時代にタイムトリップしたかような気分も味わえます。
こちらの桜スポットは、広さ約30,000㎡の日本庭園「神苑」です。東・中・西・南の4つのエリアで構成されており、美しい日本の四季を堪能することができます。春には枝垂れ桜が庭園を彩り、風情あふれる景観を前に、心静かなひと時を過ごします。
地元の人にも愛される洋食店「グリル小宝」でランチタイム
「蹴上インクライン」「平安神宮」の2箇所の桜を堪能したら、そろそろお腹もペコペコに…。平安神宮から5分ほど歩いたところにある、地元の人にも愛される人気の洋食店「グリル小宝」で、お待ちかねのランチタイム!
京都でオムライスといえば、こちら! 絶品オムライスに舌鼓
1961年創業の洋食店「グリル小宝」。看板メニューはオムライスで、京都でオムライスと言えばまっさきに名前があがるほど。薄焼き卵でケチャップライスを包んだ昔ながらのオムライスをいただきます! 2週間以上かけて作る、ドビソースと呼ばれる秘伝のデミグラスソースが美味しさの決め手。ソースは追加料金で2倍にすることも可能です!
レトロな雰囲気も魅力的な店内で、美味しいオムライスで満腹&満足!
京都・岡崎のカルチャースポット「京都岡崎 蔦屋書店」へ
絶品オムライスでお腹が満たされた後は、徒歩6分ほど歩いて岡崎エリアのコンサートホール「ロームシアター京都」内にある「京都岡崎 蔦屋書店」へ。生活を豊かにする本やアートに出会うことができるカルチャースポットに立ち寄ります。
本とアートにふれるひと時で、心を豊かに
「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブによる生活提案型商業施設のひとつ、「京都岡崎 蔦屋書店」。本とアートにゆっくり触れることができる空間が魅力です。
1階の書店で扱う本のセレクトは、京都に特化したものをはじめ日本文化を紹介する洋書、アート関連のものが多く、さまざまな専門分野を持つコンシェルジュが本を選び関連グッズとともに陳列されています。ほかにも京都を中心に集めた日本メイドのクラフト雑貨も並ぶので、おみやげ選びもしちゃいましょう。
知恩院・友禅苑で名園鑑賞
友禅染の始祖にちなんだ庭園で桜を愛でる
浄土宗の総本山・知恩院の境内にある「友禅苑」は、江戸時代中期の絵師で友禅染の生みの親である宮崎友禅の生誕300年を記念して、1954年に改修造園された庭園です。
池泉回遊式庭園と「鹿野苑」と呼ばれる枯山水庭園で構成された苑内には裏千家ゆかりの茶室が2つ立ち、名園の風情を感じることができます。
趣のある庭園を、桜を愛でつつしっとりとしたひと時を過ごします。
お花見さんぽの締めくくりは、京都を代表する喫茶店「フランソア喫茶室」で
「蹴上インクライン」からスタートした、お花見さんぽ。一日歩いて疲れた体は素敵な喫茶店で癒やしちゃいましょう。
鴨川に架かる四条大橋を渡って向かうのは「フランソア喫茶室」。2003年には国の登録有形文化財に指定された、京都を代表する喫茶店です。
クラシック音楽が流れる静謐な空間で至福のひと時
フランソア喫茶室は1934年に開業した名曲喫茶。豪華客船のホールを思わせるイタリアンバロック調の内装と、クラシック音楽が流れる静謐な空間は、一日の疲れを優しく癒やしてくれます。
メニューはコーヒーや紅茶、ジュース、洋酒まで幅広く揃うほか、サンドイッチやタルトなどの軽食も。外の喧騒を忘れてゆったりとしたひと時を過ごすことができます。
夜桜も楽しみたいなら「円山公園」へ
せっかくなら夜桜も楽しみたいですよね。
京都最古の公園、「円山公園」には京都で最も有名な桜とも言える、祇園のしだれ桜が回遊式庭園の池のほとりに佇んでいます。特に夜桜の美しさが評判で、3月下旬から4月にかけて、祇園しだれ桜の夜のライトアップは見逃せません。
まとめ
京都の桜の名所を巡るおさんぽ旅はいかがでしたか?
古都・京都の景観と桜が生み出す美しい景色は、季節限定のとっておきのお楽しみです! 春の陽気に誘われて、おさんぽ途中に気になる路地に入ってみたり、寄り道するのも旅の醍醐味。お気に入りの場所を探すのもいいかも知れません。
春の気配を感じたら、京都への旅の準備をはじめてみませんか。
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