レンタカーがあるから出来る体験を満喫!沖縄ドライブ旅行ガイド

レンタカーがあるから出来る体験を満喫!沖縄ドライブ旅行ガイド

更新 :
筆者 : GOOD LUCK TRIP

沖縄には、青い海に囲まれた海中道路・ロマンティックな夕陽に沈むサンセット・穴場のビーチをはじめ、魅力的なドライブスポットが目白押し。
一度は絶景を眼前に爽快感を味わうドライブを体験したいと思っている人も多いのではないだろうか。
この記事では、レンタカーを借りる沖縄のドライブ旅行に必要な情報をモデルコースとともに紹介しよう。
沖縄を運転する時の注意点、お勧めのレンタカー会社、便利な道の駅など、様々な角度から説明していくので、ぜひ最後まで読んでほしい。

公共交通機関が不便な沖縄を満喫するならレンタカーが必須!

沖縄には電車が通っておらず、公共交通機関は各種バスとモノレール(ゆいレール)に限られている。
地元民・旅行客ともに主要交通手段は車であり、広範囲な移動には車がないと不便だ。
さらに「沖縄美ら海水族館」・「古宇利島」など、超人気スポットは各地に点在しており、観光を最大限に楽しむためにはレンタカーが必須と言える。
レンタカーは自由で効率的な沖縄旅行を実現し、移動の快適さが格段に上がる。
貴重な時間を有意義に使えるほか、ストレスフリーで本島・離島の隅々まで思うままに行けるだろう。
荷物が多い場合や小さな子供連れの家族には、空港から宿泊先まで直接移動できる点もメリット。
また、青い海と豊かな自然に囲まれた絶景を肌で感じられるのは沖縄ドライブならでは魅力。
窓を開けて潮風を浴びながらさっそうと駆け抜ければ、今までにない爽快感に包まれるはずだ。
ドライブコースも充実しているので、日程や目的に合わせて最高の時間を過ごそう。

美しい海を見渡せるドライブは沖縄旅行の醍醐味
美しい海を見渡せるドライブは沖縄旅行の醍醐味

沖縄でレンタカーを利用する上で知っておくべきこと

観光目的の訪日旅行客が日本でレンタカーを利用するためには、以下3点の準備が必要。

  1. 国際運転免許証
  2. パスポートもしくは在留カード
  3. クレジットカード

台湾・スイス・ベルギーなど一部の国の方は、自国の免許証を持っていれば、国際運転免許証は不要で、運転免許証の公式日本翻訳文があれば利用できる。
JAF(日本自動車連盟)か各国の大使館で手続きをすれば取得できるので、詳細はいずれかのホームページを確認してほしい。
公式日本翻訳文の取得には時間がかかる場合があるため、旅程が決まっている方は早めの手続きをお勧めする。
また、当然だが“日本は左車線で右ハンドル”、”横断歩道を含めて基本的に歩行者優先(車優先の場面はほぼない)”をはじめ、日本と海外では交通ルールが大きく異なる。

必要な知識と準備をして安全に楽しくドライブ旅行しよう
必要な知識と準備をして安全に楽しくドライブ旅行しよう

借りるならココ!沖縄でお勧めのレンタカー会社5選

日本には数多くのレンタカー会社があるため、ウェブサイトが多言語対応し、外国人でも車が借りられるお勧めの会社を5つ紹介する。
全国もしくは沖縄県での実績を持ち、手厚いサポートも期待できるので、慣れていない訪日旅行者も安心して使えるはずだ。
基本的に会員登録やインターネット予約すれば割引料金で借りられる。
迷っている方はこの中から選んでほしい。

1. タイムズカーレンタル

「タイムズカーレンタル」は日本全国に持つネットワークを生かして、空港や新幹線駅周辺に多くの店舗を構える。
新車から3年以内の高品質で綺麗な車が揃っており、車内も清掃が行き届いていると評価が高い。
利用時間の30分前まで予約できるのも特徴で、到着後や旅行先でのレンタカー利用にも便利だ。
公式Webサイトは英語や繁体字に対応し、外国人でも使いやすくなっているため、余計な心配もいらない。
また大手の中では料金が安いので、実績とコスト面の両方を考慮したい人にお勧め。

営業所のあるエリア
那覇市
支払い方法
原則クレジットカード
基本料金
6時間まで:4,620円~
12時間まで:5,610円~
24時間まで:6,600円~
追加1時間ごと:770円~
※軽自動車の場合
主なオプション
免責補償・NOC補償:1,100円~
乗り捨て:要確認
カーナビ:無料
チャイルドシート:1,100円

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

2. オリックス レンタカー

業界第2位のレンタカー保有台数を誇る「オリックスレンタカー」は、日本国内で広く知られたレンタカー会社。
軽自動車やワゴンタイプのほか、高級車・輸入車まで幅広い車種の取り揃えが魅力的で、多様なニーズに応えられるのが特徴だ。
JALやANAのマイレージが貯まる(100円=1マイル)点も嬉しいポイント。

沖縄の営業所
豊見城市
那覇市
浦添市
中頭郡
国頭郡
名護市
宮古島市
石垣市
島尻郡
八重山郡
支払い方法
原則クレジットカード
基本料金
6時間まで:6,160円~
12時間まで:6,160円~
24時間まで:8,250円~
追加1時間ごと:1,320円~
※軽自動車の場合
主なオプション
レンタカー安心パック(NOC):660円or1,320円
乗り捨て:要確認
カーナビ:無料
チャイルドシート:1,100円
ETCカード:330円(車載機は無料装備)

