温泉だけじゃない!多様な魅力が詰まった熱海の人気観光スポット17選

温泉だけじゃない!多様な魅力が詰まった熱海の人気観光スポット17選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

古くから観光地・別荘地として多くの人々を魅了してきた「熱海」。
「熱海」といえば、温泉を思い浮かべる人が多いだろう。
ただ、熱海の魅力はそれだけではない。
豊かな自然を満喫できたり、レジャー施設で思いっきり遊べたり、神社で参拝できたりと、様々な楽しみ方ができる観光スポットが満載。
海鮮グルメやショッピングを楽しめる商店街も魅力のひとつだ。
この記事の内容を参考に観光すれば、「熱海」を思う存分満喫できるだろう。

目次

熱海ってどんなところ?

静岡県の東側に位置する「熱海」は、山と海に挟まれた風光明媚な観光地だ。
市街地と海を山がすり鉢状に囲むような独特な地形をしているので、「熱海」の街は坂が多く「坂の街」とも呼ばれている。
山の上からは海に離島が浮かぶ美しい風景が、海岸からは山の斜面にリゾートホテルや旅館が立ち並ぶ、「熱海」ならではの景観も特徴のひとつ。
日本有数の温泉地として古くから栄えているため、温泉宿が多く、昭和の面影を残す街並みやレトロな喫茶店なども点在。
そのレトロな景観やお店は、観光スポットやフォトスポットとして、人気を博している。
駅前には2つの大きな商店街があり、グルメからカフェ・お土産まで、個性豊かなショップが軒を連ね、国内外からの観光客で賑わっている。
「熱海」を訪れるなら、グルメも楽しみたい。
海鮮丼や寿司など様々な海鮮グルメをはじめ、話題のスイーツや食べ歩きグルメまで堪能できる。
大都市でもある東京からもアクセスが良く、気軽に足を運べるためリゾート地としても名高い「熱海」。
美しい自然と温泉、グルメなど多様な魅力を持つ「熱海」にぜひ訪れてみてほしい。

海と山の囲まれた風光明媚な観光地
海と山の囲まれた風光明媚な観光地

熱海のおすすめの観光シーズンは?

年間を通して楽しめる「熱海」だが、夏と秋が最も楽しめる季節だ。
夏は海水浴が楽しめるほか、花火大会・あたみビール祭りなどのイベントも盛りだくさん。
秋には紅葉の絶景や旬の食材を堪能でき、落ち着いた雰囲気の「熱海」も楽しんでほしい。

熱海の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

熱海への移動方法は?

東京駅から新幹線に乗れば、わずか40分程度で熱海駅に到着。
新幹線以外にも、JR特急「踊り子」・「サフィール踊り子」での移動もお勧めだ。
全席指定の車内設備が充実した観光列車で、所要時間は80分と少々時間はかかるが、ゆっくり贅沢な移動を楽しめる。
国際線のある羽田空港からも、電車で2時間程と空港からのアクセスも良好だ。

熱海観光の主要交通手段

「熱海」の観光スポット巡りは、路線バスがお勧め。
電車での移動が不便な分、路線バスや観光バスが充実しているのでスムーズに観光スポットへ移動できる。

熱海の魅力を満喫できる人気観光スポット14選

「熱海」の観光スポットはコンパクトにまとまっており、徒歩とバスで簡単に巡れるのが嬉しい。
豊かな自然を感じられる神社や文化施設、海水浴を楽しめるビーチ、海に浮かぶ離島での散策、写真映えするスポットなど、魅力的なスポットが満載だ。
数ある観光スポットの中から、厳選した観光スポットを紹介しよう。

1. 熱海城

熱海の高台に燦然と輝く天守閣。さて誰の築城かと思いきや、実は実在する城ではない。1959年に作られた5層9階建ての「天守閣風」観光施設だ。
最大のポイントは最上階からの展望。地上43m、海抜160mから、ぐるりと360度見渡せる景色が素晴らしく、熱海市内はもちろん、遠く伊豆半島まで望める。

自慢の眺望と愉快なアトラクション。家族で楽しむ熱海の天守閣
自慢の眺望と愉快なアトラクション。家族で楽しむ熱海の天守閣

2. 来宮神社

来福・縁起の神様として、熱海で古くから信仰されている神社。境内には御神木である天然記念物の大楠があり、日本屈指のパワースポットとして人気だ。
樹齢2100年という生命力あふれる大楠は、幹を一周すると寿命が一年延びるともいわれる。
心で願いを唱えながら大楠の幹を一周するとその願い事が叶うという伝説もあり、健康長寿・心願成就といったご利益を得ようと多くの参拝者が訪れる。

熱海のパワースポットとして名高い、熱海の土地神として歴史ある神社
熱海のパワースポットとして名高い、熱海の土地神として歴史ある神社

3. 熱海サンビーチ

夏は海水浴客でにぎわい、年に十数回行われる「熱海海上花火大会」もよく見えるビーチ。400mもあるヤシの並木と、青空とのコントラストが美しい白い砂、遠浅で穏やかな波の音が加わり、南国リゾートらしいイメージを演出している。
立地から、朝日が昇るサンライズビーチ、月に照らされたムーンライトビーチとしても知られており、時期によっては夜間のライトアップも。

