【東レPPOテニス(WTA500東京)ガイド】東京観光も女子テニス観戦も満喫!

【東レPPOテニス(WTA500東京)ガイド】東京観光も女子テニス観戦も満喫!

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本国内で最大・最高峰の女子プロテニスの国際大会、「東レ パン パシフィック オープンテニス2025」。
2025年10月18日から10月26日までの9日間にわたり、東京で開催される。
世界トップクラスの選手による熱戦を、東京観光と合わせて楽しんでみてはいかがだろうか。
この記事では、「東レ パン パシフィック オープンテニス(WTA500東京)」の魅力や楽しみ方に加え、観戦を組み込んだ東京観光のモデルコースも紹介する。
モデルコースを参考にすれば、観光と観戦の両方を満喫でき、東京旅行がより思い出深いものになるだろう。

トップ選手が集まるWTA500トーナメント「東レPPOテニス」

「東レ パン パシフィック オープンテニス(略称:東レPPOテニス)」は、東京で毎年開催される女子プロテニスの国際大会。
女子プロテニス協会(WTA)が主催する世界ツアーの中でも「WTA500」に格付けされており、これは優勝者に”500”ポイントが付与される大会であることを意味している。
「WTA1000」に次ぐグレードで、世界ランキング上位を目指す選手にとって重要な大会のひとつだ。
2022年には大坂なおみ選手、2024年にはジェン・チンウェン選手など、世界のトップ選手が多数出場し、日本最高峰の女子プロテニス国際大会として注目を集めている。
さらに今年は、そんな歴史ある東レPPOの第40回大会を迎える記念すべき年。例年以上の熱戦が期待されている。
東レPPO最大の魅力は、世界最高峰のプレーを間近で見られること。
会場周辺には観光やショッピングを楽しめるスポットも多く、テニス観戦が初めての方でも気軽に足を運べる環境が整っているのも嬉しいポイントだ。
2025年の東レPPOの会場および開催期間は、以下の通り。

会場
有明コロシアムおよび有明テニスの森公園(ハードコート)
開催期間
予選:2025年10月18日 〜 2025年10月19日
本戦:2025年10月20日 〜 2025年10月26日
世界トップ選手が出場する女子プロテニスの国際大会
世界トップ選手が出場する女子プロテニスの国際大会
世界トップ選手が繰り広げる熱戦を見に行こう
世界トップ選手が繰り広げる熱戦を見に行こう

東レPPO 2025のスケジュール

2025年10月18日 〜 2025年10月19日
シングルス:予選1回戦〜2回戦
2025年10月20日 〜 2025年10月21日
シングルス・ダブルス:本戦1回戦
2025年10月22日 〜 2025年10月23日
シングルス:本戦2回戦
ダブルス:本戦1回戦〜準々決勝
2025年10月24日
シングルス・ダブルス:準々決勝
2025年10月25日
シングルス・ダブルス:準決勝
2025年10月26日
シングルス・ダブルス:決勝

テニスファンでなくても楽しめるイベントも満載!

東レPPOの魅力は、世界トップクラスのプレーを観戦できるだけではない。
選手との交流イベントやグルメなど、観戦以外の楽しみも充実している。
2024年の東レPPOでは、サイン会や質問会といった選手との距離が縮まるイベントが実施されたほか、会場には多彩なキッチンカー並び、様々なグルメを味わえた。
2025年も、選手と触れ合える企画やフードイベントなどが予定されており、テニスファン以外の方でも満喫できる大会となるだろう。

東レPPOの会場までのアクセス

会場となる「有明コロシアム」の最寄駅は、以下の3つ。

  • 新交通ゆりかもめ 「有明駅」
  • 新交通ゆりかもめ「有明テニスの森駅」
  • りんかい線「国際展示場駅」

いずれも駅から会場まで、徒歩10分以内でアクセスできる。

東レPPOの会場となる有明コロシアム
東レPPOの会場となる有明コロシアム

羽田・成田空港から最寄り駅へのアクセス

羽田・成田空港からは高速バスと電車を乗り継ぐ方法が最も早くアクセスできるが、事前予約する手間や運賃の高さを考えると、電車のみで移動するのがわかりやすく手軽でお勧めだ。

