広島の歴史と文化を伝える名城・広島城の観光ガイド

広島の歴史と文化を伝える名城・広島城の観光ガイド

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筆者 :  GOOD LUCK TRIP

日本100名城のひとつであり、今ではガイドブックでもお馴染みとなっている「広島城」。
歴史的建造物としての見どころはもちろん、五階五層の天守閣では広島と広島城の歴史と文化を学べる展示も行われている。
「広島城」をより楽しむために、この記事で紹介する広島の基本情報と見どころをぜひ参考にしてほしい。

広島城ってどんなところ?

原爆ドーム」や「厳島神社」など、世界的に知られる観光スポットを有する広島県
その中心部に位置する「広島城」は、戦国武将・毛利輝元(もうりもとなり)によって築かれた、中国地方を代表する名城だ。
太田川デルタに築かれた平城として知られ、「日本100名城」にも選ばれている。

築城が始まったのは1589年。
毛利輝元は、山間部にあった居城から、水運・交通の利便性に優れた現在の広島市中心部へ本拠を移し、大規模な城郭を築いた。
外堀・中堀・内堀の三重構造を持ち、最盛期には多数の櫓を備える壮大な城だったという。
しかし、1945年の原爆投下によって旧天守は倒壊。
現在の天守は1958年に外観復元されたもので、長年にわたり広島復興のシンボルとして親しまれてきた。
なお、現在は老朽化や耐震性の課題に伴い、天守内部は2026年3月に閉城。
一方で、広島城エリアでは新たな整備が進められており、城下のにぎわいを再現する「広島城三の丸」には飲食店や商業施設がオープン。
さらに、広島城の歴史や収蔵品を紹介する「広島城三の丸歴史館」も2026年度中の開館を予定している。
現在は、復元建物が並ぶ二の丸や石垣、堀越しに望む天守外観などを楽しみながら、“生まれ変わる広島城”の姿を体感できる。

風情ある天守閣は必見の広島城
風情ある天守閣は必見の広島城

広島城へのアクセス

広島観光の移動拠点となる、JR広島駅から広島城へのアクセスを紹介しよう。
電車・バスはもちろん、時間はかかるが徒歩だけでもアクセス可能だ。

電車
市内電車から1・2・6番で広島電鉄に乗車。
「紙屋町東駅」・「紙屋町西駅」にて下車をし、地下通路を通って徒歩15分。
バス
広島駅南口の7・8・9番のバス乗り場から「合同庁舎前」経由のバスへ乗車。
「 合同庁舎前」にて下車をし、徒歩8分(「八丁堀」経由は「合同庁舎前」停車なし)。
徒歩
25分

広島城の入場料と開館時間

「広島城」の入場料と開館時間は、以下の情報を参考にしてほしい。
イベントが開催されている時期は、開館時間が延長される場合もある。

二の丸の入場料と開館時間

「二の丸」は観覧無料。

観覧料
無料
開館時間
・4月〜9月 9:00〜17:30(入館は17:00まで)
・10月〜3月 9:00〜16:30(入館は16:00まで)

広島城のお勧め観光シーズンは?

「広島城」を訪れるなら、3月下旬〜4月上旬の桜を眺められる春がお勧め。
「お花見スポット」としても知られる美しい姿を堪能できる。
イベントによりライトアップされるので、夜桜と「広島城」の共演を楽しもう。
夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色も美しく、SNS映えする写真撮影も可能だ。

夜桜と「広島城」の共演を楽しもう
夜桜と「広島城」の共演を楽しもう

ここだけは押さえておきたい!広島城の見どころ5選

歴史ある城郭景観に加え、近年は新エリアの整備も進む「広島城」。
復元建築が並ぶ二の丸や堀越しに望む天守、にぎわいを生み出す三の丸など、見どころは多彩だ。
まずは、「三の丸」「二の丸」「表御門」「天守外観」「被爆樹木」の5つをチェックして、広島城の魅力を満喫しよう。

