【日光東照宮の観光ガイド】見どころ・所要時間・モデルコースを徹底解説!

【日光東照宮の観光ガイド】見どころ・所要時間・モデルコースを徹底解説!

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筆者 :  GOOD LUCK TRIP

「日光の社寺」として世界遺産に登録されている「日光東照宮」は、戦国の世を終わらせた英雄・徳川家康(とくがわいえやす)を祀る神社だ。
日本を代表する観光スポットのひとつで、国宝や重要文化財に指定された豪華絢爛な社殿群が多くの観光客を魅了している。
この記事では、初めて日光東照宮を訪れる人でも楽しめるように、見どころや魅力、楽しみ方をわかりやすく紹介する。

日光東照宮ってどんなところ?

栃木県日光市を代表する観光スポットであり、強力なパワースポットとしても知られる神社。
上野東照宮をはじめ、全国にある東照宮の総本社的な存在だ。
ご祭神は、徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)。
境内には、職人たちの高度な技術が詰まった豪華絢爛な建造物が点在。
55棟の建築物のうち8棟が国宝、34棟が重要文化財に指定されている。
なかでも「眠り猫」「三猿」「陽明門」は逸話とともに広く知られる見どころだ。
周辺の「輪王寺」「二荒山神社」とあわせて、「日光の社寺」として世界遺産に登録されている。

金と白のコントラストが美しい陽明門
金と白のコントラストが美しい陽明門

日光東照宮の歴史

1616年に亡くなった徳川家康は、静岡の久能山で神葬(神道の形式による葬儀)が行われた。
翌年、家康の遺言に従って2代将軍・徳川秀忠が日光へ移し、日光東照宮が創建された。
創建当初は質素な神社だったが、家康を敬愛した3代将軍・徳川家光が1636年に大規模な改築(寛永の大造替)を実施。
その結果、徳川家の権威を象徴する豪華絢爛な社殿群が完成した。
1999年には、優れた建築・芸術性や、自然と調和する信仰空間が評価され、世界遺産に登録された。

豪華絢爛な装飾と数多くの彫刻作品を堪能しよう
豪華絢爛な装飾と数多くの彫刻作品を堪能しよう

日光東照宮へのアクセス

日光東照宮の最寄り駅は、東武「日光駅」とJR「日光駅」。
どちらの駅からも徒歩で約30分だが、バスを利用すれば約10〜15分でアクセスできる。
東照宮周辺には複数のバス停があり、歩く距離を短くしたい場合は「表参道」、途中で観光も楽しみたい場合は「神橋」での下車がお勧め。

東京から日光東照宮の最寄り駅までのアクセス

東京から日光へのアクセス方法はいくつかある。
東京駅から新幹線で宇都宮を経由するルートは早いものの、在来線や高速バスと比べると運賃が高め。移動時間や予算に合わせて、最適な移動手段を選んでほしい。

移動手段 経路 所要時間 運賃(片道)
新幹線+JR日光線 東京駅→宇都宮駅→日光駅 約2時間 約5,000円
在来線 東京駅→日光駅 約3時間 約2,500円
高速バス 新宿駅→日光駅 約3時間 約2,500円
都内→日光 約2時間 高速料金:約4,300円

浅草駅から東武「日光駅」を繋ぐ新型特急「スペーシアX」

JR新宿駅〜東武日光駅を結んできた特急「スペーシア」が進化し、新型特急列車「スペーシアX」として登場。
浅草駅から日光・鬼怒川方面を結び、東武「日光駅」にも乗り入れる。浅草駅から東武「日光駅」までは約1時間50分と所要時間も短い。
車体色は、日光東照宮「陽明門」に使用されている胡粉(ごふん)をイメージ。
さらに、窓枠には鹿沼組子をイメージした意匠が施され、上質さと日光らしさが調和したデザインが特徴だ。
シートを6種類あり、普通席やボックスシートのほか、最前部で眺望を楽しめる個室「コックピットスイート」、カフェカウンター併設のラウンジ席など、旅のスタイルに合わせて選べる。
カフェカウンターでは、日光のクラフトビールやコーヒー、スイーツなどの限定商品を味わえるのも魅力。
短時間で快適に移動したい場合だけでなく、上質な空間でゆったり旅したい人にもお勧めだ。

