【宇奈月温泉の観光ガイド】黒部峡谷の美しい景色を露天風呂から楽しもう
「黒部峡谷」の自然景観を楽しめる温泉地として人気の「宇奈月温泉」。
清流として名高い「黒部川」を彷彿とさせる無色透明の湯が特徴で、「黒部峡谷」の観光拠点にする人も多い。
この記事では「宇奈月温泉」の見どころを中心としつつ、お勧めの楽しみ方を紹介していく。
この記事を読むことで、温泉だけではない「宇奈月温泉」の魅力がわかるはずだ。
目次
宇奈月温泉ってどんなところ?
「宇奈月温泉」は富山県黒部市にあり、標高200mほどの地点に位置する温泉地。
「黒部峡谷」を走るトロッコ電車の始発駅・宇奈月駅があるため、「黒部峡谷」の玄関口として知られている。
日本三大渓谷や日本の秘境100選にも選ばれている「黒部渓谷」は、エメラルドグリーンの美しい川や雄大な山々が連なる美しい景色が魅力。
そんな「黒部峡谷」の絶景と四季折々の姿を、温泉街を散策しながら、露天風呂に浸かりながら、「宇奈月温泉」では眺められる。
日本有数の透明度を誇る無色透明の湯は、肌に優しい弱アルカリ性の単純温泉。
美肌の湯として知られ、高い人気を誇っている。
「宇奈月温泉」は収容人数にして3,500人ほどになる、富山県でも随一の規模を持つ温泉地だ。
「宇奈月温泉」には足湯や日帰り温泉施設もあり、気軽に温泉を楽しめる。
地元の食材を活かした郷土料理や、富山県で有名なブラックラーメンなど、富山ならではのグルメを味わえるのも、「宇奈月温泉」の大きな見どころと言える。
宇奈月温泉へのアクセス
国際線を有する「富山きときと空港」を起点に、「宇奈月温泉」へのアクセスを紹介しよう。
場合によっては割高になるが、新幹線を利用した方が簡単かつ短時間でアクセスできる。
- 経路
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1.「富山きときと空港」で連絡バスに乗車し、「富山駅」で下車。
2.「富山駅」で北陸新幹線はくたかに乗車し、「黒部宇奈月温泉駅」で下車。 - 所要時間
- 約1時間30分
宇奈月温泉のお勧め観光シーズンは?
「宇奈月温泉」を訪れるなら、お勧めしたい観光シーズンは冬だ。
四季折々で姿を変える山々の自然景観を眺められるのが「宇奈月温泉」の魅力だが、特に雪が降り積もる「黒部峡谷」の美しさは格別だ。
毎年冬には「宇奈月温泉冬物語 雪上花火大会」が開催され、その名の通り冬の澄んだ空に花火が打ち上がる。
雪景色と相まって幻想的な世界が広がる、大きなイベントだ。
加えて、「宇奈月温泉 雪のカーニバル」も見どころのひとつ。
音楽を伴った大がかりな花火や、松明を持って街を練り歩く「たいまつウォーク」で大きな賑わいを見せる。
冬の「宇奈月温泉」では寒ブリやズワイガニが旬を迎え、絶品の海の幸を堪能できるのも魅力的だ。
宇奈月温泉を120%満喫できる3つの楽しみ方
「宇奈月温泉」では温泉に入るだけではなく、様々な楽しみ方ができる。
せっかく訪れたのに、温泉に入るだけではもったいない。
ここからは「宇奈月温泉」への観光を120%満喫するために、知っておくべき「宇奈月温泉」の楽しみ方を紹介しよう。
1. 黒部峡谷の四季折々の自然景観を楽しむ
「宇奈月温泉」では温泉街と露天風呂の両方から、「黒部峡谷」の雄大で美しい景色を存分に楽しめる。
四季折々で異なる自然の姿を見られるのが魅力であり、季節ごとの風流を感じられる。
春と夏の「宇奈月温泉」からは、緑に生い茂る山々を一望できる。
清々しい景色を眺めながら入る、温泉の気持ち良さは格別だ。
川もあるため、夏らしい情景を楽しむにはぴったりの場所と言える。
「黒部峡谷」を鮮やかに彩る紅葉を間近に見つつ、肌寒い気温の中で入る「宇奈月温泉」も極楽。秋ならではの楽しみ方だ。
幻想的かつ風趣に富んだ景色を眺めながら温泉に入るなら、冬がお勧め。
雪化粧をまとった山々や街並みは、日本らしい景色のひとつと言える。
2. 温泉街で足湯とお土産選びを楽しむ
「宇奈月温泉」の風情ある温泉街を、ゆっくり散策するのもお勧め。
足湯もいくつかあるので、足湯に浸かりながら、自然景観や街並みを眺めるのも良いだろう。
気軽に「宇奈月温泉」の湯を楽しめるとあって、足湯も人気を集めている。
温泉街のお土産屋や雑貨屋では、富山県や「黒部峡谷」の名産品を購入できる。
特に宇奈月ビールや日本酒が有名。お酒が好きな方へのお土産にお勧めだ。
温泉街はお土産選びをする場所としても最適なので、観光中に1度は散策してほしい。
3. 富山の食材を活かしたご当地グルメを堪能