フォトジェニックな景色が広がり、写真撮影も楽しめるビーチ
フォトジェニックな景色が広がり、写真撮影も楽しめるビーチ

4. MOA美術館

1982年、JR熱海駅背後の丘陵地に開館し、2017年のリニューアルで新しく生まれ変わった近代美術館。
地上3階、地下1階、延べ床面積1万7,000m²の館内には、絵画、書跡、工芸などの東洋美術を中心に、約3,500点を収蔵している。
収蔵品のうち、尾形光琳筆の「紅白梅図屏風」、野々村仁清作の「色絵藤花文茶壺」、手鑑「翰墨城」の3点が国宝。

熱海の高台に立つ、すべてが一級品のアートミュージアム
熱海の高台に立つ、すべてが一級品のアートミュージアム

5. 伊豆山神社

創建は紀元前5〜4世紀にまで遡り、飛来した伊豆山大神を祀ったことが始まりで「伊豆国」の名のルーツと伝えられる古社。
境内は、海抜約170mの高台に鎮座する本殿を中心に山側と海側へ連なり、約40,000坪の広さを誇る。
本殿から参道の階段を下ると下宮跡、さらに伊豆浜へ下ると日本三大古泉に数えられる源泉「走り湯」と走り湯神社がある。

昔も今も人々の篤い崇敬を集める、勝運、縁結び、名泉の神
昔も今も人々の篤い崇敬を集める、勝運、縁結び、名泉の神

6. 起雲閣

1919年に築かれた近代別荘建築で、非公開の三菱財閥・岩崎家の別荘や今はなき住友財閥の別荘と並び、熱海三大別荘の一つに数えられる。
戦後の昭和22年(1947)に旅館として生まれ変わり、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳など日本の昭和期を代表する文化人たちに愛された。
2000年から熱海市の所有となり、熱海市の文化・観光拠点として多くの来園者を迎えている。

昭和の文化人たちも愛した、熱海三大別荘の一つに数えられる名建築
昭和の文化人たちも愛した、熱海三大別荘の一つに数えられる名建築

7. 熱海トリックアート迷宮館

熱海の錦ヶ浦を望む高台の観光スポット。
平面画でありながら立体的に感じられるものや目の錯覚を利用したもの、見る角度によって絵が変化するものなど専門の画家が描いたトリックアートが展示されている。
臨場感たっぷりに描かれた動物や海の生き物たち、名画のパロディ作品など展示されている作品は約50点。

見て、触れて、撮影して楽しめる体験型のトリックアート美術館
見て、触れて、撮影して楽しめる体験型のトリックアート美術館

8. 熱海梅園

1886年、横浜の資産家・茂木惣兵衛が開いた梅園をルーツにもつ都市公園。
初川沿いに広がる約44,000㎡の広い園内には、樹齢100年を越える古木を含め60品種469本の梅が植えられ、毎年11月下旬~12月上旬に第1号の梅が開花。
「日本で最も早咲きの梅」として広く知られている。

「日本で最も早咲きの梅」と「日本で最も遅い紅葉」で知られる名所
「日本で最も早咲きの梅」と「日本で最も遅い紅葉」で知られる名所

9. アカオハーブ&ローズガーデン

名勝指定される「錦ヶ浦」の地形を生かした約20万坪という広大な敷地に広がるフォトジェニックな庭園。
世界中のバラやハーブが植えられた12のテーマで構成されるガーデンは、それぞれが個性豊かな空間に。自然の地形そのままに作られているので、園内上部まではガイド付きのシャトルバスでのぼり、くだりは散策をしながら花と景色を楽しむ。

名勝「錦ヶ浦」の地形を生かして造園された、バラとハーブに囲まれた庭園
名勝「錦ヶ浦」の地形を生かして造園された、バラとハーブに囲まれた庭園

10. 初島

熱海から船でわずか30分、人口200人弱の小さな島のあちこちに、リゾート気分を味わえるスポットが点在し、首都圏からもアクセスしやすい離島としてファンが多い。
定期船で初島港に到着すると、最初に目にする光景は食堂街だ。
ブリやカンパチなど旬の魚を、漁師でもある店主がどんぶりや刺身で提供。朝獲れたばかりの海の幸をたっぷりいただける贅沢がたまらない。

首都圏から近い癒しの島。波音と海産物でリフレッシュ
首都圏から近い癒しの島。波音と海産物でリフレッシュ

11. PICA初島

東京駅から新幹線と高速船を乗り継いで約90分、首都圏から一番近い離島として知られる初島。
島の東側に位置する「PICA初島」は、宿泊施設や日帰りで利用できるアクティビティ、レストラン、温浴施設などが揃ったリゾート施設だ。
宿泊施設は亜熱帯の木々の中に建てられたアイランドヴィラと、海が見える高台に建つアジアンリゾートヴィラの2種類。