上質な空間でゆったり過ごせる新型特急列車「スペーシアX」
上質な空間でゆったり過ごせる新型特急列車「スペーシアX」

日光東照宮へ行くなら利用を検討したい「NIKKO MaaS」

スマホひとつで日光観光の移動と体験をまとめて予約・利用できる、デジタル観光パスサービス「NIKKO MaaS」の利用もお勧めだ。
フリーパスは5種類あるが、日光東照宮を観光するなら「デジタル日光世界遺産フリーパス」が便利。
浅草や東武「日光駅」、バス停「西表参道」を含む指定区間の電車とバスが乗り放題。
さらに、日光東照宮周辺の飲食店やお土産店などで使える特典も付く。
また、日光東照宮の拝観券をはじめ、観光スポットの入場券もスマホから購入できる。
乗車券とチケットをまとめて管理でき、快適に観光できるのも大きなメリットだ。

NIKKO MaaSの利用イメージ
NIKKO MaaSの利用イメージ

日光東照宮の拝観時間と拝観料

日光東照宮の拝観時間と拝観料は、下記の表を参考にしてほしい。
境内の建造物や日光東照宮の由来などをわかりやすく解説してくれる境内音声ガイドがあり、1日500円でレンタルできる。
表門をくぐった正面にある場所で貸出ししているため、ぜひ利用してほしい。

拝観時間
・4月1日〜10月31日 9:00〜17:00
・11月1日〜3月31日 9:00〜16:00
※閉門30分前に受付終了
拝観料
・大人:1,600円
・小中学生:550円

日光東照宮のお勧め観光シーズンは?

日光東照宮を観光するなら、紅葉シーズン(11月上旬から11月中旬)がお勧めだ。
豪華絢爛な建造物と色づいたモミジが調和し、秋ならではの華やかな景観を楽しめる。
また、中禅寺湖いろは坂など、周辺にも紅葉の名所が多い。1〜2泊して、日光エリア全体で紅葉狩りを満喫するのも良いだろう。
一方、混雑を避けたいなら、1月上旬〜3月上旬の冬や、6月上旬〜9月の初夏〜夏の観光がお勧めだ。
比較的人出が少なく、落ち着いた雰囲気で参拝できる。

紅葉に染まる日光東照宮
紅葉に染まる日光東照宮

日光東照宮の所要時間

日光東照宮は見どころが多いため、巡る範囲によって所要時間が大きく変わる。
主なスポットだけを駆け足で回るなら 1時間30分〜2時間が目安。
彫刻や建築をじっくり見たり、奥宮まで参拝したりする場合は、3〜4時間ほどかかるだろう。
さらに、「輪王寺」「二荒山神社」も合わせて観光する場合、それぞれの主要スポットだけを急いで回っても、4〜5時間以上かかる。

見どころの多い日光東照宮は時間に余裕を持ってゆっくり巡ろう
見どころの多い日光東照宮は時間に余裕を持ってゆっくり巡ろう

日光東照宮で訪れるべき見どころ10選

日光東照宮の最大の魅力は、建築物を彩る精緻な装飾や彫刻にある。
建物全体の荘厳さだけでなく、そこに施された細やかな装飾の一つひとつにも注目してほしい。
江戸時代の職人たちが技の粋を尽くした美しい彫刻には、それぞれに深い意味が込められている。
装飾の背景を知ることで、日光東照宮の魅力をより深く味わえるだろう。
ここからは数ある建造物の中でも、絶対に外せないもの見どころを紹介する。

1. 日本で最も美しいと評される「陽明門」

国宝に指定されている「陽明門」は、日本で最も美しい門と名高い。
門には龍・麒麟・唐獅子といった霊獣や、中国の故事を表す彫刻など500を超える彫刻が施されており、一日中見ていても飽きないことから「日暮門」とも呼ばれている。
「完成と同時に始まる」という考えから、わざと未完成のままにしておくための「逆柱」や、悪人が門の中に侵入しないか見守っているとされている頂上に輝く「鬼瓦」など、彫刻以外にも見どころは多い。
2017年に終えた平成の大修理によって、輝きを増した現在の「陽明門」は必見だ。