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

3. トヨタレンタカー

全国1,100ヵ所に拠点を持つ「トヨタレンタカー」は、業界最大手のレンタカーサービス。
日本が世界に誇るトヨタ車のみを多彩なラインアップで取り揃え、保有台数もNO.1だ。
要望にあった車やお気に入りの車が必ず見つかるだろう。
またトヨタ車は安全への信頼性・耐久性に定評があり、性能や燃費も良好なため、快適なドライブ旅行ができるはずだ。
最新設備とベテランエンジニアの万全の整備によって、いつでもベストで清潔な状態が整っている点もポイント。
車も含めた実績重視で選ぶ場合には、同社をお勧めしたい。

沖縄の営業所
那覇市
石垣市
名護市
沖縄市
豊見城市
宮古島市
国頭郡恩納村
中頭郡北谷町
支払い方法
原則クレジットカード
基本料金
6時間まで:6,160円~
12時間まで:6,600円~
24時間まで:8,580円~
追加1時間ごと:1,320円~
※乗用車の場合、軽自動車の扱いなし
主なオプション
免責補償制度:1,100円~
乗り捨て:要確認
カーナビ:無料
チャイルドシート:550円/72時間
ETCカード:330円(車載機は一部を除き無料装備)

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

4. OTSレンタカー

沖縄ツーリスト株式会社が運営する「OTSレンタカー」は、沖縄県に拠点を持つ地元に根ざしたレンタカーサービス。
3年以内の車両を中心とした豊富なラインアップが特徴で、高級車から人気のハイブリッド車、キャンピングカーまで幅広く取り揃えている。
メンテナンス・清掃が隅々まで行き届いており、全車禁煙・カーナビ・Bluetoothといった標準装備の充実も魅力的だ。
さらに、那覇空港近くからの無料送迎、観光地のパンフレット配布・割引チケットの販売など、より沖縄旅行を楽しむためのサービス提供もうれしい。
訪日旅行客には、日本の交通ルール・事故の起こりやすい場所などを説明してくれるオリエンテーションも実施。
全国的な知名度こそ低いが、初めての沖縄観光や日本での運転に慣れていない方にはお勧めの会社のひとつ。

沖縄の営業所
豊見城市
那覇市
石垣市
宮古島市
支払い方法
現金・クレジットカード・Edy
基本料金
当日利用:8,250円~
1泊2日(24時間以内):8,250円~
2泊3日(48時間以内):15,400円~
3泊4日(72時間以内):22,550円~
※軽自動車の場合、免責補償料込みの料金
主なオプション
安心パック(補償など):550円/24時間~
カーナビ:無料
チャイルドシート:1,100円
乗り捨て:2,750円

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

5. JAPAN C.R.C.

「JAPAN C.R.C.」は、国内最大級のキャンピングカー専門レンタルサービス。
同社オリジナルの「ロビンソン 771(Robinson771)」や大人気のハイエースキャブコン「セレンゲティ」をはじめ、多種多様なキャンピングカーが揃う。
訪日旅行者の利用が急増しており、特に台湾人と香港人は利用の50%以上を占める。
そのため、急ピッチで受け入れ体制を強化・拡大し、外国人にも使いやすいように外国語のWebサイトやオペレーションの充実を図っている。
今後も一層のサービス向上を続ける予定で、訪日旅行者は特に手厚いサポートを感じられるだろう。

沖縄の営業所のあるエリア
那覇市
島尻郡
沖縄市
支払い方法
クレジットカード・銀行振込・現地決済
基本料金
車両サイズ・内装、利用日時で変動

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

お勧めのレンタカー会社やレンタカーサイトをもっと知りたいなら

日本で初めてレンタカーを借りる方は、自分にあった会社を探すのが大変だろう。
そんな時は、複数のレンタカー会社をまとめて検索し、希望条件(日時・車種・オプションなど)に沿ったプランを探してくれる比較サイトの利用がお勧め。
多国語対応はもちろん、お得な料金で借りられる可能性もあるので試しに使ってみよう。
比較サイトの詳細については、こちらの記事を読んでほしい。

比較サイトなども利用して条件に合うレンタカーを見つけよう
比較サイトなども利用して条件に合うレンタカーを見つけよう

沖縄の自然を感じられるオープンカーのレンタルもお勧め

沖縄の青い空と海、温暖な気候を全身で感じながら、自由な旅を満喫するにはオープンカーがお勧めだ。
その開放感は美しい自然景観と相まって、ドライブそのものがリゾート体験になる。
オープンカーの他にも、外国車やスポーツカーなど車にこだわりたい方は、これから紹介していくレンタカー会社を検討しよう。
ただし、ホームページは日本語のみなので利用時は気をつけてほしい。

1. H1Rentacar

「H1Rentacar」は、シボレーカマロやマスタングといった人気車種に加えて、国産のコンパクトカーも取り揃えるレンタカーサービス。
全車両にカーナビ装備・複数の支払い方法の対応・配車無料サービスなど、顧客の多様なニーズに応える姿勢が好印象。
また、免責補償込みの安心パック(期間限定)の提供をはじめ、沖縄最安値にも挑戦しており、タイミングによっては格安になるのも特徴のひとつ。
外車を希望する人だけでなく、費用を抑えてレンタカーを借りたい人にもお勧めだ。

沖縄の営業所
豊見城市
支払い方法
現金・クレジットカード・キャッシュレス決済・交通系ICカード
基本料金
シボレーカマロ:17,500円/1泊2日~
マスタング:17,500円/1泊2日~
フリード6人乗り:6,600円/1泊2日~
コンパクトカー:4,100円/1泊2日~
主なオプション
免責補償:2,138円/1日~
カーナビ:無料
チャイルドシート:無料