出発地点 経路 所要時間
羽田空港 1. 「羽田空港第1ターミナル駅」から東京モノレールに乗車
2. 「天王洲アイル駅」で下車し、徒歩約10分のりんかい線「天王洲アイル駅」で乗り換え
3. 「国際展示場」で下車、徒歩約8分
約55分
成田空港 1. 「成田空港駅」から京成成田スカイアクセス線の特急に乗車
2. 「新木場駅」でりんかい線に乗り換え
3. 「国際展示場」で下車、徒歩約8分
約1時間30分

最寄り駅から会場へのアクセス

羽田空港・成田空港から電車で向かう場合の最寄駅は、りんかい線 「国際展示場駅」。
そこから会場へのアクセスは以下の通りだ。

りんかい線 「国際展示場駅」
1. 改札を出たら右へ進み、南側に見えてくるコロシアムブリッジエレベーター棟へ
2. エレベーターで2階に上がり、コロシアムブリッジを渡り、左側にあるエレベーターで1階に降りたら到着

東京駅から会場へのアクセス

東京駅からは電車ではなく、バスを利用するのがお勧め。
バス停「丸の内南口」から最寄りの「有明テニスの森」までは約32分。
バス停「八重洲口」からは約40分でアクセスできる。

東京駅からはバスを利用したアクセスがお勧め
東京駅からはバスを利用したアクセスがお勧め

東レPPOのチケットの種類と購入方法

チケットの価格は座席ごとに異なり、以下が座席と価格の一覧だ。

ロイヤルボックス席
21,000円 ~ 33,000円
スーペリア席
20,000円 ~ 32,000円
コートサイド席(前方)
16,000円 ~ 28,000円
コートサイド席(後方)
13,000円 ~ 25,000円
コートエンド席(前方)
10,000円 ~ 18,000円
コートエンド席(後方)
9,000円 ~ 17,000円
SS席(前方)
7,500円 ~ 15,000円
SS席(後方)
6,000円 ~ 14,000円
車椅子(本人)SS席後方
3,000円 ~ 7,000円
車椅子(付添)SS席後方
6,000円 ~ 14,000円
S席
3,000円 ~ 8,000円
A席(自由席)
2,000円 ~ 4,000円

各座席の特徴をまとめると、以下の通り。

ロイヤルボックス席
南側でコートに最も近い座席。
専用ラウンジが利用できる。
コートサイド中央の特等席。特別感・臨場感は圧倒的。VIP気分で楽しみたい人にお勧め。
スーペリア席
北側でコートに最も近い座席。
ロイヤルボックスに近い視点で、やや段差があるため見やすい。
家族やグループ観戦にもお勧め。
コートサイド席
東側・西側でコートに最も近い座席。
西側ならベンチで休憩する選手の様子も間近で見られる。
選手の表情や打球音まで届く“近さ”も魅力。
コートエンド席
ロイヤルボックス席・スーペリア席のすぐ後ろの座席。
コートまでの距離が近く正面から見られるため、サーブやリターンの迫力を感じられる。
選手の息づかいまで感じたい人に最適。
SS席
コートサイドから全体を見渡せる人気の座席。
選手の動きが見やすいため、初めて観戦する人にもお勧め。
S席・A席
コートまでの距離は少し遠いものの、リーズナブルに楽しめる座席。
会場全体の雰囲気をゆったり楽しめるスタンド席。
気軽に観戦したい人にお勧め。
会場の座席図
会場の座席図

8月9日から一般販売が行われ、試合当日までチケットを購入できる。
チケットは公式サイトから購入し、10月1日以降にセブン-イレブンもしくはファミリーマートで受け取る流れだ。
気になる方は公式サイトでチェックしてみよう。

気になる方は公式サイトからチケットをチェックしてみよう
気になる方は公式サイトからチケットをチェックしてみよう

初めて観戦するなら知っておくべきマナー

初めてテニスを観戦する方向けに、基本的な観戦マナーを紹介しよう。

  • 席の出入りや移動は、チェンジエンドやゲーム間に行う
  • 得点が決まった後に拍手や声援を送るのはOK
  • 写真はOKだが、フラッシュを焚くのはNG
  • 勝者だけでなく敗者への拍手も自然なマナー

これらのマナーを守ることで、観客としての一体感が生まれ、選手にとっても気持ちの良い舞台に。
テニス観戦は「静と動」が魅力。マナーを守ることで、その美しさがさらに伝わっていく。

観戦をより楽しむためにもマナーを守ろう
観戦をより楽しむためにもマナーを守ろう

観戦と観光どちらも満喫できる東京観光1泊2日モデルコース

東レPPOの開催地「有明」は、「お台場」や「豊洲」といった人気観光地に近く、東京観光の拠点として便利なエリアだ。
ここからは、東レPPOの観戦とあわせて、東京を満喫できる1泊2日のモデルコースを紹介する。
日本ならではの食体験や体を動かすアクティビティ。
さらに、多彩なエンターテインメントやクルーズも盛り込み、観戦の前後も楽しめる内容になっている。
東レPPOの観戦と東京のカルチャーを一緒に味わいたい人にお勧めだ。

「有明コロシアム」「有明テニスの森公園」周辺ってどんなところ?