細部までじっくり観察してみよう
細部までじっくり観察してみよう

2. 200以上の彫刻が魅力の「東西回廊」

「東西回廊」は陽明門から左右に伸びる、全長220mのコの字型の回廊で、国宝に指定されている。
平和への願いを込めたと言われている「東西回廊」は、「透かし彫り(土台の板をくり抜いて模様を作る技法)」によって、壁面に彫られた200以上の彫刻が魅力。
全ての彫刻が1枚の板から彫られていることが、職人の技術の高さを物語っている。
花鳥が飛び出してくるような迫力満点のデザインと、鮮やかな色使いに感動するはずだ。

職人の技術の高さが窺える彫刻をじっくり鑑賞してみよう
職人の技術の高さが窺える彫刻をじっくり鑑賞してみよう

3. 見ざる・言わざる・聞かざるで有名な「三猿」

3匹の猿がそれぞれ目・耳・口を隠している「三猿」は、日光東照宮の彫刻の中でも特に有名だ。
三猿は、神様に仕える馬をつなぐ建物「神厩舎(しんきゅうしゃ)」に彫られており、この建物自体も重要文化財に指定されている。
猿が馬を守ると信じられていたことから、猿が題材に選ばれたとされている。
神厩舎の外壁には8面16匹の猿が彫られており、猿の一生を通して人の人生を表現した物語のような構成になっている。
三猿はその中の一場面で、「悪いものを見ない・聞かない・言わない」という人生の教訓を表している。
三猿だけでなく、他の面の彫刻も見て、どのような物語になっているのか確かめてほしい。

「聞かざる・言わざる・見ざる」の三猿
「聞かざる・言わざる・見ざる」の三猿
造り自体はシンプルで、落ち着いた雰囲気を感じられる神厩舎
造り自体はシンプルで、落ち着いた雰囲気を感じられる神厩舎

4. 徳川家康がもたらした平和の象徴とされる「眠り猫」

奥宮(家康の墓)へ通じる東回廊の潜り門にある彫刻「眠り猫」は、三猿と並ぶほど有名で、国宝にも指定されている。
牡丹の下で穏やかに眠る猫をかたどった作品で、伝説の彫刻職人「左甚五郎(ひだりじんごろう)」が手がけたと伝わる。
門の裏側には、竹林の中で遊ぶ2羽の雀が彫り込まれており、こちらも見逃せないポイントだ。
猫と雀が表裏で向かい合う構図には、「猫が眠っているからこそ雀が安心して暮らせる」という意味が込められている。
戦国の世を終わらせた徳川家康の功績と、平和な時代の到来を象徴する彫刻として知られている。

角度によって異なる表情を見せる「眠り猫」
角度によって異なる表情を見せる「眠り猫」
眠り猫の裏側に彫刻された2羽の雀
眠り猫の裏側に彫刻された2羽の雀

5. 日光東照宮の三大彫刻のひとつ「想像の象」

「眠り猫」「三猿」と並び、日光東照宮の三大彫刻のひとつとされる「想像の象」。
作者は江戸時代の絵師「狩野探幽(かのうたんゆう)」で、実物を見たことがなかったため、想像で描いたことからその名が付いた。
金色の牙や三本の尻尾など、実際の象とは異なる独特な姿が印象的で、狩野探幽の想像力と芸術性が感じられる。
実際の象の写真と見比べると、その表現のユニークさをより楽しめるだろう。
この「想像の象」は、祭典で使う貴重な道具を納める建物「上神庫(かみじんこ)」に彫られている。

「想像の象」と実際の象と比べて楽しもう
「想像の象」と実際の象と比べて楽しもう

6. 美観と驚異的な耐震性を兼ね備えた「五重塔」

東照宮の入り口にそびえ立つ、高さ36mの「五重塔」。
重要文化財に指定されており、最大の特徴は心柱(しんばしら)を吊り下げる独自の建築様式にある。
心柱は塔の本体構造とは分離され、上部から鎖で吊り下げられ、最下部は礎石の上で約10cm浮いている。
この構造により、地震や強風が起きた際には心柱が振り子のように揺れ、塔本体と異なるタイミングで振動して揺れを相殺・緩和する。
その耐震性は非常に高く、東日本大震災でも損傷を受けなかったといわれている。
また、初層から四層までは和様、五層目は唐様という珍しい造りも特徴的だ。
初層に施された十二支の彫刻も見どころのひとつで、細部にまで職人の技と美意識が感じられる。