1. 飲食店や新施設が集まる注目エリア「三の丸」

広島城で近年注目を集めているのが「三の丸」エリア。
城下町のにぎわいを感じられる新スポットとして整備が進められており、飲食店や商業施設が順次オープンしている。
広島らしいグルメを味わえる店舗もあり、観光途中の休憩スポットとしても便利。
今後は、広島城の歴史や文化を紹介する「広島城三の丸歴史館」の開館も予定されており、さらなる発展が期待されている。

広島城三の丸第1期商業施設
広島城三の丸第1期商業施設

2. 往時の城郭景観を感じられる「二の丸」

本丸の入口「中御門」を守護するために築かれた「二の丸」。
敵の侵入を防ぎ、出陣時の拠点としても使われた重要な防御施設だ。
1945年の原爆投下によって石垣を残して焼失したが、1989年から復元工事が始まり、1994年に表御門・平櫓・多聞櫓・太鼓櫓などが復元された。
現在は、広島城の中でも江戸時代の城郭らしい景観を色濃く感じられるスポットとなっている。
二の丸には御殿のような居住施設は設けられておらず、番所や馬小屋、井戸など、戦いに備えた設備が中心。
敷地内には広い空間も残されており、当時は武士たちの集合場所として使われていたと伝えられている。

国の重要文化財へ指定されている「二の丸」
国の重要文化財へ指定されている「二の丸」

3. 攻守の要となった「表御門」

二の丸の玄関口「表御門」は、木造で脇戸付の櫓門だ。
屋根は入母屋造の本瓦葺となっており、高さ10.61m。
右側には平櫓も設けられ、広島城への侵入を防ぐ他、有事の際すぐ出撃できるように備えられた。
外からは平櫓しか見えないが、多聞櫓や太鼓櫓にも兵力を備えたことから、表御門は広島城を守る要の1つと言える。
敵が内堀にかけられた橋へ進んだ場合、平櫓から横矢で狙い撃ち、表御門でくいとめる役割を持っている。
平櫓には鉄砲狭間が再現され、それに続く全長68mの多聞櫓や太鼓櫓も見学可能だ。
内部には太鼓櫓や平櫓のミニチュア模型が置かれ、それぞれに説明を加えた案内板もある。
戦火で失われ、1991年に復元された。

表御門は広島城を守る要の1つ「表御門」
表御門は広島城を守る要の1つ「表御門」

4. 広島復興の象徴として親しまれてきた「天守外観」

広島城のシンボルとして親しまれてきた天守。
現在の建物は、原爆によって倒壊した旧天守の後、1958年に外観復元されたものだ。
2026年3月に天守内部は閉城したものの、堀や石垣越しに望む姿は今も広島市中心部を代表する景観のひとつ。
季節によって異なる表情を見せ、春は桜、秋は紅葉との共演も楽しめる。

広島城を象徴する「天守閣」
広島城を象徴する「天守閣」

5. 原爆が投下された歴史を伝える「被爆樹木」

被爆樹木とは、広島に投下された原爆の爆心地から2km圏内に存在し、焼失しなかった樹木だ。
広島市内には160本あり、そのうち広島城には4本残っている。

種類 場所 爆心地からの距離
マルバヤナギ 中御門跡 770m
ユーカリノキ 二の丸 740m
クロガネモチ 大本営前に2本 910m
広島城内にあるマルバヤナギの被爆樹木
広島城内にあるマルバヤナギの被爆樹木

広島城周辺の観光スポット3選

広島城周辺には、歴史や文化を学べるスポットも盛りだくさんだ。
思いがけない新しい出会いと、驚きや感動の発見を期待できる。
「広島城」を見学したあとは、ぜひ魅力あふれる3つのスポットへ立ち寄ってほしい。

1. 縮景園

縮景園は広島藩主浅野長晟 によって、元和6年(1620年)から別邸の庭園として築かれた。昭和20年(1945年),広島に投下された原子爆弾により壊滅的な状態になってしまう。
その後の昭和24年(1949年)から始まった復旧は約30年をかけて完成し、現在に至っている。
園内中央に広がる濯纓池には、長寿を願った「鶴島」「亀島」と呼ばれる島が浮かぶ。池の水は淡水と海水が混ざった「汽水」になっており、海水に棲むボラなどが生息。
それを狙って野鳥も飛来する。
池の周りには茶室や小亭、山、川、島などが巧みに配置されていて、園路によって庭内を回遊することのできる回遊式庭園になっている。