南国気分を味わえる初島のリゾート施設
南国気分を味わえる初島のリゾート施設

12. 熱海温泉郷

静岡県熱海市にある温泉街。源泉の数は500を超え、その9割が効能成分が濃いとされている42度以上の高温泉という。
熱海温泉の歴史を語る上で重要なのが「熱海七湯」と呼ばれる源泉だ。
かつては世界三大間欠泉のひとつに数えられた大噴出で、現在は自然湧出していないが、銀座通りの湯前神社近くに当時を再現したモニュメントが作られているので、湯巡りの途中に訪れて熱海の温泉の歴史に触れてみるのもおすすめ。

源泉数は500か所を超える、1,500年以上の歴史ある温泉街
源泉数は500か所を超える、1,500年以上の歴史ある温泉街

13. 熱海芸妓見番歌舞練場

全国屈指の花街である静岡県熱海市。
市内には「置屋」と呼ばれる芸妓が所属するエージェントが約50カ所あり、約100名の芸妓が活躍している。
1998年には伝統芸能でもある熱海芸妓を広く情報発信することを目的に芸妓見番(置屋の組合)を公開。普段なかなか見られないプロの踊りを楽しめる。

熱海芸妓のあでやかな歌と踊りを楽しめる
熱海芸妓のあでやかな歌と踊りを楽しめる

14. マリンスパあたみ

高低差約8mのウォータースライダーや温泉プールなどが楽しめる全天候型の健康運動施設。
オーシャンビューの温泉は開放感にあふれ、水着着用で利用できるので、家族や仲間同士、カップルで楽しく過ごせること間違いなしだ。

季節を問わず水着で遊べるプール&温浴リゾート施設
季節を問わず水着で遊べるプール&温浴リゾート施設

海鮮グルメと温泉で癒されよう!熱海のお勧め旅館3選

風情ある老舗旅館から絶景リゾートホテルまで、魅力的な宿が立ち並ぶ「熱海」
その中でもお勧めの旅館を紹介しよう。
観光スポット巡りに疲れたら、海鮮グルメと温泉で至福のひとときを。

1. 熱海温泉さくらや旅館

創業70年、純和風の温泉旅館で、厳選された熱海の旬を味わえる料理の数々と源泉を引いた風呂が自慢。
料理のテーマは「五感で味わう料理」。熱海はもとより全国から取り寄せた旬の天然食材を熟練の料理人が丁寧に作り上げ、海鮮料理をはじめ、煮物、吸い物、水菓子など、すべて一番おいしい瞬間に部屋へと届けてくれる。
献立は月毎に変更。四季折々の味覚を取り入れている。

創業70年になる純和風の温泉旅館。厳選された熱海の旬を用いた料理と温泉が楽しめる
創業70年になる純和風の温泉旅館。厳選された熱海の旬を用いた料理と温泉が楽しめる

2. 湯宿一番地

創業65年の老舗旅館をリニューアルした、「懐かしの湯宿」がコンセプトの温泉旅館。
2本の自家源泉から引いた良質な温泉を源泉かけ流しで提供し、日々多くの温泉ファンを迎えている。
熱海駅から徒歩3分の好ロケーションにあるこちらでは、宿泊だけでなく日帰り入浴も可能。
外湯めぐり感覚の湯浴みや、帰路につく前のひと風呂にも最適だ。

貸切露天風呂も日帰り入浴可能な、駅近の人気温泉宿
貸切露天風呂も日帰り入浴可能な、駅近の人気温泉宿

3. 味と湯の宿ニューとみよし

海水浴場として人気の長浜海岸が目の前に広がる南熱海温泉の宿。
ボリューム満点の料理と開放的な露天風呂で人気を集めている。
旬の魚介類をふんだんに使った夕食は、基本プランでも5種類以上のお刺身が入った舟盛りがつく豪華な内容。
さらに焼き魚や煮魚などが加わり、質・量ともに大満足間違いなし。

味自慢の海鮮料理&海を望む充実露天風呂で大満足の温泉宿
味自慢の海鮮料理&海を望む充実露天風呂で大満足の温泉宿

熱海観光に関するよくある質問

Q

短い時間で熱海を満喫するためには、どこに行けば良い?

A

食べ歩きやショッピング、熱海の風情を感じられる駅前の商店街がお勧めです。

Q

熱海の温泉街の魅力は?

A

レトロとモダンの融合した街並みが魅力です。

Q

熱海で食べるべきグルメは?

A

旬の食材を活かした海鮮グルメがお勧めです。

Q

宿泊税を導入されているらしいが、どんな内容でしょうか?

A

現在導入の予定はまだ未定(2024年5月)。導入を予定する宿泊税は宿泊者1人あたり1泊ごとに200円。宿泊施設の経営者らが徴収し、12歳未満の宿泊者は除外される。詳細はこちら

まとめ

1日では遊びつくせないほど、多様な魅力を持つ「熱海」。
紹介した観光スポットを巡って自然と文化を堪能し、グルメとショッピングを思う存分楽しみ、温泉宿で癒されてみよう。
熱海以外にも、静岡には魅力的な観光地や観光スポットは多い。
富士山などの雄大な自然景観を見に、「熱海」から足を伸ばしてみよう。
その際は、ぜひこちらの記事も参考にしてほしい。