鮮やかな朱色と彫刻が美しい五重塔
鮮やかな朱色と彫刻が美しい五重塔

7. 御本社へと続く由緒正しき門「唐門」

御本社の正面にある唯一の門として、重要な役割を果たす「唐門(からもん)」。
身分が高い者のみが通ることを許された由緒が正しき門で、国宝に指定されている。
胡粉(ごふん/白い顔料)で全体を白く塗られた門は存在感を放ち、弓なりの形状をした唐破風(からはふ)の屋根が目を引く。
東南アジアから輸入した寄木細工(よせぎざいく)の柱や扉、霊獣である恙(つつが)と龍の彫刻をぜひ見てほしい。

唐門に彫られた彫刻の数は陽明門よりも多い
唐門に彫られた彫刻の数は陽明門よりも多い

8. 神社なのにお寺の造り?「表門(仁王門)」

朱色を基調にした「表門」は東照宮に入る、最初の門で「仁王門」という別名を持つ。
神社でありながら8本の柱からなる八脚門(はっきゃくもん)の左右に、仁王像が安置された典型的なお寺の造りとなっているのが特徴。
これは神仏習合時代(しんふつしゅうごう/神道と仏教が融合した信仰形態)の名残と言われており、当時の貴重な建築物として重要文化財にも指定されている。
高さ4mの仁王像と、門の内側にある唐獅子(日中に伝わる神獣)の像も見逃さないように。

日光東照宮の玄関である表門も見どころが盛りだくさん
日光東照宮の玄関である表門も見どころが盛りだくさん

9. 境内の半分にあたる数の彫刻が彫られた「御本社」

「御本社」は本殿・石の間・拝殿が一体化した、権現造り(ごんげんづくり)の建築物。国宝にも指定されている。
東照宮の中で最も重要な場所にあたり、祭典行事「例大祭」が行われるとしても知られている。
境内の約半数にあたる2,468体の彫刻が本殿にあり、悪夢を食べるため平和を意味する獏(ばく)が多いのも特徴。
職人たちの卓越した技術が集結した彫刻や、豪華絢爛な装飾の数々に圧倒されるだろう。

日本有数の権現造りの国宝に指定されている「御本社」
日本有数の権現造りの国宝に指定されている「御本社」

10. 奥宮

御本社の裏には、重要文化財に指定される「奥宮(おくみや)」。
鋳抜門(いぬきもん)・拝殿・御宝塔から成り、徳川家康の墓所として知られる。
眠り猫の彫刻が施された門をくぐり、207段の石段を上ると奥宮に到着する。
道中には、徳川家康の遺訓「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず」が記された看板も立ち、徳川家康の人生観も感じられる。
御宝塔の近くには、願いごとが叶うと伝わる「叶杉(かなえすぎ)」もあり、神聖な雰囲気に包まれた場所だ。

徳川家康が眠る奥宮の御宝塔
徳川家康が眠る奥宮の御宝塔

日光東照宮と合わせて訪れるべき世界遺産「日光の社寺」

日光東照宮を訪れるなら、世界遺産「日光の社寺」に登録されている輪王寺(りんのうじ)と二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)も合わせて観光してほしい。
三社をゆっくり巡る場合は、少なくとも4〜5時間ほどは見ておくのがお勧めだ。

日光二荒山神社

日光二荒山神社は、日光連山の主峰・日光三山を神体山として祀る神社。福の神・縁結びのご利益でも知られる。
日光山内の入り口を飾る木造朱塗りの美しい橋「神橋」は、二荒山神社の建造物。世界遺産「日光の社寺」の玄関ともいえる橋になっている。

福の神・縁結びのご利益でも知られる神社
福の神・縁結びのご利益でも知られる神社

日光山輪王寺

日光山輪王寺はお堂や塔、支院全体の総称である。日光開山の祖である勝道上人が四本龍寺を建てたのが始まりと言われる。
「三佛堂」は日光山最大の規模を誇る木造建造物であり、千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体の仏像がまつられている。
春には推定500年の樹齢である「金剛桜」、秋には「逍遥園」の紅葉を鑑賞できるのも魅力のひとつ。