東レPPOが開催される「有明コロシアム」「有明テニスの森公園」は、東京都江東区に位置する。
広々とした空や海辺の景観、緑豊かな公園が融合したエリアだ。
人気観光スポットがある「豊洲」や「お台場」に隣接し、徒歩やゆりかもめなどでアクセスできる。

お台場は東京湾に面したウォーターフロントエリア
お台場は東京湾に面したウォーターフロントエリア
東京湾岸エリアのなかで近年発展が著しい「豊洲」
東京湾岸エリアのなかで近年発展が著しい「豊洲」

Day1:日本ならではのグルメと世界トップの選手の試合を間近で観戦!

新鮮な海の幸を堪能し、世界トップクラスのプレーに心を奪われ、和の味わいで1日を締めくくる。
1日目は、そんな贅沢な東京体験を満喫できるモデルコースだ。
朝は日本ならではの市場で食文化に触れ、日中は白熱のスポーツ観戦。
夜はこだわりの和食でしっとりと。
東京湾岸エリアの魅力を1日かけてたっぷり楽しもう。

8:30 「豊洲市場」で新鮮な海鮮を使った朝食に舌鼓

豊洲市場」は、“東京の台所”として親しまれた「築地市場」の後継施設。
一般客も気軽に訪問できるよう、安全性や清潔さが格段に向上した見学ルートが整備されている。
「水産仲卸売場棟」には、新鮮な魚介を使った飲食店が軒を連ねる。
早いところは朝4時、遅い飲食店でも朝8時から営業しているため、東レPPO観戦前の朝食にぴったり。
朝5時半頃にはマグロの競りも始まる。朝食とともに日本の食文化を満喫できる。

10:00〜18:00 「有明コロシアム」「有明テニスの森公園」で東レPPOを観戦

東レPPOでは、世界トップ選手のプレーを間近で観戦できる。
臨場感あふれるドラマチックな試合を通じて、選手たちの熱気を体感しよう。

世界トップ選手による白熱した試合を観戦できる
世界トップ選手による白熱した試合を観戦できる

20:00「がぜん有明店」で和牛蒸しゃぶディナーを味わう

「がぜん 有明店」は、有明パークビル2階にある和食ダイニング。
名物は「蒸ししゃぶ」などのしゃぶしゃぶ各種。
味わい深い極上の豚肉や和牛を、たっぷりの野菜とともに堪能できる。
つけダレにはポン酢のほか、そばつゆを使用。
素材の旨みを引き立てる、ここならではの味わいだ。
肉料理だけでなく、刺身や天ぷらの盛り合わせなど海鮮系の一品料理も充実している。
家族や友人と一緒に、大人の和食を心ゆくまで味わおう。

Day2:有明・お台場でスポーツ&エンターテイメント体験

「有明」「お台場」エリアは、スポーツやエンタメ、グルメ、クルーズまで1日中楽しめる注目スポットだ。
体を動かしてリフレッシュしたあとは、話題の施設や絶景を満喫。
昼から夜まで、遊び心あふれるモデルコースで東京の魅力を体感しよう。

10:00 「ライブドアアーバンスポーツパーク」で体を動かしリフレッシュ

熱戦を観戦して気持ちが高まった翌日は、「ライブドアアーバンスポーツパーク」へ。
スケートボードパーク(ストリート&パーク)、屋外と半屋内の3×3バスケットコート、室内のボルダー棟(2面)。
さらに、全長約80mの「ブリリアランニングスタジアム」や、52種類のロープアスレチックも完備されている。
多彩なアーバンスポーツを体験できる施設だ。
アクセスは、ゆりかもめ「有明テニスの森駅」から徒歩3分と至便。
試合の興奮をそのままに、心身ともにリフレッシュしよう。