旅館やホテル、温泉街にある飲食店では、数々の富山グルメを堪能できる。
特にお勧めの富山グルメと言えば、「富山湾」の宝石とも称される白えびだろう。
透き通るような薄いピンクをしており、見た目も美しい。
回転寿司や居酒屋で食べられ、旬は4月から6月頃。
生はもちろん、唐揚げやかき揚げにしても美味しく食べられる。
白えびせんべいはお土産としても有名なので、ぜひ購入してほしい。
加えて、3月から5月に旬を迎えるホタルイカも絶品だ。
癖になるような食感が特徴的で、地酒のつまみとして最適。
ぜひ、富山県の味覚を存分に味わってもらいたい。
露天風呂から絶景を眺められる!宇奈月温泉の人気旅館3選
「宇奈月温泉」にある絶景を楽しめる旅館の中でも、特にお勧めの旅館を厳選して紹介しよう。
紹介する旅館は黒部峡谷の絶景を露天風呂で楽しめるだけでなく、館内の雰囲気も料理も素晴らしい。
せっかく「宇奈月温泉」に訪れるなら、宿にもこだわろう。
1. 延楽
昭和12年に創業以来、多くの文人墨客たちを魅了してきた老舗宿。
さりげなく飾られた茶花や山野草など、館内全体からあるがままの姿を大切にした創業当時からのこだわりが見られる。
透明度は日本随一といわれる自慢の温泉は、2つの露天風呂と男女各大浴場を完備。
宮大工の匠の技が光る樹齢四百年の檜を利用した露天風呂、黒部川の流れをイメージした岩風呂など、趣向の異なる温泉が楽しめる。
2. 黒部・宇奈月温泉 やまのは(ORIX HOTELS&RESORTS)
黒部川沿いに建ち並ぶ旅館やホテルは絶景宿揃いだが、とくに露天風呂からの眺めが素晴らしいのが「黒部・宇奈月温泉 やまのは」だ。
宿自慢の展望露天風呂は浴槽に段差をつけて各段から異なる景色を楽しめるように設計。
「つべつべ美肌の湯」として知られる肌にやさしいお湯に浸かりながら、黒部峡谷の四季折々の自然美と黒部峡谷トロッコ電車の赤い鉄橋を大パノラマで眺められる。
3. フィール宇奈月
黒部峡谷の玄関口である黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)「宇奈月」駅前にたたずむ温泉宿。
館内では、1日3,000トンもの湧出量を誇る宇奈月温泉を、滞在中心ゆくまで満喫できる。
男女別の大浴場や半露天風呂はもちろん、ファミリーやカップルと一緒に楽しめる貸切風呂も用意。
宇奈月温泉周辺の観光スポット3選
「宇奈月温泉」やその周辺には、黒部峡谷の美しい景色を眺められる絶景スポットや観光スポットが点在している。
その中でも「宇奈月温泉」からアクセスしやすく、魅力たっぷりのスポットを厳選して紹介しよう。
1. うなづき湖
2001年に完成した宇奈月ダムによって生まれた巨大な湖。
エメラルドグリーンの湖に真っ赤な湖面橋がかけられ、湖面に移り込む様子が鮮やか。
黒部峡谷の豊かな自然に囲まれ、そのフォトジェニックな景観は、隠れた絶景スポットとして人気を集めている。
2. やまびこ展望台
トロッコ電車が走る黒部峡谷鉄道の始発駅・宇奈月駅からすぐの場所にある展望台。
真下には新山彦橋を望み、赤い鉄橋を渡るトロッコ電車の様子を一望できる。
トンネルからトロッコ電車が出てくる瞬間を捉えた写真はこの場所から撮影されたものが多く、黒部峡谷のポスターなどにもたびたび使用されている。
3. 黒部峡谷セレネ美術館
宇奈月温泉郷にある美術館。「黒部峡谷の大自然を、絵画芸術を通して未来へ伝える」ことを理念に、現代日本画壇を代表する7名の画家が描いた作品を展示する。
作品の題材は黒部峡谷で、画家たちがこの美術館のために描き下ろした。
美術館は「黒部市芸術創造センター セレネ」内にあり、センターには黒部の名水で淹れたおいしいコーヒーや紅茶を提供するカフェもあり。
宇奈月温泉に関するよくある質問
Q
宇奈月温泉で食べ歩きするなら、どんなグルメがお勧め?
銘菓でもある和菓子の黒部物語など、スイーツが食べ歩きしやすくてお勧めです。
Q
宇奈月温泉には日帰りで入浴できる施設はある?
温泉街の各所に日帰りで入浴できる施設があります。
まとめ
「黒部峡谷」の四季折々の雄大な自然を眺めながら、温泉に入れるのが魅力の「宇奈月温泉」。
この記事では、そんな「宇奈月温泉」の楽しみ方や季節ごとの見どころなどを紹介してきた。
名物グルメや自然景観の観賞、温泉街の散策など様々な楽しみ方ができる「宇奈月温泉」を、「黒部峡谷」の観光拠点にしてみよう。
以下の記事では、富山県におけるお勧めの観光スポットを厳選して紹介しているので、合わせて読んでみてほしい。