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

2. ACSレンタカー

「ACSレンタカー」は、外車(オープンカー・高級車・スポーツカー)に特化したレンタカーサービス。
メルセデス・ベンツ、 VOLKSWAGEN を筆頭に、ワンボックス車からワゴンタイプまで沖縄最安価格で提供しており、気軽にプレミアムなドライブを楽しめる。
空港からの無料送迎サービスにより、到着後すぐに利用がかなう利便性の高さが魅力だ。
手続きは最短20分で完了し、観光に費やす時間を最大限に確保できる。
また口コミも好評で、特に清潔感のある車両と親切なカスタマーサービスの評判が良い。
ただ、利用するためには、最低でも一人は日本語で会話できる必要があるので、注意してほしい。

沖縄の営業所
那覇市
宮古島市
支払い方法
現金・クレジットカード
基本料金
下記3期間で料金変動
・A期間:1月~2月
・B期間:10月~10月
・C期間:7月~9月+ゴールデンウィーク
※最低料金7,000円~
主なオプション
免責補償金免除:1日/2,000円
カーナビ:無料
チャイルドシート:無料

※上記の内容は全て2025年3月時点の情報のため変更の可能性あり

沖縄をドライブ旅行する上で注意すべき11のポイント

東京や大阪とは異なり、沖縄には知っておくべき特殊な交通事情が多い。
最低限抑えてほしい11のポイントをここでは紹介する。
これらを事前にしっかりと理解しておかないと、快適かつ素晴らしいドライブ旅行は難しいと言っても良い。
ドライバーだけでなく、同乗者とも内容を共有の上で安全運転を心掛けよう。

1. 台風が接近・上陸したら運転を避ける

沖縄は台風が多く、接近・上陸した時の威力が本州よりも高いと覚えておこう。
前提として沖縄の道路は基本的に石灰岩で舗装されており、濡れている時は滑りやすい。
さらに視界が悪くなる台風の中での運転はそれだけでも十分に危険で、風にハンドルを取られる場合や横転のリスクもある。
道路の冠水も珍しくなく、地域によっては陥落・土砂崩れにも注意が必要だ。
また、突風で飛んできた傘・看板などがレンタカーを傷つける可能性も考えられる。
運悪く台風に直面したら、自身を守るためにも運転は控え、旅行プランの練り直しをお勧めしたい。
ちなみに、台風は例年7月~10月に集中している。

台風が接近・上陸したら無理な運転・外出は控えよう
台風が接近・上陸したら無理な運転・外出は控えよう

2. 朝と夕方にはバスレーンに注意

「バスレーン」とは、朝夕の渋滞緩和を目的とした交通規制を指し、公共交通機関のスムーズな運行を目的としている。
主に那覇市の国道58号線・国際通りで実施されており、歩道側の第1車線をバス専用通行帯に指定の上、一般車両の通行を制限する。
規制時間は平日の7時30分~9時と17時30分~19時(土日祝および1月2日と3日は対象外)。
もし「バスレーン」を走ってしまうと、道路交通法違反で減点・罰金の対象となる。
初心者にも訪日旅行客にも容赦なく取り締まりを行うので、十分に気をつけてほしい。
事前に沖縄県警のホームページで詳細な路線を把握しよう。

バスレーンの上には標識があるため、しっかり確認しよう
バスレーンの上には標識があるため、しっかり確認しよう

3. 沖縄では中央線が変わる?

中央線の位置が変わる「中央線変移区間(時間規制)」も覚えておきたい交通規制。
バスレーン規制時でも一般車両がスムーズに走行できるように、全幅3車線以上の道路において中央線(センターライン)を時間帯でずらしている。
規制時間内における中央線の位置は標識と発光鋲(道路に点滅するランプ)で表示されており、気をつけないと逆走の恐れがある。
「中央線変移区間」の実施道路は、国道507号・国道330号(那覇市在国場交差点~旭町交差点/7時30分~9時)、県道29号線(那覇市在松川(西)交差点~安里十字路)の現在2つ。
29号線は6時~17時30分と17時30分~6時で中央線の位置が異なるため、特に注意が必要だ。

交通規制が行われる道路を運転する場合は中央線の標識をしっかり確認しよう
交通規制が行われる道路を運転する場合は中央線の標識をしっかり確認しよう

4. 沖縄の高速道路の制限速度は80km

日本では普通乗用車が高速道路を走る際、速度が指定されていない区間での最高速度は100km/hである。
しかし沖縄の場合は、他の地域とは異なり80km/hに定められているので、高速道路を走行する際はスピードの出し過ぎに充分に気をつけてほしい。
また、潮風の影響もあって全体的に道路が乾燥していて滑りやすいため、いつも以上に車間距離もとって安全運転を意識しよう。

高速道路では速度と車間距離にいつも以上に気をつけよう
高速道路では速度と車間距離にいつも以上に気をつけよう

5. 国際通りの交通規制に注意

国際通りではバスレーン規制・車両通行止めが行われる。
対象の時間帯は一般車両(一部車両・二輪車を除く)の進入が禁止されるので、誤って入らないように覚えておこう。

規制対象 区間 規制時間帯
国際通り
(バスレーン規制)
県庁北口交差点(パレット久茂地)~安里三叉路(あさとさんさろ)交差点 17時30分~19時
※土日祝、1月2日・3日を除く
国際通り
(バスレーン規制)
安里三叉路交差点~県庁北口交差点(パレット久茂地) 7時30分~9時
※土日祝、1月2日・3日を除く
トランジットモール
(車両通行止め)
県庁北口交差点(パレット久茂地)~蔡温橋交差点(モノレール牧志駅) 毎週日曜日12時~18時
国際通りへ車でアクセスするなら交通規制に注意してほしい
国際通りへ車でアクセスするなら交通規制に注意してほしい

