赤城山を中心に巡る!前橋の人気観光スポット9選

赤城山を中心に巡る!前橋の人気観光スポット9選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

群馬県のほぼ中央に位置する「前橋市」。
市の北部にそびえる「赤城山」一帯では、豊かで多様な自然景観を楽しめる。
また、市街地にはアートや文化を楽しめる施設が多く点在しているのも魅力のひとつだ。
新幹線を利用すれば東京から約1時間ちょっとでアクセスできるため、日帰り観光にも適している。
この記事では、前橋の人気観光スポットを中心に、アクセス方法やおすすめ観光シーズンなど、観光前に知っておきたい情報を紹介する。

前橋ってどんなところ?

群馬県の中南部に位置する、県内では2番目に人口が多い中心都市の「前橋」。
前橋といえば、「日本百名山」のひとつである赤城山が有名だ。
春には美しい桜並木「赤城南面千本桜」、夏には原生林に囲まれた青々とした湖、秋には紅葉に染まる木々、冬には雪化粧した美しい山肌と、四季折々の美しい自然景観を見られる。
それだけでなく、キャンプやワカサギ釣り、カヤックなど1年を通して様々なレジャーを楽しめるのも魅力のひとつ。
豊かなのは自然だけではない。アートや文化の街としても知られ、2018年には芸術家・岡本 太郎(おかもと たろう)の作品が市内に設置された。
その他にも、詩人の資料を展示する施設や、洗練された空間でアートを楽しめる施設、国指定重要文化財の迎賓館など、見応えある施設が盛りだくさん。
また、日本でも有数の豚肉の生産量を誇る前橋では、ソースカツ丼、とんかつ、豚丼など、豚肉を使った様々な名物グルメを味わえる。
濃厚な甘い味噌ダレをつけて焼き上げた「焼きまんじゅう」も忘れずに味わいたい。

赤城山の麓に広がる市街地の様子
赤城山の麓に広がる市街地の様子

前橋のおすすめの観光シーズンは?

前橋を訪れるなら、紅葉が見頃を迎える秋がお勧め。
秋になると赤城山が赤やオレンジに染まり、鮮やかで美しい景色が広がる。
快適な気温の中で紅葉ハイキングを楽しもう。
1,000本以上の桜が咲く、桜の名所「赤城南面千本桜」が赤城山の南麓にあるため、桜が見たい方は春に訪れよう。

前橋の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): コートや薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

前橋への移動方法は?

東京から前橋へは、新幹線と在来線を利用して1時間15分ほど。
羽田空港からも新幹線・在来線を乗り継ぎ約2時間、成田空港からは約2時間30分。
大阪からは新幹線を乗り継ぎ、在来線も活用して4時間ほどの旅になる。
いずれにしても、移動時間を短縮するためには新幹線を利用する必要がある。

前橋観光の主要交通手段

前橋を観光する場合、主要交通手段はバスになる。
市内には複数の駅があるため、電車も選択肢には入るものの、バスを利用した方が効率よく回れる。
バスの本数も路線も多いが、タクシーを併用するかレンタカーを使えば、さらに快適に観光できる。

前橋で訪れるべき人気観光スポット9選

ここからは前橋の人気観光スポットをご紹介。
赤城山はもちろん、美しい花々を見られるスポットやユニークなテーマパーク、歴史文化を感じられるスポットも紹介していく。
紹介するスポットを参考に、赤城山を中心とする前橋の観光プランを立ててみよう。

1. 赤城山、赤城神社

「裾野は長し赤城山」とうたわれ、富士山に次ぐ裾野の長さを誇る。
主峰の黒檜山(1828m)を中心にカルデラの周りを複数の山が取り囲み、この峰々を総称して赤城山と呼ぶ。
古くからの信仰を集め、山麓には多くの赤城神社がある。
冬の関東地方に吹く特有の北風(空っ風)は、この地域では「赤城おろし」と呼ばれる。

「裾野は長し赤城山」とうたわれた上毛三山のひとつ
「裾野は長し赤城山」とうたわれた上毛三山のひとつ

2. カネコ種苗ぐんまフラワーパーク

赤城山の南麓に広がる総面積18.4haのフラワーパーク。
1年を通してさまざまな花が見られ、園内はテーマごとにエリアが分けられている。
園の中央には高さ18mのパークタワーがそびえ立ち、展望台からは赤城山や、天気のいい日にはスカイツリーまで一望できる。
タワーの下には6,000㎡の「フラトピア大花壇」が広がり、春のチューリップをはじめ季節ごとの花が咲き誇っている。

1年中さまざまな花が楽しめる、広大なフラワーパーク
1年中さまざまな花が楽しめる、広大なフラワーパーク

3. 赤城南面千本桜

赤城山の南麓に位置、約3.5kmの道に左右約1,400本のソメイヨシノが咲く、美しい桜並木「赤城南面千本桜」。
一度は木々が伐採されて道だけが残っていたものが、1956年から3年にわたって整備され、現在の桜並木が完成。
1990年には日本の「さくら名所100選」にも選出された、日本を代表する桜の名所として知られる。

赤城山の南麓にある約1.3kmの桜並木は、思わず息を呑む美しさ!
赤城山の南麓にある約1.3kmの桜並木は、思わず息を呑む美しさ!