13:00 「潮見スキッパーズ 有明店」でバーガーランチを

アクティビティの後は、「潮見スキッパーズ 有明店」で本格グルメバーガーを楽しもう。
「潮見スキッパーズ 有明店」は、ハンバーガーの世界大会に出場経験のあるオーナーが手がけた姉妹店。
厳選素材を使い、自家製のバンズとパティを丁寧に仕上げている。
和テイストと遊び心を融合させたオリジナルソースが味の決め手。
肉のジューシーさを堪能できるバーガーは、体を動かした後にぴったりだ。

14:30 「ダイバーシティ東京プラザ」で多彩なエンターテイメントに触れる

高さ約19.7mの実物大ユニコーンガンダム立像が出迎える「ダイバーシティ東京 プラザ」。
コンセプトは、遊び・学び・くつろぎ・驚き・感動を提供する「劇場型都市空間」。
五感を使って楽しめる、新感覚の商業施設だ。
ショッピングだけでなく、さまざまなエンターテインメントも体験しよう。

15:30 日本初のうんこをテーマにした「うんこミュージアム」へ

実物大ユニコーンガンダム立像に出迎えられたあとは、うんこをテーマにした日本初のミュージアムへ。
うんこをフォトジェニックな空間へと昇華させたうんこのエンターテイメント施設だ。
中に入るとうんこのアトラクションが20ヶ所以上!
噴火するうんこ、叫び声の大きさによってうんこの大きさが変わるアトラクションなど、カラフルでかわいいうんこがいっぱいだ。
世界各国の言葉で書かれたうんこの文字のネオンは大人気で、たくさんの人がここで写真をパチリ。

世界各国の言葉で「うんこ」と書かれている
世界各国の言葉で「うんこ」と書かれている

16:30 「ティフォニウムお台場」で魔法にかけられたような没入感を体験

うんこミュージアムでうんこを楽しんだあとは、「ティフォニウム」へ。
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を使った先端テクノロジーと、細部までデザインされた圧倒的な世界観により、『魔法のような体験』を楽しむことができる没入体験型エンターテインメント施設。
最新技術を用いて、美しい映像の世界へ入り込めるとあって人気を博している施設だ。

記憶に残る魔法のような体験があなたを待っている
記憶に残る魔法のような体験があなたを待っている

18:00 「東京焼肉 平城苑」で日本スタイルの焼肉を堪能

1970年創業以来、生産者がまごころを込めて育てた和牛の一頭買いを続けている焼肉店。
一頭買いだからこそできる、安定した品質と豊かで奥深いうま味を最上級のおもてなしと共に堪能あれ。

21:00前後 旅の締めくくりはザ・クルーズクラブ東京でナイトクルーズを

旅の締めくくりには、「ザ・クルーズクラブ東京」で東京のナイトクルーズがお勧めだ。
お台場やレインボーブリッジ、「東京タワー」などの夜景を、海上から一望できる。
クルージングの所要時間は約60分で、「天王洲アイル」の専用桟橋から出航(平日21:15 〜 22:15、土日祝20:45 〜 21:45)。
フリードリンク付きの優雅な船内で、観戦の興奮を語り合いながら、ロマンティックで贅沢な時間を過ごせる。
都会の喧騒を離れ、水上で旅の余韻にじっくり浸ろう。

東レPPOに関するよくある質問

Q

雨の日でも試合はある?

A

センターコートは屋根が開閉式なので、雨天の場合でも試合は行われます。やむを得ずインドアコートで行われる試合は観戦できない。

Q

食事の持ち込みは可能?

A

座席での飲食が可能です。ペットボトルの持ち込みは可能ですが、カン・ビンの持ち込みはできません。会場周辺エリアでお弁当や飲み物の販売もあります。

Q

ベビーカーは会場に預けられる?

A

ベビーカーは入場口で預けられます。

Q

車椅子での観戦はできる?

A

車椅子エリアがあります。付き添い1名までは車椅子の方の隣、パイプ椅子で一緒に観戦できます。車椅子の方はSS席(1列~4列)の半額、付き添いの方はSS席(1列~4列)の料金となります。車椅子チケットは一般発売日よりイープラスにて購入可能。当日、入場口で係員が席まで案内してくれます。

まとめ

世界のトップ選手による熱戦を観戦できる東レPPOについて、その基本情報や魅力、観戦と東京観光を両方楽しめるモデルコースを紹介してきた。
大会期間中に東京を訪れる予定があるなら、ぜひモデルコースも参考に、東レPPOの観戦を旅行プランに組み込んでみてほしい。
チケットは公式サイトから購入可能。気になる方は、早めに座席を確保しておこう。