6. 渋滞を前提とした余裕を持ったスケジュールを立てる

沖縄は車社会でありながら幹線道路の数が限られているので、日常的に渋滞が発生する。
通勤・通学の時間帯、休日をはじめ、想定しづらいエリアや時間に起こることも多い。
一度渋滞に巻き込まれるとしばらく身動きが取れなくなり、予定通りの行動ができない可能性もある。
レンタカーを借りた沖縄のドライブ旅行では、余裕を持ったスケジュールを立てるか、渋滞を避けたプランで楽しむのがお勧め。
なかでも、以下の場所の朝夕は非常に混み合うため覚えておこう。

特に渋滞しやすい場所

  • 国道58号線(沖縄本島の南北)
  • 国道330号線(那覇市~沖縄市)
  • 国道331号線(那覇市~沖縄市、南部経由)
  • 沖縄自動車道(名護市~那覇市)
  • パイプライン通り(浦添市)
途中で変更しなくても良いように余裕を持った観光プランを立ててほしい
途中で変更しなくても良いように余裕を持った観光プランを立ててほしい

7. 様々なタイプのドライバーがいるので常に安全運転を心がける

日本有数の観光地である沖縄には、普段は運転していない人、土地勘の薄い国内外の観光客など、年齢・国籍を問わず幅広いドライバーがいる。
不慣れな人や初心者にとっては、あまり出会わないタイプの運転に接する機会も多いだろう。
その中でも、癖の強いローカルドライバーの存在は予め知っておいた方が良い。
特徴は様々だが、”右折・左折の際にウインカーを出さない”、”黄色線で車線変更・追い越しを行う”、”20km/h程度のゆっくり走行”といった、危険性の高い運転をするドライバーだ。
戸惑い・走りにくさを感じるかもしれないが、事故のリスクを下げるためにも、模範的な運転を意識し安心・安全を心掛けよう。

“かもしれない”運転を強く心がけよう
“かもしれない”運転を強く心がけよう

8. Yナンバーの車には特に注意

沖縄を運転していると「A」・「K」・「H」など、アルファベットが付いたナンバープレートの車をよく目にする。
いずれも駐日アメリカ軍関係者の所有車を意味し、最も多いのは「Yナンバー」である。
これらの車両と事故やトラブルを起こすと、日本の警察だけでなく、アメリカの警察にも事情聴取される可能性が高い。
やりとり・解決までに時間がかかる上に複雑で面倒な手続きが伴うので、恐らく旅行どころではなくなるので、十分注意しよう。

沖縄では目にすることがある「Yナンバー」の車
沖縄では目にすることがある「Yナンバー」の車

9. 旅行のハイシーズンは那覇空港周辺でのレンタルは避ける

那覇空港周辺でレンタカーを借りる場合は、那覇空港から各社が用意した送迎バスに乗ってそれぞれの営業所に向かう。
営業所に到着後、乗車手続きを済ませるとレンタカーを使えるというのが一般的な流れだ。
しかし観光客が爆増するハイシーズンは、その分利用者も多いため、送迎バスの待ち時間が長く、道路の渋滞により営業所までも時間がかかる。
ピーク時には1~2時間近く待つことも珍しくない。
混雑を避けるのは難しいが、営業開始直後・終了間際を狙う、那覇空港周辺から離れた店舗で予約すれば、比較的スムーズにレンタカーを借りられる。
またスケジュール調整ができるならば、時期をずらすのも選択肢のひとつ。

スムーズにレンタルできるようにスケジュールを立ててみよう
スムーズにレンタルできるようにスケジュールを立ててみよう

10. レンタカーの予約は早めに

沖縄でレンタカーを利用する場合は予約必須だが、タイミングにも気をつけよう。
ゴールデンウィーク(4月末~5月頭)、夏季(7月~9月)といった旅行シーズンでは、急激な需要増加により、レンタカーが不足し予約できないことがある。
そのため、飛行機・ホテルの手配と一緒に行うなど、早めの予約をお勧めしたい。
面倒な方や忘れがちな方は、レンタカーがセットになったツアー・プランを選んでも良いだろう。

レンタカーを利用するなら早めの予約を心がけよう
レンタカーを利用するなら早めの予約を心がけよう

11. 飲酒運転は絶対にNG

これは沖縄に限った話ではないが、アルコールを飲んだ後の運転は絶対にNGだ。
もちろん、前日に飲んだお酒が残っている状態での運転や、試飲程度の少量のお酒を飲んだ状態での運転も絶対にやめてほしい。
飲酒運転には厳しい罰則があるだけでなく、人の命を奪ってしまう可能性もある。

飲酒運転は北海道に限らず絶対にNG
飲酒運転は北海道に限らず絶対にNG

初めての沖縄旅行にお勧めの王道モデルコース

初めて沖縄を訪れるなら、人気観光スポットを巡る王道プランで満喫するのもお勧め。
短期間で伝統・絶景・ご当地グルメを堪能し、沖縄の魅力を十二分に感じられる。
こちらの記事では、2泊3日で様々な体験ができるモデルコースを紹介している。
定番中の定番「首里城」・「沖縄美ら海水族館」をはじめ、ポイントを押さえつつショッピング・ドライブも楽しめる充実の内容だ。
旅行プランの参考にもなるので、合わせてチェックしよう。