日光山最大の規模を誇る木造建造物「三佛堂」が有名
日光山最大の規模を誇る木造建造物「三佛堂」が有名

素敵な空間で絶品グルメをいただこう!日光東照宮周辺の人気飲食店3選

日光東照宮を観光したら、これから紹介する飲食店でランチやディナーを堪能しよう。
どの飲食店も料理が美味しいのはもちろん、空間造りも素晴らしく、五感でランチタイム・ディナータイムを楽しめるだろう。

1. 明治の館

世界遺産、日光東照宮から近い、明治時代に建てられた石造りの洋館レストラン。
元々は、蓄音機を日本にはじめて紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーンの別荘として建造された。登録有形文化財。
一番人気は、「オムレツライス」。ケチャップ味の濃厚なチキンライスと、ふんわりトロ〜リとした卵、手間暇かけたデミグラスソースのハーモニーを楽しめる。

歴史的な洋館で本格的な洋食を味わう
歴史的な洋館で本格的な洋食を味わう

2. 日光金谷ホテル メインダイニングルーム

創業は1873年と現存する日本最古のリゾートホテルである「日光金谷ホテル」のレストラン。
2023年創業150周年を迎えた。1936年に本館を3階建てに改装した際に、当時のホテルロビーがメインダイニングルームに生まれ変わった。
柱頭彫刻や「迦陵頻伽(かりょうびんが)」と呼ばれる装飾品は古くからのもので、クラシカルな雰囲気の中で金谷ホテル伝統のフランス料理が味わえる。

日光の虹鱒などを使用し地産地消にも取り組む、進化し続ける現代の味と調和を楽しめるレストラン
日光の虹鱒などを使用し地産地消にも取り組む、進化し続ける現代の味と調和を楽しめるレストラン

3. 日光湯波巻 全 - ZEN

日光東照宮近くの日光街道沿いにある、古民家を改修した和モダンな佇まいの一軒。
料理の主役は、栃木県日光市名産の日光湯波でご飯と地元の食材を巻き込んだ日光湯波巻だ。
フレンチや和食の店で経験を積んだ若きオーナーシェフ斉藤直樹さんが、自らの目利きで厳選した前日光高原和牛やとちぎ和牛、旬の地場野菜などの食材を、日光湯波とのマリアージュで楽しませてくれる。

古民家を改修した和モダンな空間で、新名物の日光湯波巻に舌鼓
古民家を改修した和モダンな空間で、新名物の日光湯波巻に舌鼓

1泊するならココ!日光東照宮周辺のお勧め宿泊施設3選

日光東照宮をじっくり楽しむなら、時間に余裕を持って巡り、周辺で1泊するのがお勧めだ。
翌日は、日光や奥日光の観光スポットを訪れてみよう。
ここでは、日光東照宮に近いホテルや、奥日光観光に便利なロケーションの宿泊施設を厳選して紹介する。

1. 日光金谷ホテル

1873年創業、現存する日本最古のリゾートホテルとして知られる老舗。
西洋風の外観に日本風の調度品、建築様式が随所に取り入れらており、戦前に建てられた由緒ある建物は国指定の登録有形文化財に登録されている。
ホテル創業者の金谷善一郎が日光東照宮の雅楽師だったことから、館内のあちこちに「想像の象」など日光東照宮を連想させる彫刻が残っている。

日光の地で長きにわたりゲストもてなしてきた、歴史あるリゾートホテル
日光の地で長きにわたりゲストもてなしてきた、歴史あるリゾートホテル

2. ふふ日光

スモールラグジュアリーリゾートふふ日光は、日光東照宮をはじめとする世界遺産エリアから徒歩圏内の好立地。
館内のラグジュアリーで和洋折衷のスタイルが活かされたアンティーク調のデザインが印象的。
客室はスイート仕様で6タイプ・24室。カラーリング、インテリアも部屋ごとに異なるというこだわりよう。
また、すべての部屋には自家源泉から引かれた温泉がついているという、贅沢な設え。

日光の歴史と自然の魅力を感じるスモールラグジュアリーリゾート
日光の歴史と自然の魅力を感じるスモールラグジュアリーリゾート

3. 亀の井ホテル 奥日光湯元

栃木県日光市、奥日光エリアに位置する湯ノ湖畔に佇む「亀の井ホテル 奥日光湯元」。
奥日光の大自然に囲まれたロケーションは、日常の喧騒から離れてゆっくりと寛ぐのに最適だ。
ホテルの大浴場と露天風呂で、塩化物泉が空気に触れて乳白色に変わる「にごり湯」に心ゆくまで浸かれるのも魅力のひとつ。
露天風呂では、奥日光の美しい星空を見上げながら温泉に浸かり、心休まる時間を過ごせる。