広島の中心部に位置し、年間を通じて美しい景色が広がる庭園
広島の中心部に位置し、年間を通じて美しい景色が広がる庭園

2. 原爆ドーム(平和記念公園)

原爆ドームはもともと、チェコ出身のヤン・レツルの設計により、大正4年(1915年)4月5日に「広島県物産陳列館」として完成。
しかし、原爆投下の際には爆心地から160mの至近距離で被害を受けた。
むき出しになった鉄骨や、ボロボロになった外壁などが、被爆を受けた当時のままで残されており、いつからか「原爆ドーム」と呼ばれるようになった。
悲惨な歴史を現代に伝える貴重な建物である。

日本が被爆した当時の姿を現代に伝える貴重な建物。平和記念公園には平和の鐘が設置されている
日本が被爆した当時の姿を現代に伝える貴重な建物。平和記念公園には平和の鐘が設置されている

3. おりづるタワー

原爆ドームに隣接する複合ビルで、ここでしか出会えない風景や体験が楽しめる広島のランドマークタワー。観光エリアとして、1階の物産館やカフェ、12階の「おりづる広場」と「おりづるの壁」、屋上の展望台「ひろしまの丘」が開放されている。
屋上展望台は、風が吹き抜け、木の温もりが伝わるウッドデッキの気持ちがいいスペース。平和記念公園や原爆ドームはもちろん、晴れた日には宮島弥山まで見渡せる。

祈りをこめた「おりづるの壁」をみんなで作る、広島らしい体験ができる場所
祈りをこめた「おりづるの壁」をみんなで作る、広島らしい体験ができる場所

広島城周辺の人気飲食店3選

天守閣からの眺めや美しい堀の景観を楽しんだあとは、周辺で広島ならではの味覚を堪能してみよう。
名物のお好み焼きをはじめ、瀬戸内の新鮮な海の幸を使った料理など、魅力的なお店が点在している。
店選びに迷った時は、これから紹介する地元の人にも親しまれている人気店に足を運んでみてほしい。

1. お好み焼みっちゃん総本店 おりづるタワー店

お好み焼みっちゃん総本店 おりづるタワー店」は、広島名物のお好み焼きを楽しめる老舗「みっちゃん総本店」がおりづるタワー1階に展開した店舗だ。
店内には長さ8mの鉄板カウンターが設置されており、熟練の職人が焼き上げる様子を目の前で見られるライブ感が評判になっている。

老舗の味を継承する味・空間・景観を兼ね備えたお好み焼き店
老舗の味を継承する味・空間・景観を兼ね備えたお好み焼き店

2. かき小屋袋町 海平商店

元祖かき小屋として知られる「ミルキー鉄男のかき小屋 宇品店」直系の市内店として2013年にオープンした「かき小屋袋町 海平商店」。
かき小屋としての仕入れ方法や鮮度を継承。
一年中広島産の牡蠣を味わえる店として知られている。

一年中広島牡蠣や瀬戸内魚介を多彩な居酒屋メニューで味わえる
一年中広島牡蠣や瀬戸内魚介を多彩な居酒屋メニューで味わえる

3. Oyster & Smoked BAR SANGO

広島駅西口(通称、エキニシ)エリアにある「Oyster & Smoked BAR SANGO」。
広島県産の牡蠣をはじめ、全国各地の旬のブランド牡蠣を、生・焼き・揚げ・蒸しなど多彩な調理法で楽しめる本格オイスターバーだ。
定番メニューは「生牡蠣盛り合わせ(4種)」。
広島産レモンが添えられた、牡蠣本来のクリーミーなコクと磯の風味が引き出された一品だ。