人気観光スポットとドライブを満喫できる王道プランも参考にしてほしい
人気観光スポットとドライブを満喫できる王道プランも参考にしてほしい

沖縄の離島を船と車で巡る2泊3日のモデルコース

沖縄の人気離島ランキングで常に上位に入る「石垣島」・「西表島(いりおもてじま)」を2泊3日で巡るモデルコースを紹介する。
絶景や名物グルメを中心に沖縄ならではの魅力を詰め込んだプランを組んだ。
それぞれの離島には、上述のオリックスレンタカーやトヨタレンタカーなど、訪日旅行者でも利用可能な大手レンタカー会社があるので安心してほしい。
1日ごとにレンタカーを借りるのは手間だが、その手間に見合った体験ができると信じている。
沖縄に旅行で長期間滞在予定の方や本当の旅行に飽きた方は、ぜひ離島を巡るドライブ旅行にも挑戦しよう。

1日目:石垣島の絶景スポットを巡る

モデルコース1日目は、石垣島北部にある絶景スポットをレンタカーで巡る。
サンゴ礁・ハイビスカス・真っ青な海をはじめ、南国ならではの美しい景色を楽しめるスポットをピックアップした。
ひと通り走った後は日本最南端にある商店街に足を運び、沖縄文化やうちなーちゅ(沖縄人)と直接触れ合える内容になっている。
ドライブだけでなく、ご当地グルメにも積極的にチャレンジしてみよう。

12:00 新石垣空港からスタート

1日目は新石垣空港(通称:南ぬ島石垣空港)からスタートする。
新石垣空港までは、那覇空港から直行便で約1時間とアクセスも良好で便数も多い。
空港周辺でレンタカーを借りたら、いよいよ旅行の始まりだ。
時間を無駄にしないためにも、レンタカー会社で事前に車を予約しておき、スムーズに手続きを済ませよう。

旅のスタートは新石垣空港(通称:南ぬ島石垣空港)から
旅のスタートは新石垣空港(通称:南ぬ島石垣空港)から

12:35 「玉取崎展望台」で離島ならではの絶景を堪能

石垣島の北東部に位置する、平久保半島の金武岳(きんぶたけ)山麓にある「玉取崎展望台」。
新石垣空港からは国道390号をまっすぐ北上すれば辿り着く。
標高30mほどの小高い丘の上にある展望台は、緑豊かな自然とサンゴ礁を眺めながら、心地よい風を感じられる、石垣島きっての景勝地。
展望台までの遊歩道には、ハイビスカスやフウリンブッソウゲなどが咲き誇り、南国特有の雰囲気を楽しめる。

玉取崎展望台から望む絶景
玉取崎展望台から望む絶景

12:55 「新垣食堂」で石垣島のご当地グルメを食す

玉取崎展望台からさらに国道390号を北上すると「新垣食堂」に到着。石垣島を代表する行列必至の有名店だ。
店内は沖縄らしいのどかな時間が流れ、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめる。
人気メニューはご当地グルメの「牛そば」と「牛汁」。
大根・にんじんなどの野菜がたっぷり入っており、コクがあってさっぱりしたスープもとても美味しい。
自家牧場で生産した牛肉・野菜を使っているため、食材は新鮮で質が高いのも注目のポイント。
売り切れ次第、営業終了なので早めに来店しよう。

ご当地グルメの牛汁を堪能してほしい(※写真はイメージです)
ご当地グルメの牛汁を堪能してほしい(※写真はイメージです)
住所
〒907-0332 沖縄県石垣市伊原間59
営業時間
11:30〜14:00
定休日
日曜日

13:45 美しい海とサンゴ礁が広がる「平久保崎」を散策

新垣食堂から国道206号を北上すると、石垣島の最北端に位置する絶景スポット「平久保崎」へ到着。
周辺には遮るものがなにもなく、サンゴ礁と美しい海が視界いっぱいに広がる。
太陽光が海に反射する景色も魅力的だが、夕陽が沈んでいく光景もまた違った魅力を持つ。
サンゴ礁と海がつくり出す、美しい青色のグラデーションは必見だ。

サンゴ礁と濃紺の海が織りなす絶景
サンゴ礁と濃紺の海が織りなす絶景

14:55 石垣島ナンバーワンスポット「川平湾」で絶景を満喫

平久保崎で絶景を堪能したら国道206号を南下し、国道79号に入り、海沿いを走って「川平湾」へ。
川平湾は石垣島の北西部にある景勝地で、日本百景にも選ばれている。
真っ白な砂浜に“カビラブルー”の海が広がる石垣島ナンバーワンの絶景スポットで、黒真珠が養殖されていることでも有名だ。
見どころは、なんといっても美しい海面と緑豊かな島々が点在する海。

石垣島ナンバーワンの絶景スポット
石垣島ナンバーワンの絶景スポット

15:45 「ユーグレナモール」でショッピングを楽しむ

川平湾から国道79号で海沿いを南下すると、日本最南端のアーケードモールで知られる「ユーグレナモール」に到着。100店舗以上が軒を連ねる活気のある商店街だ。
石垣島の特産品・伝統工芸品をはじめ、個性的で魅力にあふれたお店が多く、沖縄の文化や風土を感じられる。
複数のフレーバーが揃う定番のちんすこうからオリジナルの染め物製品まで、様々なものが並ぶのでお土産探しにもピッタリの場所だ。
「八重山そば」、「沖縄天ぷら」といった名物グルメもぜひ味わってほしい。
施設の駐車場がないため、レンタカーは近隣の駐車場に停めていこう。

