【日暮里の人気スポット8選】下町情緒漂うノスタルジックな街並みを観光!

【日暮里の人気スポット8選】下町情緒漂うノスタルジックな街並みを観光!

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

下町情緒とノスタルジックな街並みが魅力の「日暮里」。
日本でも有数の商店街と繊維街が広がり、散策しながら地域に根付いたお店を楽しめる地域だ。
この記事では、日暮里の魅力と人気スポット、人気飲食店を紹介する。
上野公園アメ横をはじめとする有名観光スポットが集まる上野から、電車でわずか3分。
記事を参考に、ぜひ足を伸ばしてほしい。

日暮里ってどんなところ?

東京都荒川区、上野と隣接する日暮里。地域に根付いた個人店が多く、街全体に下町情緒が溢れ、温かみのある雰囲気が魅力の地域だ。
その魅力が詰まった商店街「谷中ぎんさ」には、ノスタルジックな雰囲気に惹かれ、国内だけでなく海外からも多くの人々が訪れる。
また、日本最大級の繊維街も見どころのひとつ。大正時代(1912年〜1926年)から少しずつ形成された繊維街には、約90店舗もの繊維問屋や小売店が並ぶ。
そのため、一般の買い物客だけでなく、ファッションやデザイン関係者も足を運んでいる。
さらに、グルメの街としても知られ、老舗の蕎麦屋や甘味処、日本料理店だけでなく、多国籍の移住者が暮らしていることから、洋食やエスニック料理など、多種多様なグルメを楽しめる。

ノスタルジックな街並みの中に地域に根付いた個人店が並ぶ
ノスタルジックな街並みの中に地域に根付いた個人店が並ぶ

日暮里のおすすめの観光シーズンは?

日暮里を訪れるなら、桜が見頃を迎える春がお勧め。
江戸時代(1603年~1868年)、日暮里では寺院を中心に花を植え、人々を楽しませることが流行した。その名残で、現在も隠れた桜の名所が点在している。
例えば、「谷中霊園」や「御殿坂」では、美しい桜のトンネルを楽しめる。
見頃は気候やその年によって異なるが、例年では3月下旬~4月上旬だ。

日暮里の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

日暮里への移動方法は?

日暮里の玄関口となる「日暮里駅」には、JR山手線をはじめとする6路線が乗り入れている。
東京の主要駅から約30分でアクセスできるだけでなく、成田空港からは最短36分で到着可能。
また、羽田空港へも1時間以内でアクセスできるため、交通の便が良い地域だ。
東京の主要駅から日暮里駅までの移動方法と所要時間をまとめた以下の表も、参考にしてほしい。

JR「東京駅」から
JR山手線で約10分
JR「新宿駅」から
JR山手線で約20分
JR「上野駅」から
JR山手線で約3分
JR「品川駅」から
JR山手線で約25分
JR「渋谷駅」から
JR山手線で約30分

日暮里観光の主要交通手段

日暮里は狭いエリアなので、徒歩だけでも充分に観光を楽しめる。
下町情緒あふれる街並みを楽しみつつ、各スポットを巡る散策を楽しもう。
もし歩き疲れたら、バスやタクシーを上手に活用してほしい。

日暮里で立ち寄るべき人気スポット5選

日暮里でも特に有名な2つの商店街を中心に、立ち寄るべきスポットを紹介する。
地域に根付いた個人商店が多い日暮里ならではの、雑貨やアパレル、グルメなどに出会えるだろう。

1. 谷中ぎんざ

JR日暮里駅から桜の名所である「谷中霊園」を左手に、緩やかに上る御殿坂を進むと「夕やけだんだん」と呼ばれる階段がある。
この階段は谷中のシンボル的存在で、夕焼けを眺める場所として愛されている。
階段を下りたら広がるのが「谷中ぎんざ」。
昭和20年頃に自然発生的に生まれたという長い歴史をもつこの商店街には、昔ながらの個人商店はじめ、地元の人以外も楽しめるドーナツショップや雑貨屋など様々なお店が60軒ほど全長170メートルほどの短い通りに集まっている。

「夕やけだんだん」の階段を降りると広がる。古き良き時代の雰囲気が漂う商店街
「夕やけだんだん」の階段を降りると広がる。古き良き時代の雰囲気が漂う商店街

2. 日暮里繊維街

JR日暮里駅から徒歩3分、日暮里中央通りを中心に約1キロに渡って生地織物の商店約90店舗が軒を連ねる「日暮里繊維街」は、あらゆる素材や生地、服飾関連小物などが揃うとあって、手芸初心者から服飾関係のプロまで、全国から買い物客が訪れる。
メイン通りである日暮里中央通りには、繊維資材を中心に革・付属品・ボタン・型紙・縫製・アクセサリー等の専門店が多彩に並ぶ。

都内最大の繊維街。ハンドメイド・ソーイング好きの聖地!
都内最大の繊維街。ハンドメイド・ソーイング好きの聖地!