多彩な牡蠣メニューと広島の味覚が味わえる本格オイスターバー
多彩な牡蠣メニューと広島の味覚が味わえる本格オイスターバー

広島城から足を伸ばして泊まりたい宮島のお勧め宿泊施設3選

広島城の観光を楽しんだあとは、少し足を延ばして瀬戸内海の景色が広がる宮島で宿泊するのも人気のプラン。
世界遺産嚴島神社をはじめ、島ならではの自然や静かな雰囲気は、広島滞在に特別な時間を添えてくれる。
広島観光をより深く味わいたい人にお勧めの、宮島の宿を紹介しよう。

1. みやじまの宿 岩惣

国立紅葉谷公園内にあり、弥山山麓の自然に包まれた歴史ある宿。
大正から昭和にかけて建てられた1室1棟の平家建ての「はなれ」のほか、本館と新館があり、好みに合わせて選ぶことができる。
独立した建物の「はなれ」は、皇室方や経済人、文化人なども宿泊した、特別感が漂う客室。
昭和初期に建てられた本館は、一室ごとに部屋のしつらえが違い、紅葉川の水音が聞こえる立地も魅力だ。

創業1854年、江戸末期から宮島の歴史を見続けてきた宿
創業1854年、江戸末期から宮島の歴史を見続けてきた宿

2. 宮島潮湯温泉 錦水館

嚴島神社まで徒歩約3分の好立地にたたずむ、明治35年(1902)創業の老舗旅館。
宮島では珍しい天然温泉が敷地内に湧出している。
宮島ならではの伝統や歴史を重んじつつ、2023年2月には1日1室限定の半露天温泉付き客室や、宮島唯一のルーフトップラウンジを新設するなど、常に進化を続けている。

世界遺産の島で、天然温泉にくつろぐ優雅なステイ
世界遺産の島で、天然温泉にくつろぐ優雅なステイ

3. 厳島いろは

宮島桟橋から歩いて5分、表参道商店街のすぐ目の前にある「厳島いろは」は、旅館やホテルといった既存の宿泊施設が持つイメージを覆す新たな宿。
木材や石、和紙など天然素材が使われ、個性豊かなデザイナーズチェアが並ぶ館内は洗練された上質な空間。
注目は2022年のリニューアル時に新設された、趣の異なる2つのスイートルーム。海側の「スイート 海」は、嚴島神社の大鳥居や瀬戸内海など部屋いっぱいに広がる窓からの眺望が自慢。

洗練されたモダンジャパニーズの非日常空間で過ごせるくつろぎの宿
洗練されたモダンジャパニーズの非日常空間で過ごせるくつろぎの宿

広島城の口コミ

3.95

口コミは一部AI翻訳しています。

  • 李宜瑄
    2021年10月18日
    詳しく見る

    今の天守閣は1958年に再建されたものですが、歴史的な品や資料もたくさん残っていて、最上階にはコイン式の望遠鏡や記念メダルの販売機もあります。

  • 江世傑
    2020年12月31日
    詳しく見る

    天守閣の最上階まで登れて、広島市内の景色を一望できます。

  • 黃素娥
    2025年08月29日
    詳しく見る

    秋の紅葉もすごくきれい。季節ごとに違った魅力があって、いつ行っても楽しめる!

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広島城に関するよくある質問

Q

広島城は誰が建てた?

A

安芸の国(広島県西部の旧国)を治めた戦国武将、毛利家4代当主の毛利輝元です。

Q

広島城が壊れた原因は?

A

1945年、米軍の原爆投下により倒壊しました。

Q

広島城が建てられた目的を教えて

A

水上交通の良い場所で、商業を盛り上げて町を発展させるためです。

まとめ

この記事では「広島城」の魅力と合わせて、アクセスや見どころ、時間や料金、周辺の観光スポットを紹介してきたが、いかがだったろうか。
歴史的な背景を知れば「広島城」の観光は、さらに楽しくなるので、ぜひこの記事を読み込んで足を運んでほしい。
「広島県」には、他にも見逃せないスポットがいっぱい。
「広島」の魅力的なスポットを知りたいなら、こちらの記事も参考にしてほしい。