石垣島離島ターミナルからも近いので気軽に立ち寄れる
石垣島離島ターミナルからも近いので気軽に立ち寄れる

18:30 「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」で1日の疲れを癒す

ユーグレナモールから車で10分ほど走り、2020年7月に新館が開業し、島内のリゾートホテルでも屈指の客室カテゴリーを持つラグジュアリーリゾートへ。
石垣島ならではのプレミアムな体験とパーソナライズされたおもてなしで、充実した寛ぎのひとときを堪能できる。
目の前に広がる紺碧に輝く海は壮観だ。クラブインターコンチネンタルでは、優美に佇む専用のプールやアフタヌーンティー、イブニングカクテルを愉しめる。

ワンランク上のリゾートステイを約束
ワンランク上のリゾートステイを約束

2日目:八重山諸島の離島を巡る

西表島を含む、沖縄離島の自然を楽しむのがモデルコース2日目のプラン。
ここでしか見られない動植物や伝統が残っているため、貴重な体験ができるはずだ。
各スポットにはレンタカーではなく、クルーズ船・水牛車・船など、様々な乗り物を使ってアクセスするので、1日目とは違ったわくわくも感じられるだろう。
船の本数はそこまで多くないので時刻表を確認し、乗り遅れには気をつけてほしい。

8:20 石垣港離島ターミナルからスタート

モデルコース2日目は、西表島の大原港からスタートする。
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート~大原港までのアクセスは下記の表にまとめた。
なおバスは本数が少ないため、タクシーもしくは少し離れたバス停「沖縄県八重山合同庁舎前」に行き、4系統のバスに乗るというのも選択肢のひとつ。
プランの内容を読んで必要だと感じた方は大原港に到着後、レンタカーを借りてほしい。

経路
1.「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」からバス停「ANAインターコンチネンタル石垣」まで徒歩(2~3分)で移動
2.「ANAインターコンチネンタル石垣」から東運輸バス・10系統空港線に乗車し、「石垣港離島ターミナル」で下車
3.「石垣港離島ターミナル」から安栄観光 or八重山観光の西表島大原港行フェリーに乗車し、「西表島大原港」で下車、到着
※フェリーは1時間に1本程度なので、時刻表要確認
所要時間
約1時間10分

9:40 「仲間川マングローブクルーズ」で沖縄の生態系を学ぶ

日本最大規模のマングローブ林を誇る仲間川を駆け抜ける遊覧船。
同地域は「仲間川天然保護区域」など3つの国の天然記念物に指定されており、独自の生態系を育んでいる。
様々な種類のマングローブをはじめ、西表島特有の珍しい動植物・木々を船上からゆっくりと観察できるのが魅力。
船長が詳しく楽しい説明をしてくれるので、飽きずに楽しめる。
新鮮な空気を吸いながら、自然の宝庫とも言える素晴らしい環境を思う存分満喫しよう。

仲間川の亜熱帯独特の景観を楽しもう
仲間川の亜熱帯独特の景観を楽しもう

12:20 「由布島」で沖縄の自然と文化を感じる

八重山諸島に属する「由布島」は周囲2kmほどと歩いて回れる小さな島。
西表島の大原港からは同島の象徴・水牛(車)に乗って渡る。
移動中は運転手が三線を弾きながら民謡をうたってくれ、その音色や南国の心地よい風が気分を高揚させる。
由布島は亜熱帯の気候に恵まれており、多様で珍しい動植物を観察できるのが魅力だ。
植物園・ビーチ・カフェなど見どころも盛りだくさん。
ゆったりとした時間の中で日常から離れて心を癒そう。

ゆっくり流れる由布島タイムを満喫しよう
ゆっくり流れる由布島タイムを満喫しよう

16:45 「竹富島」に残る伝統的な街並みを散策

由布島の観光が終わったら車で大原港に向かい、船で約1時間30分の場所にある竹富島へ。
外周わずか9.2kmほどの小さな島で、島の中の3つの集落(西集落、東集落、仲筋集落)は重要伝統的建造物群保存地区に登録されている。
珊瑚の石垣に囲まれた赤瓦屋根の家を白砂の道がつなぐ沖縄の伝統的なまちなみが残っているのが特徴だ。
人気の観光スポットは、美しい海と白い砂浜が広がる「コンドイ浜」や星の砂の「カイジ浜」を巡ってみよう。

沖縄の伝統的な街並みが残るリゾート島
沖縄の伝統的な街並みが残るリゾート島

20:10 1日目と同じ宿に宿泊

竹富島を観光したら、再び船に乗って石垣港離島ターミナルへ戻り、そのまま1日目と同じホテルへ。
最終日に備えて、ゆっくり体を休めよう。

旅の疲れを癒してくれるANAインターコンチネンタル石垣リゾート
旅の疲れを癒してくれるANAインターコンチネンタル石垣リゾート

3日目:石垣島の定番観光スポットを車で巡る

モデルコース3日目は、再びレンタカーを借りて石垣島の絶景を堪能する。
後悔のないようにギリギリまで石垣が誇る自然美を巡って、素晴らしい時間を過ごせるプランを立てた。
最後まで安全運転、無事故を心掛けて、最高のドライブ旅行を締めくくろう。

8:50 石垣市街で車をレンタル

ホテルを出発したら、石垣市街で車をレンタルしよう。
午後の早い時間には空港から飛行機に乗るプランのため、レンタルする時間は短くても大丈夫だ。

石垣の街並み
石垣の街並み

9:20 「御神崎」で迫力ある絶景を満喫

石垣島の最西端に位置する「屋良部半島」にある岬で、“神が降りてくる聖地”とも称されるほどの絶景が広がる。
標高約37mに聳え立つ、白い灯台周辺からは石垣島の海を一望できる。
岬先端にある大迫力の断崖絶壁も見逃さないように。
春になるとテッポウユリが咲き乱れ、芳しい香りも楽しめる。

