【JR EAST PASS(東北エリア)を使ってお得に冬旅!】豪雪地帯を走る秘境路線「只見線」で冬の絶景に感動する鉄道旅

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

車窓からは田園風景や渓谷美など、日本の原風景が楽しめることから、“秘境路線”とも呼ばれている只見線。今回は、国内外問わず、多くの観光客を魅了する只見線沿線の見どころとおすすめスポットをピックアップ。さらに、東日本をお得に旅できる「JR EAST PASS(東北エリア)」をご紹介!

※只見線で「JR EAST PASS(東北エリア)」が利用できるのは、会津若松駅から只見駅間のみ。

目次

1. 只見線・会津若松駅へのアクセス方法は?

旅の起点はJR会津若松駅。
成田空港からは、JR特急成田エクスプレスで東京まで約1時間。羽田空港からは、まず東京モノレールに乗車し浜松駅まで約13分、JRに乗り換え東京駅まで約4分。東京駅からは、東北新幹線に乗り約1時間20分で福島県の郡山駅へ。さらにJR磐越西線に乗り換えて約1時間15分で只見線の始発駅となる会津若松駅に到着する。
会津若松駅周辺には、日本百名城のひとつ鶴ヶ城や、白虎隊ゆかりの地である飯盛山などの歴史スポットが点在するので、只見線列車旅とあわせて訪れるのもおすすめだ。

◎成田空港・羽田空港から
成田空港駅→JR特急成田エクスプレスで約1時間→東京駅
羽田空港・第2または第3ターミナル駅→東京モノレールで約13分→浜松町駅→JR山手線に乗り換え約4分→東京

◎東京駅から
東京駅→東北新幹線に乗り換え約1時間20分→郡山駅→JR磐越西線に乗り換え約1時間15分→会津若松駅

2. “秘境路線”とも呼ばれる只見線とは?

福島県会津地方と新潟県魚沼地区を結ぶ、全長約135kmのローカル線。周辺は国内有数の豪雪地帯で、冬場は並行して走る国道が通行止めになるため、地域住民にとって重要な交通機関となっている。
最大の魅力は、春の新緑、夏の川霧、秋の紅葉、冬の雪景色と大自然が魅せる四季折々の絶景。いくつもの鉄橋やトンネルを抜けて走る車窓からの風景に、心が洗われること間違いなし!

夏の川霧に包まれる景色も只見線の代名詞
夏の川霧に包まれる景色も只見線の代名詞

3. 只見線沿線の絶景ポイント

数々の絶景ポイントが点在する只見線沿線のなかでも、「JR EAST PASS(東北エリア)」で乗り降り自由な只見線の会津若松駅から只見駅間で見ることができる絶景スポットをご紹介!

まずは、只見線沿線のなかで最も有名な絶景スポット「第一只見川橋梁」。只見川が水鏡になって周囲の景色が写る様子や、水面から川霧が立ち上る幻想風景を見ることができる。会津宮下駅から車で5分ほどにある「道の駅尾瀬街道みしま宿」からは、第一只見川橋梁を見下ろす景色が楽しめる。

険しい山々と只見川、橋梁が織りなす絶景
険しい山々と只見川、橋梁が織りなす絶景

続いてご紹介するのは、会津川口駅を降りて約10分の場所に位置する「かねやまふれあい公園」。只見川が大きくカーブする場所にあり、水面に迫る大志集落を背景に、川沿いを走る列車を見ることができる風景は、「日本のスイス」と呼ばれることも。

雪山や集落が沼沢湖に映り込む景色も必見
雪山や集落が沼沢湖に映り込む景色も必見

また、只見線では土日祝の一部区間・時間において、「おもてなし企画」を実施。列車内で「あわまんじゅう」や「天然炭酸水」などの特産品を販売するほか、絶景ポイントをはじめ地域の情報を詳しく紹介してくれるので、週末にあわせて只見線の列車旅を計画するのもおすすめだ。

4. 「会津東山温泉」で心ゆくまで湯浴みを楽しむ

只見線沿線には秘境温泉が点在するのも人気のひとつ。
西若松駅から行くことができるのは、約1300年前、名僧・行基上人により発見されたという「会津東山温泉」。豊臣秀吉や土方歳三などの武士、与謝野晶子や竹久夢二といった文化人も訪れたという名湯だ。個性あふれる温泉旅館のほか、無料で入れる足湯もスタンバイする。

会津若松市街を一望できる「御宿 東鳳」の絶景露天風呂
会津若松市街を一望できる「御宿 東鳳」の絶景露天風呂

5. 霧のなかを遊覧する「霧幻峡の渡し」で幻想体験を

絶景ポイントとしても知られる「第一只見橋梁」がかかる只見川は、遊覧船も運航。
早戸駅を下車してすぐの場所からは、只見川の渓谷のなかを、約45分かけて周遊する「霧幻峡の渡し」を楽しむことができる。霧幻峡の名の通り、夏の早朝や夕暮れは川霧が発生しやすく、霧のなかを遊覧する幻想体験ができる。さまざまな厄災から逃れた地蔵や神社が点在することから、パワースポットとしても話題。

霧が立ちこめる様子は映画のワンシーンのよう
霧が立ちこめる様子は映画のワンシーンのよう

6. 只見線をお得に楽しめる外国人限定「JR EAST PASS(東北エリア)」とは?

「JR EAST PASS(東北エリア)」は、対象エリア内の路線が、5日間乗り放題になるパス。東北新幹線をはじめとする東京発着の5つの新幹線、青い森鉄道線全線、IGRいわて銀河鉄道線全線などが含まれ、東日本の旅を幅広くカバー。只見線では、会津若松駅から只見駅までが利用可能区間だ。成田空港や羽田空港から会津若松駅まで、このパスひとつで行くことができる。訪日外国人だけでなく、日本在住の外国人も利用可能。

関東エリアから東北エリアまでお得に周遊できるフリーパス
関東エリアから東北エリアまでお得に周遊できるフリーパス

まとめ

いつ訪れても魅力的な絶景が待っている只見線沿線。冬には白一色に染まる水墨画のような美しい景色が待っていて、冷えた身体を温めてくれる温泉もスタンバイ。東京駅から3時間弱でたどり着く“秘境”を、「JR EAST PASS(東北エリア)」を使ってお得にめぐろう!