呉市内観光にプラスして楽しみたい!日本遺産の島「とびしま海道」1Dayモデルプラン
呉市川尻から愛媛県岡村島まで7つの島を、7つの橋で繋ぐ「安芸灘とびしま海道」。
フォトジェニックな港町を楽しんだ翌日は、呉市街地を起点に日本遺産の島「とびしま海道」をめぐるプランはいかが? 呉駅周辺でレンタカーを手配、それぞれ種類の異なる橋を渡って、今回は広島県の大崎下島までをドライブ! 映画「ドライブ・マイ・カー」のロケ地にもなったスポットもある、古き良き日本の原風景が残る瀬戸内の島々をめぐります。
目次
安芸灘とびしま海道ドライブにお得な通行券を入手しよう!
呉市街地を出発!
安芸灘とびしま海道の一つめの橋で都道府県が管理する橋のなかでは日本一長い1,175mの吊り橋「安芸灘大橋」を渡ります。途中、安芸灘大橋の全景が一望できるポイント「見戸代緑地」に立ち寄って、お気に入りのアングルで撮影!
続いて県内で一番大きいトラス橋「蒲刈大橋」を渡ってすぐの場所にある「であいの館 蒲刈」へ。食事処のほかに売店もあり、お土産購入も可能。高台にあるため、敷地内からはのどかな瀬戸内の美しい景色を一望することもでき、清々しい1日のスタートにもぴったり。
風待ち・潮待ちの島「大崎下島」でレトロな町並みさんぽ。
蒲刈島の「であいの館 蒲刈」から50分ほどドライブを楽しんだら、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される大崎下島の御手洗地区に到着!
江戸時代に瀬戸内海を航行する船の宿場町として栄えた大崎下島の御手洗地区。往時の面影を残す建造物が立ち並び、まるでタイムトリップしたかのようなまち歩きを楽しむことができます。
御手洗を散策すると、古い家屋を資料館などとして公開しているところも多数。今回は市の文化財に指定されている「旧柴屋住宅」を覗いてみました。
瀬戸内海の島独特の、のんびりとした空気を楽しみつつ、さらにまちなみを散策!「御手洗天満宮」にも立ち寄ります。
続いて訪れる昭和12年(1937)に建てられた劇場「乙女座」は、昭和初期のモダンな外観が目を引きます。昭和30年代(1955〜)までは実際に劇場として舞台や映画が上映されており、現在でもその当時の客席を見学することができます。
基本情報
- 日本語名称
- 乙女座
- 郵便番号
- 734-0302
- 住所
- 広島県呉市豊町御手洗248
- 電話
- 0823-67-2278
- 定休日
- 火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 時間
- 9:00〜17:00
- 料金
- 入館料200円、高校生120円、小中学生80円
- アクセス
- 呉市営御手洗駐車場から徒歩1分
- クレジットカード
- 不可
- 公式サイト
- 公式サイト
まち並み散策の後は、車で歴史の見える丘公園へ。瀬戸内の穏やかな海に浮かぶ島々や、行き交う船をのんびりと眺めて日常をしばし忘れます。
上蒲刈島の「日高神社(日高庄八幡宮)」で絵画のような景色に感動!
御手洗地区を後にして、ランチの前にちょっと寄り道、上蒲刈島の海沿いに佇む日高神社へ。
海のそばにも鳥居があり、その向こう側には海と瀬戸内の島々が。絵画のような景観が、フォトジニック! お気に入りの一枚が撮影できるはず。
瀬戸内の海山の幸がギュッと詰まった定食が人気の「恵みの丘蒲刈」でランチタイム
ランチは日高神社から車で約10分走って「恵の丘蒲刈」内の「恵みの丘レストラン」でいただきます。
その日の朝に地元の漁師さんから仕入れる新鮮な魚介や、地元の農家から仕入れる野菜など、瀬戸内の海山の幸を使ったおかずが並ぶ定食が人気。安心安全な食材で手作りした小鉢が並び、どれから食べるか迷ってしまいそう。
食後は、レストランの前の広場で一休みもおすすめ。ドッグランも備えた広い広場にシートを敷いてピクニック気分で過ごしたり、子どもたちを遊具で遊ばせたりと思い思いの時間を過ごすことができます。
基本情報
- 日本語名称
- 恵みの丘レストラン
- 郵便番号
- 737-0402
- 住所
- 広島県呉市蒲刈町大浦字前沖浦
- 電話
- 0823-70-7111
- 定休日
- 火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
- 時間
- 9:00〜17:00
- アクセス
- 呉ICから車で約50分
- クレジットカード
- 不可
- 公式サイト
- 公式サイト
恵みの丘蒲刈から車で2分ほどの場所には、「県民の浜」があります。夏はビーチとして海水浴客で賑わうほか、キャンプサイトやSPAなど多彩な施設が揃っています。アクティビティも豊富なので、上蒲刈島でのんびり滞在してみるのもおすすめです。
朝鮮通信使をもてなした下蒲刈島で歴史と文化に触れる。
蒲刈島を後に、車で20分ほどドライブ! 今回の旅の最後に訪れるのは、下蒲刈島。石畳の道沿いを歩きつつ「松濤園」へ向かいます。
広い敷地内には回遊式の庭園の中に4つの展示館が立ち並んでいます。それぞれの建物は宮島や富山の古い家屋を移築したり復元したものあり、建物ごとに特徴的なのも見どころのひとつ。
そのうちの1棟「御馳走一番館」では、江戸時代に来日した朝鮮通信使に関する貴重な資料を展示しています。なかでも1748年に来日した第10次朝鮮通信使の様子を描いた記録の絵巻物は、ユネスコ世界記憶遺産に登録。定期的に展示内容を入れ替えるため、公開情報のチェックはお忘れなく!
「松濤園」から少し離れた高台にある「白雪楼」にも立ち寄って、お抹茶とお菓子で一休み。
京都の江戸時代後期の建物を移築したもので、2階から見下ろす美しい景色に癒やされます。春は満開の桜が眼下に広がり、人気を集めています。1階には可動壁を備えた和室があり、こちらも見逃せません。
お庭を楽しみながらお抹茶とお菓子をいただくこともでき、縁側に座って眼下に広がるのどかな風景を眺めつつ、今回の旅を振り返ってみるのもおすすめです。
サイクリングで島巡りもオススメ!
安芸灘とびしま海道を今回はドライブで巡りましたが、実はサイクリングスポットとしても国内外から人気を集めています。
キャンプ場もある「コテージ梶ヶ浜」ではレンタサイクルも。キャンプに訪れ、自転車を借りて大崎下島までサイクリングする人も多いそう。
アップダウンもあり、海沿いの整備されたサイクリングコースもあるとびしま海道を、自転車でぐるっと巡ってみる旅を計画するのもおすすめです。
まとめ
呉市街地を起点としたとびしま海道の島々を巡るドライブ1Dayトリップ。島ならではの、潮の香りを含んだのんびりとした空気を胸いっぱい吸い込んでリフレッシュできること間違いなしです。
そのほかにも、岡村港からは愛媛県のタオル美術館で知られる今治への航路もあり、呉を起点に瀬戸内を周遊するプランもおすすめです。
「フォトジェニックな港町呉を旅するプラン」と組み合わせて、1泊2日の旅にでかけてみませんか?
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