真っ青な空とエメラルドグリーンの海・真っ白な灯台のコントラストを楽しもう
真っ青な空とエメラルドグリーンの海・真っ白な灯台のコントラストを楽しもう

10:40 見どころ盛りだくさんの「石垣島鍾乳洞」を探検

御神崎から国道79号で南下し、日本最南端とされる観光鍾乳洞へ。
20万年もの時をかけて自然が造り出した造形美は、全長3.2kmにもおよび、石垣島最大の規模を誇る。
公開されている660mのコースには、巨大ホールに無数の石筍が樹立する「神々の彫刻の森」や、トトロに似ていると話題の「トトロ鍾乳石」、崖の上に絶妙なバランスで乗っている「落ちてたまるか!(受験石)」など見どころがたくさん。

幻想的な世界に誘う石垣島最大の鍾乳洞
幻想的な世界に誘う石垣島最大の鍾乳洞

11:30 「海人居酒屋 源 総本店」で海鮮グルメを味わう

石垣島市街地にある「海人居酒屋 源 総本店」は、観光客はもちろん地元の人々にも人気の居酒屋石垣島鍾乳洞からは車で10分ほどだ。
石垣島で8つの飲食店を展開する「海人居酒屋 源」は、自社の漁船で水揚げした新鮮な魚介を使ったグルメを提供している。
「刺身盛り合わせ」や「にぎり盛り合わせ」といった定番メニューだけでなく、「ゴーヤちゃんぷる」「近海魚のマース煮」など、ご当地グルメも味わえる。「石垣牛の炙りにぎり」も絶品だ。

創業20年以上の信頼の実績!石垣島の新鮮な魚介が自慢!沖縄料理も楽しめる居酒屋
創業20年以上の信頼の実績!石垣島の新鮮な魚介が自慢!沖縄料理も楽しめる居酒屋

12:50 「白保海岸」の美しいサンゴを観察

市街地を抜けて、国道390号を少し走った場所にある「白保海岸」。
約10㎞も続く美しいビーチは、トイレやシャワーなどの設備はほとんどなく、手つかずの自然を静かな環境で満喫できる。
北半球最大級のアオサンゴの群生地帯としても知られ、シュノーケリングで美しいサンゴを観察できる。
小さな子供や泳ぎが苦手な方でも「グラスボート」なら、ガラス張りになった船底から海の中を観察できるので安心してほしい。

自然美あふれる世界有数のサンゴの楽園
自然美あふれる世界有数のサンゴの楽園

13:50 新石垣空港に到着

白保海岸の観光を終えたら、レンタカーを返却し、新石垣空港へ。
楽しかったドライブ旅行の思い出を胸に、帰路につこう。

石垣島の美しい景色を空から眺めながら帰路につこう
石垣島の美しい景色を空から眺めながら帰路につこう

沖縄のドライブ旅行で訪れるべきドライブスポット3選

美しい景色を楽しみながらのびのびと気持ち良く運転できるのが、沖縄ドライブの醍醐味だ。
絶景・自然を感じられる場所も多いが、ここでは県内屈指のドライブスポットを3カ所紹介する。
いずれもドライブ旅行にふさわしく、素敵な思い出を作れるはずなので、プランを計画中の方はぜひ組み込んでほしい。
周辺には観光スポットやビーチなどがあるため、途中で立ち寄れば旅行の充実度も上がるだろう。

1. 海中道路

うるま市にある与勝半島から平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島の4つの島を結ぶ全長約5キロメートルの道路。
海の浅い部分に築かれた土手の上に作られており、まるで海の上を走っているかのような爽快感を味わえるのが最大の魅力だ。
通行料金は無料で生活路にも利用されるが、美しい景観からドライブスポットとしても高い人気を誇る。
また、18時頃~0時になると平安座海中大橋がライトアップされ、昼間とはひと違った景色を楽しめる。
時期やイベントごとに異なる色合いで光り、眺める角度で見え方が変わるのもポイント。
その幻想的な世界はドライブにピッタリで、20分に1回の特別な演出にも注目しよう。
途中には、「海の駅 あやはし館」・「うるま市観光大使!HYミュージアム」など、観光スポットも多い。

絶景を眺めながら4つの島を巡ってみよう
絶景を眺めながら4つの島を巡ってみよう

2. 古宇利大橋

2005年に開通した、名護市屋我地島と古宇利島を結ぶ、全長1,960メートルの離島架橋。
無料で通行できる橋としては、沖縄で2番目に長く、橋の両側に広がるエメラルドグリーンの美しい海の景観は、人気のドライブコースとしても知られるほか、絶景スポットとしても人気を集めている。
橋を渡った古宇利島側には、「古宇利ビーチ」や「古宇利の駅 リラハシ」などのスポットがある。

屋我地島と古宇利島を結ぶ絶景の離島架橋
屋我地島と古宇利島を結ぶ絶景の離島架橋

3. ニライ橋・カナイ橋

南城市の県道86号線上から国道331号線へ下る途中にある全長約660m、高さ80mの橋。
海に向かって大きくカーブを描いた独特な形状が特徴で、山側が「ニライ橋」、海側が「カナイ橋」と名前の通り2つの橋が繋がっている。
ちなみに、「ニライカナイ」とは遥か彼方・理想郷といった意味を持つ。
橋からの眺めは本当に美しく、絵画のような世界が広がる。
特に橋の頂上からトンネルを抜けた先に見える青い海と空の組み合わせは、沖縄ならではの素晴らしい光景だ。
車の窓を開けて走れば潮風の香りが漂い、ドライブがより特別なものになるだろう。
また展望台からは知念岬や久高島を含む壮大なパノラマが望め、歩道も整備されているので、散策も合わせて楽しんでほしい。