4. 敷島公園門倉テクノばら園

バラを「市の花」に指定している群馬県前橋市に、1971年に開園。
園内には約600種類・7,000株のバラが植えられており、春と秋の年2回、見頃を迎える。
歴史を感じさせるオールドローズのエリアや、生産国ごとに区分されたモダンローズのエリアがあり、それぞれ異なる魅力を楽しめるよう工夫されていて、バラ好きにはたまらない空間だ。
なかでも注目は、前橋オリジナルのバラ「あかぎの輝き」。
花が咲きはじめると色が黄色からオレンジ、赤へと変化する美しさが特徴だ。

春と秋が見頃!600種類のバラの美しさと香りに包まれる空間
春と秋が見頃!600種類のバラの美しさと香りに包まれる空間

5. 大沼

赤城山の山頂付近に広がる大沼は、標高1,350メートルの高地に位置する神秘的なカルデラ湖だ。
原生林に囲まれた約80万㎡の広大な湖面は透明度が高く、訪れる人を穏やかな気持ちにさせてくれる。
ここでは、夏はカヤックやボート遊び、キャンプ、秋はワカサギ釣り、冬は氷上ワカサギ釣りと、季節ごとにさまざまなアクティビティを体験できる。

アクティブ派も、癒しを求める人も充実時間が過ごせる湖
アクティブ派も、癒しを求める人も充実時間が過ごせる湖

6. 臨江閣

臨江閣は格式高い和風の木造建築で、国の重要文化財に指定されている。敷地内には本館、茶室、別館の3棟の建物が並び、まるでタイムスリップしたかのような気分に浸れる。
1884年9月、迎賓館として建てられた本館は、明治天皇をはじめ多くの皇族が宿泊した由緒ある建物。数寄屋風の造りは、日本の美意識を凝縮したような、洗練された空間を創り出している。

夜にはライトアップも!格式高い和風建築の美しさに触れる
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7. 前橋市中央児童遊園るなぱあく

群馬県前橋市にある「前橋市中央児童遊園るなぱあく」は、1954年に開園。時代を感じる、ノスタルジックな雰囲気が魅力の遊園地だ。
「日本イチ安い遊園地」として知られ、入園無料。大型遊具は1回50円、電動木馬や小型遊具は1回10円という驚きの料金で、特に小さな子どもの遊園地デビューにはぴったり。
園内には、レトロなデザインのメリーゴーランドや汽車など、懐かしさを感じる遊具がたくさん。

日本イチ安い!? お手頃プライスで楽しめるレトロ遊園地
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8. 世界の名犬牧場

「ワンちゃんと愛犬家のためのドッグリゾート」をコンセプトにした、敷地面積3万㎡を誇る牧場。
日本最大級の広さを誇るドッグラン、ワンちゃん専用プールなど、愛犬家とワンちゃんのための施設が目白押し。
プール付きの広大なドッグラン「ドッグヒルズ」と「ドッググラウンド」。ドッグヒルズは傾斜があってボール遊びなどに最適。広大なドッググラウンドは愛犬と思いっきり走り回れる。

大自然の中でワンちゃんと遊べる施設
大自然の中でワンちゃんと遊べる施設

9. 前橋東照宮

1624年、江戸幕府を開いた将軍・徳川家康を主祭神として越前勝山(現在の福井県)に創建された神社。
その後、1871年に現在の群馬県前橋市に落ち着いた。学問の神様・菅原道真や安産の神様・木花咲耶姫なども祀られており、さまざまなご利益が期待できる。
この神社には、ユニークな風習がある。厄除祈願や車のお祓いを受けた方は「はらい川」と呼ばれる神聖な川に、人や車の形をかたどった紙を流し、罪や穢れを祓うことで厄除けができる。

ご利益いっぱい!将軍・徳川家康が祀られている神社
ご利益いっぱい!将軍・徳川家康が祀られている神社

前橋観光に関するよくある質問

Q

前橋から高崎までのアクセスは?

A

JR両毛線・JR上野東京ライン・JR湘南新宿ラインのいずれかに乗り、15分ほどです。

Q

前橋の紅葉の見頃は?

A

10月上旬~11月上旬です

Q

前橋の桜の見頃は?

A

3月下旬~4月上旬です

まとめ

この記事では前橋の人気観光スポットを中心に、アクセス情報や観光にお勧めのシーズンを紹介してきた。
この記事を参考に、豊かな自然を抱く赤城山の多様で美しい自然景観や自然の中で楽しめるレジャー、アートや文化に触れられる文化施設を巡る、前橋の旅に出かけてみよう。
群馬の前橋以外の地域も巡る予定がある方は、群馬で特にお勧めの観光スポットを紹介している、こちらの記事も参考にしてほしい。