大阪市街地からもアクセス抜群! 人気の「生きているミュージアム ニフレル」完全ガイド!
大阪が誇る、世界最大級の水族館「海遊館」がプロデュースする「生きているミュージアム ニフレル」。
“感性にふれる”をコンセプトに掲げ、水族館だけでなく、動物園や美術館の要素も取り入れた新感覚のミュージアムは、生きものの魅力に触れて、来館者の感性を豊かにするコンテンツが盛りだくさん。大阪市街地からも便利にアプローチできるロケーションで、周辺には万博記念公園や大型複合施設も多数あり。ミュージアムの来館にプラスして、1日中レジャーを楽しめるのもうれしいポイント。
今回はそんな「生きているミュージアム ニフレル」の魅力を詳しくご紹介!
ニフレルへのアクセスは?
ニフレルの最寄り駅は、大阪モノレール万博記念公園駅。大阪の各所からのアクセス方法はこちら!
関西空港から
南海電車「関西空港」駅から空港線空港急行で約45分、「なんば」駅で乗り換えOsaka Metoro「なんば」駅から御堂筋線で約30分、「千里中央」駅で乗り換え。
大阪モノレール「千里中央」駅から門真市行きで約6分、「万博記念公園」駅下車。
大阪空港(伊丹空港)から
大阪モノレール「大阪空港」駅から門真市行きで約17分、「万博記念公園」駅下車。
新大阪駅から
Osaka Metoro「新大阪」駅から御堂筋線で約13分、「千里中央」駅で乗り換え。
大阪モノレール「千里中央」駅から門真市行きで約6分、「万博記念公園」駅下車。
なんばから
Osaka Metoro「なんば」駅から御堂筋線で約28分、「千里中央」駅で乗り換え。
大阪モノレール「千里中央」駅から門真市行きで約6分、「万博記念公園」駅下車。
大阪・梅田から
Osaka Metoro「梅田」駅から御堂筋線で約20分、「千里中央」駅で乗り換え。
大阪モノレール「千里中央」駅から門真市行きで約6分、「万博記念公園」駅下車。
事前にチェック!「ニフレル」を楽しむための注意点は?
館内のフロアに展示されている水槽は、まるで美術館でアートを楽しむように配置されているのが印象的。これは「海を自由に泳ぎながら、色んな場所で生きものと出会うイメージ」を大切にしているニフレルならではのこだわり。
さらに大半の水槽にフタがないのも特徴。ガラス越しだけでなくさまざまな角度で感じられるのは、まさに“感性にふれる”がコンセプトのニフレルにふさわしい設計だ。
ただし、生きものに素手で直接触るのは厳禁。また、個人で楽しむ範囲での写真&動画撮影はOKだが、生きものへのフラッシュ撮影、ライブ配信など、来館中のお客さんや生きものに迷惑がかかる行為はNGなのでご注意を。
8つのゾーンの見どころは?
展示エリアは、生息区域ごとでまとめるのではなく、「いろ」「わざ」など生きものたちの多様な個性をテーマにカテゴライズ。なかには、映像コンテンツのみのエリアもあり、一般的な水族館とはまったく異なるユニークな空間が広がっている。展示空間は2階建て、8つのゾーンに分かれているので、順路に沿って周遊していこう。
ZONE1 「いろ」にふれる
時間とともにカラフルなライティングが変化し、幻想的な空間を生み出す展示エリア。13台の水槽の中で泳ぐのは、色とりどりの魚たち。真っ赤なボディと足先の白色が目を引く「シロボシアカモエビ」をはじめ、サンゴ礁の隙間に生息するイエローカラーのポップな「キイロサンゴハゼ」、モノトーンな色合いとスタイリッシュなフォルムで存在感を示す「プテラポゴン・カウデルニィ」など、思わずスマホのカメラに収めたくなる海が紡いだ多様な「いろ」の世界が詰まっている。
ZONE2 「わざ」にふれる
砂の中に器用に隠れたり、まわりの環境にあわせて色を変化させたり……。生きものたちが、自然の中で生きていくために進化させてきた「わざ」を見学することができる。
中央の水槽では「テッポウウオ」が約80匹泳いでおり、時間帯によって、エサやりシーンを見学することが可能だ。吊り下げられたプレートにエサをつけると、テッポウウオがまるで水鉄砲のように口から水を発射し、正確に捕食する瞬間にはきっと誰もが驚くはず。時には、水中からエサを目掛けてジャンプして捕食しようとする、アクロバティックなシーンに遭遇することも!