美しい海を楽しみたいなら逆光のない午前中がおすすめだ
美しい海を楽しみたいなら逆光のない午前中がおすすめだ

沖縄のドライブ旅行で立ち寄りたい道の駅3選

道の駅とは、国土交通省に定められた条件・設備を満たす施設を指し、主に地域の魅力を発信している。
基本的に24時間開放されており、誰でも使える大型の駐車場やトイレのほか、レストラン・物産展もあるので利便性が非常に高い。
ちょっとした休憩のほか、観光案内・最新の道路情報も手に入るため、車旅行者にとっては心強い味方だ。
現在沖縄にある全10カ所の道の駅から、お勧めの施設を3つ紹介しよう。
内容を参考の上、ぜひドライブ旅行中に利用してほしい。

1. 道の駅 ゆいゆい国頭

沖縄県最北端の国頭村にある「道の駅 ゆいゆい国頭(くにがみ)」は国道58線沿いの道の駅。
世界自然遺産「やんばる」を筆頭に豊かな自然に囲まれており、地域の魅力を伝える様々な施設が揃う。
季節ごとに地元産品の新鮮な野菜・果物・惣菜の販売、文化を学べる展示コーナーをはじめ、見どころも多彩。
例えば、木材を使った工芸品やヤンバルクイナグッズ(キーホルダー・ぬいぐるみ)など、ここでしか手に入らない特産品が多い。
また、国頭村のブランド豚「くんじゅん豚」を使用した料理や、地元民に愛される「クニガミドーナツ」は旅行客からも高い評価を受ける逸品だ。
食べて、買って、体験と一度で色々な楽しみ方ができ、沖縄の文化に触れる場所としてもピッタリ。

正面玄関ではヤンバルクイナ像がお出迎え
正面玄関ではヤンバルクイナ像がお出迎え

2. 道の駅 許田

名護市に位置する「道の駅 許田(きょだ)」は、1994年に沖縄県で初めて開業した道の駅。
2020年に全国道の駅ランキングで1位を獲得し、年間約150万人の観光客が訪れる人気スポットだ。
沖縄のソウルフードを味わえるフードコートの充実が特徴で、タコライス・アーサそば・もずくそばなど様々なメニューが揃う。
新鮮な果物や伝統のスイーツ、地元の特産品が置かれている「やんばる物産センター」も見どころのひとつ。
また2021年には大規模なリニューアルを行い、さらに魅力的な場所にパワーアップした。
新設された展望テラスからは天気が良ければ、オーシャンビューの絶景・夕焼けのサンセットが眺められる。
開放感が抜群なのでドリンクをテイクアウトして、軽めのブレイク・記念撮影をするのもお勧め。

地元民からも愛される沖縄初の道の駅
地元民からも愛される沖縄初の道の駅

3. 道の駅 いとまん

沖縄最大規模の「道の駅 いとまん」は、糸満市に位置する日本最南端の道の駅。
那覇空港からのアクセスも良好なので、観光途中や空港へ向かうまでの空き時間を過ごすのにも最適なスポットだ。
地元食材を豊富に取り揃えた「うまんちゅ市場」・「糸満漁業協同組合お魚センター」が特に有名で、野菜や海鮮を求めて多くの人で日々賑わいをみせる。
島バナナ・マンゴーのほか、フーチバー(よもぎ)、ムーチー(餅の一種)など、本州ではあまり見かけない沖縄ならではの野菜も多い。
店内を回るだけでも楽しくなるような陳列で、新しい発見もあるだろう。
リーズナブルな価格で購入できるのもうれしい。
収穫されたばかりの新鮮な食材が集まる朝一が訪れるベストタイミング。

県内最大級の道の駅では糸満ならではのショッピングが楽しめる
県内最大級の道の駅では糸満ならではのショッピングが楽しめる

自分で運転するのに不安がある方にお勧めしたい「観光タクシー」

免許を持っていない方や慣れない土地での運転を避けたい方は、「観光タクシー」の利用をお勧めしたい。
観光タクシーとは、時間定額制のタクシーでエリアごとに車タイプに応じた固定料金が設定されている。(例.南部エリア/4時間/普通車:20,000円など)
貸切車にイメージが近く、レンタカーを借りたドライブ旅行と同じような体験ができると考えて良い。
上述の通り、沖縄は車社会なので観光タクシーは効率的かつ快適な移動手段となる。
ドライバーは観光スポットに詳しく、言葉の壁や道路事情に不安があっても大丈夫だ。
荷物・時間の心配もいらず、より充実した旅行の手助けをしてくれるだろう。
希望の観光地を伝えれば最適な順番で回るなど、柔軟性の高さもメリットと言える。

自分では運転できない方でもドライブ旅行を満喫できる観光タクシー
自分では運転できない方でもドライブ旅行を満喫できる観光タクシー

沖縄のドライブ旅行に関するよくある質問

Q

沖縄を一周するのに車で何時間かかりますか?

A

走行ルートや休憩の頻度、スピードにもよりますが、6~8時間が目安だと言われています。

Q

沖縄の南端から北端まで行くのにどれくらい時間がかかりますか?

A

車で移動する場合は、およそ3時間~4時間かかります。

まとめ

レンタカーを借りた沖縄旅行を楽しむために、知っておきたい情報を網羅的に紹介してきた。
効率よくひとつでも多くの観光スポットを巡るには車が欠かせない。
また壮大な自然と文化を感じられる沖縄のドライブは、他にない最高の体験ができる。
事前に入念な計画を立てて、オリジナリティにあふれた旅を目指そう。
沖縄独自の道路事情や交通ルールに気をつけ、くれぐれも安全運転を忘れないように。