奥日光の大自然の中に佇むホテルで、日々の喧騒を離れた心休まるひとときを
奥日光の大自然の中に佇むホテルで、日々の喧騒を離れた心休まるひとときを

日光東照宮と周辺スポットを満喫できる1泊2日モデルコース

日光東照宮の見どころをじっくり巡るなら、浅草から特急「スペーシアX」で訪れる1泊2日の旅がおすすめだ。
1日目は世界遺産に登録された日光の社寺を中心に、歴史と建築美を堪能。
2日目は中禅寺湖や華厳の滝、奥日光の温泉など、自然と癒やしを満喫するコースを紹介する。
短期間でも日光の魅力を余すことなく体験できる内容になっている。

1日目

東京・浅草駅を朝出発し、特急「スペーシアX」で約2時間。
日光に着いたら、東照宮を中心に世界遺産「日光の社寺」を巡りながら、歴史と芸術を肌で感じよう。
昼食は明治時代の洋館で本格グルメを味わい、午後は輪王寺や二荒山神社を参拝。
夜は日光金谷ホテルなど由緒ある宿に泊まり、ゆっくりと過ごすプランだ。

7:50
浅草から特急「スペーシアX」に乗車し、東武「日光駅」でバスに乗り継ぎ、バス停「神橋」へ。
10:00
日光東照宮をじっくり観光
13:30
明治の館でランチ
14:45
輪王寺 三佛堂を参拝
15:30
二荒山神社を参拝
17:00
日光金谷ホテルへチェックイン

2日目

2日目は自然と温泉をテーマに、ゆったりとした時間を過ごす。
ホテルで朝食を済ませたら、中禅寺湖や華厳の滝の雄大な景観を満喫。
奥日光湯元温泉では乳白色のにごり湯に浸かり、旅の疲れを癒やそう。
日光の自然美と温泉の恵みを感じられる、旅の締めくくりにふさわしい1日になるだろう。

8:00
ホテルで朝食を取り、チェックアウト。バスで中禅寺湖方面へ。
10:00
中禅寺湖と華厳の滝を観光
12:00
手打ちそば かつらでランチ
13:30
奥日光湯元温泉で日帰り入浴
15:30
東武「日光駅」へ戻り、帰路に着く
17:00
日光金谷ホテルへチェックイン

日光東照宮の口コミ

4.71

口コミは一部AI翻訳しています。

  • Jimmy
    2025年11月11日

    日本の伝統建築や精巧な彫刻、歴史や文化が好きなら、ここは絶対に訪れるべきスポット!

  • 葉茲
    2024年04月29日

    江戸時代を代表する重要な神社で、建築様式はとても優雅で重厚。装飾もとても独特で、歴史の趣がたっぷり感じられる。

  • Jessie Chen
    2024年04月22日

    日光東照宮の建築は壮大で神聖な雰囲気に満ちています。立派な門や楼閣、精巧な彩色や彫刻、そして古風な建築様式が、日本の伝統建築芸術の粋を見事に表現しています。

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日光東照宮に関するよくある質問

Q

日光東照宮の紅葉の見頃は?

A

11月上旬から11月中旬です。

Q

日光東照宮は何が有名?

A

「眠り猫」・「三猿」・「陽明門」などが有名です。

Q

日光東照宮の名前の由来は?

A

東照大権現として徳川家康を日光に祀ったことに由来しています。

Q

日光東照宮の御朱印はどこでいただけるの?

A

陽明門の近くにある社務所、奥宮近くの社務所、薬師寺近くの社務所の3か所でいただけます。

まとめ

日本を代表する世界遺産「日光東照宮」の見どころや魅力、楽しみ方を紹介してきた。
壮麗な社殿群や精緻な彫刻、豊かな自然が織りなす美しい景観など、日光東照宮には見応えが尽きない。
日光を訪れた際は、ぜひその歴史と自然美をじっくり体感してほしい。
日光で人気の観光スポットやグルメをまとめた、こちらの記事も参考にしてほしい。