ZONE3 「およぎ」にふれる
魚たちの多彩な泳ぎ方、動きの美しさを際立たせるために、影を使った空間演出で統一されていて、天井や壁面に投影された美しい水紋は感動的なほどアーティスティック。水中=無重力の環境で、魚たちの遊泳の多様性を知り、水の世界に共存する気持ちに浸ろう。
ZONE4 WONDER MOMENTS
世界から注目を集める気鋭のアーティスト、松尾高弘氏が手がけた空間アートの世界が広がるエリア。
まるで宇宙から星を眺めているかのような神秘的な雰囲気に満ちあふれていて、天井に浮かぶように設置された球体型スクリーンとフロアの足元には、水・花・木・宇宙などをモチーフにした計25シーンにもおよぶオリジナルの映像プログラムがランダムで投影される。プラネタリウムでもない、シアターでもない、ニフレルにしかない光のアートを鑑賞して、新しい感性の広がりを実感。
ZONE5 「かくれる」にふれる
敵から身を守るため、または獲物に気付かれないように近づくために、周囲の環境・背景とそっくりに変化させる生きものたちをピックアップ。
白の渦巻きが特徴の「タテジマキンチャクダイ」の幼魚の模様をモチーフにした、ユニークなインテリアデザインのなかで、自然を生き抜くための「かくれる」能力の魅力をキャッチしよう。数ある生きものの中でも、コケに擬態する「コケガエル」、草木と同化する「エボシカメレオン」は必見。
ZONE6 「みずべ」にふれる
穏やかな陽光が差し込むフロアに、水辺に生息する生きものがお出迎え。
「ホワイトタイガー」をはじめ、全長約3m以上の巨大な「イリエワニ」、愛らしい表情で魅了する「ミニカバ」たちがメインで展示されている。「ミニカバ」が大きな口を開けて、豪快にエサを食べるシーンは迫力満点だ。なかでもホワイトタイガーの威風堂々とした姿はまさに主役級。
ZONE7 「うごき」にふれる
元気に走り回る「ワオキツネザル」や、風格を漂わせて闊歩する「インドクジャク」をはじめ、約15種50点の生きものたちが暮らすエリア。
まるで生きものたちのシェアハウスともいえる空間には、仕切りや柵が設けられておらず、1本の小川が流れ、人間たちが生きものたちの世界にお邪魔できる。ふと頭上を見上げれば「アナホリフクロウ」が佇んでいたり、足元をワオキツネザルが通ったり、とことこ歩く「ケープペンギン」のかわいさに癒されたり。生きものたちの自由奔放な「うごき」を感じとろう。エリア内には生きものを飼育するキュレーターが常駐。生きものたちについて知りたいことがあれば、気軽に聞いてみよう。
ZONE8 「つながり」にふれる
壁面と床に2面のスクリーンを設置。迫力ある立体的な映像を上映している。現在は、2026年1月まで開催予定の企画展「あなたも愉快な生きものだ!展」のフォトスポット仕様に。有料のワークショップでお面を作ると水中、水辺、陸上のシチュエーションで写真撮影をすることができる。
美味しさ広がる、ワクワク広がる。生きもののそばでひと休み! ピクニックカフェ「EAT EAT EAT」
「みずべにふれる」に隣接するピクニックカフェ「EAT EAT EAT」は、店名の通りピクニック気分を満喫できる休憩スポット。多彩なグリーンをレイアウトし、温かな自然光が心地いい雰囲気で、室内とは思えないほどの開放感! 「ホワイトタイガー」や「ミニカバ」たちの様子を眺めながら、くつろぎのひとときを過ごすことができる。
提供メニューはすべてオリジナルで、ランチにぴったりのサンドイッチやバーガーのほか、アイスクリームやトラ焼きといったスイーツ系まで幅広い。
生命にとって不可欠な水を、飲むのではなく、食べて味わえる不思議系フード「食べる水」が一押し。「どんな味なのか?」は、食べてからのお楽しみ。
ミュージアムショップ「NIFREL✕NIFREL」でニフレルの思い出を日常に。入館者しか買えないアイテムも!
ニフレルに訪れた際のしめくくりは、ミュージアムショップでのショッピングで決まり!
ニフレルの生きものたちがモチーフになったぬいぐるみは、デザイン・サイズともにさまざまで幅広いレパートリー。来館記念のお土産にきっと喜ばれるお菓子も人気。
かわいくて実用性の高い文房具、有名ブランドが手がけたオリジナル雑貨類も揃う。なおミュージアムショップへは、ニフレルへ入館しなくても、屋外スペースから入場が可能なので気軽に訪れよう。
またワンコインで手軽に回せるカプセルトイもお忘れなく。あの人気キャラクター「すみッコぐらし」とコラボしたアイテムは、ここでしか手に入らないプレミアムな限定デザイン。コラボカプセルトイを回すには、ニフレルへの入館が必要なのでご注意を。
「ニフレルメイクス」でつくる楽しさ、発見する喜びを体感。新しい自分に出会えるワークショップ&企画展
ニフレルでは季節ごとなど、定期的にイベントやワークショップを開催。小さい子どもでも楽しめるぬり絵や大人も思わず夢中になるものづくりなど、バリエーションも多彩。
現在は2026年1月12日まで開催している企画展「あなたも愉快な生きものだ!展」オリジナルワークショップを開催中。人気絵本作家の「tupera tupera」と、話題のデザインチーム「minna」とのコラボレーション企画だ。参加費1人1,000円〜で、予約なしで気軽に参加することができる。tupera tuperaがこのワークショップのためだけに描き下ろした多彩な“生きものパーツ”を組み合わせて、愉快な生きもののお面を完成させよう。お面をつけると特設フォトスポットで写真撮影を楽しむことができる。その他企画展にちなんだ装飾やフォトスポット、オリジナルグッズ、カフェメニューの提供もお楽しみに。
Webチケットを事前購入してスムーズに入館!
長期休暇シーズンや土・日、祝日などは、待ち時間がなく、スムーズに入館できるWebチケットでの事前購入がおすすめだ。購入方法はいたって簡単、まずニフレルの公式サイト内にあるWebチケット販売ページへアクセス。希望日時を指定し、クレジットカードやQRコードで決済すれば購入は完了。
なお公式サイト以外に、提携する外部チケットサービスサイトでも販売しているので、いずれか便利なほうを活用しよう。