3. ZAKUROらんぷ家

昔ながらのレトロな雰囲気が漂う谷中銀座商店街。
異国情緒あふれる店内にはアリさんが厳選した色彩豊かなランプが並び、訪れる人の目を楽しませている。
トルコモザイクランプの購入だけでなく、オリジナルモザイクランプの制作体験も可能。
個人差はあるが、オリジナルランプは通常2~3時間で作ることができる。旅先での思い出づくりにも最適だ。

日本初のトルコモザイクランプ専門店
日本初のトルコモザイクランプ専門店

4. 谷中 松野屋

暮らしに寄り添う荒物雑貨を扱うお店、谷中 松野屋。1945年に東京・馬喰町にて鞄の製造卸の商いで創業し、事業展開の後に荒物問屋に。
2010年に一般向けの小売店を谷中の夕焼けだんだん上に開店した。
「作り手に負担のかけないものづくり」をモットーに、現店主の松野弘氏が全国各地をめぐり、海外も含めて商品をセレクト。

暮らしの中で愛用されてきた”荒物”と出会える
暮らしの中で愛用されてきた”荒物”と出会える

5. 日暮里 斉藤湯

JR「日暮里駅」から徒歩約3分の場所にある「日暮里 斉藤湯」。
露天の岩風呂や高濃度人工炭酸泉、電気風呂、温度の高い「あつ湯」など、様々なお風呂を楽しめる。
全ての浴槽とシャワーに、肌触りが滑らかな軟水を使用しているのも特徴のひとつ。
シャンプーやボディソープは備え付けられており、タオルの貸し出しもあるため、手ぶらでも気軽に訪れられる。
生ビールの販売をしており、お風呂上がりに一杯楽しめるスペースがあるのも嬉しい。

散策で疲れた身体を癒せる地域に根付いた銭湯(※写真はイメージです)
散策で疲れた身体を癒せる地域に根付いた銭湯(※写真はイメージです)

地域で愛される名店を厳選!日暮里の人気飲食店3選

「日暮里」には老舗の飲食店が多く、長い歴史の中で愛され続けてきた味を堪能できる。
ジャンルも幅広いため、その日の気分に合わせて好みのメニューを選んでみよう。
価格や雰囲気的にも訪れやすい、大衆的なお店が多いことも特徴のひとつ。
「日暮里」を観光するなら、紹介する飲食店にも足を運んでみてほしい。

1. 花家

昭和20年(1945)創業。地元で愛される老舗で、現在の店主は3代目。
あんみつなどの甘味や中華料理、どんぶりやボリューム満点の定食とメニューが多彩で、大人から子どもまで楽しめる。親子三代で通っているという常連も多い。
看板メニューの「焼き餃子」は具材と肉汁がたっぷり詰まっており、自家製の皮に包まれ食べ応え満点。

甘味と町中華が一緒に楽しめる老舗
甘味と町中華が一緒に楽しめる老舗

2. 川むら

JR「日暮里駅」から徒歩約2分、1872年創業の老舗蕎麦屋。
蕎麦やうどんだけでなく、天丼やカツ丼といった丼もの、酒の肴になる一品料理も揃う。天ざるや鴨せいろのほか、とろろそばも人気が高い。
香り高い蕎麦の風味と、出汁が効いた風味豊かなつゆの味わいを堪能しよう。
厳選した地酒とともに、一品料理を楽しむのもお勧めだ。

明治時代から続く老舗蕎麦屋の伝統の味を楽しもう(※写真はイメージです。)
明治時代から続く老舗蕎麦屋の伝統の味を楽しもう(※写真はイメージです。)
住所
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3丁目2-1
営業時間
11:30 〜 20:00
定休日
木曜日

3. 居酒屋鳥のぶ

1969年頃に創業し、現在も人気店として知られる「居酒屋鳥のぶ」。日暮里駅から徒歩約5分の場所にある。
看板メニューは、新鮮な地鶏を使用した鶏料理。新鮮な鶏肉を使用しているからこそ提供できる、たたきや刺身はぜひ試してほしい。
また、魚料理や洋風の創作料理もあり、豊富なメニューも魅力のひとつだ。
全国各地の焼酎を中心に、国産ウィスキーや梅酒、ワインなど、アルコールメニューも充実している。

鶏料理を中心に銘酒を味わえる人気居酒屋(※写真はイメージです。)
鶏料理を中心に銘酒を味わえる人気居酒屋(※写真はイメージです。)
住所
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里2丁目48-5
営業時間
17:00 〜 24:00
定休日
日曜日

日暮里観光に関するよくある質問

Q

短い時間で日暮里を満喫するためには、どこに行けば良い?

A

谷中ぎんざと日暮里繊維街を巡るのがお勧めです。

Q

羽田空港からの日暮里へのアクセスは?

A

東京モノレールに乗り、浜松町でJR山手線に乗り換えてJR日暮里駅で下車。約50分で到着できます。

まとめ

この記事では、日暮里の魅力と人気スポット、飲食店を中心に紹介してきた。
日暮里の魅力である、下町情緒漂うノスタルジックな街並みには、ぜひ足を運んでみてほしい。
東京を観光する予定の方は、観光スポットや飲食店、宿泊施設を厳選して紹介している、こちらの記事も参考にしてほしい。