
笑顔になれる体験が盛りだくさん!静岡の親子旅行にお勧めの観光スポット17選
静岡は日本の象徴である富士山の壮大な景色、温暖な気候に恵まれた豊かな自然、そして新鮮な海の幸といった多彩な魅力を持つ観光地だ。
この記事では、旅行で訪れる家族のために、子供と一緒に心から楽しめる静岡の観光スポットや宿泊施設などを厳選して紹介する。
動物とのふれあいや自然の中でのびのびと遊べる体験は、きっと忘れられない思い出になるだろう。
この記事を参考に、家族みんなが笑顔になる静岡旅行を計画してほしい。
静岡のおでかけを親子で満喫するための3つのポイント
静岡での親子観光を計画する上で、事前に知っておくと役立つポイントがある。
移動手段や天候、宿泊エリアの特徴を把握しておけば、より快適で充実した旅行になるだろう。
ここで解説する3つのポイントを参考にして、無理なく楽しめる旅行プランを立ててほしい。
1. 富士山を見たいなら午前中にビュースポットへ行く
静岡へおでかけするなら、富士山の絶景を見ておきたいはずだ。
もし富士山が見えるビュースポットへ行く予定があれば、朝の早い時間に組み込むのがお勧め。
午後は富士山に雲がかかりやすく、美しい景色が見えなくなってしまう日も多いからだ。
天候に恵まれなかった場合の代替案として、屋内で富士山について学べる「ふじさんミュージアム」などを訪れるプランも検討しておくとよいだろう。

2. 伊豆エリアを観光するならレンタカーの利用がお勧め
観光スポットが豊富な伊豆周辺は、親子旅行で人気のエリアだ。
伊豆半島の東部には鉄道が通っているが、西部はバスかタクシーが主な移動手段となる。
駅やバス停から離れた場所にある施設も多いため、子供連れの場合はレンタカーを利用した方が効率よく観光スポットを巡れるだろう。
ただし、連休や夏休みなどのシーズンは道路が混雑する傾向にあるため、移動時間に余裕を持たせたスケジュールを組もう。

3. 熱海は急坂が多いので宿泊施設選びに注意
温泉地として有名な「熱海」は、坂が多い街として知られている。
そのため、ベビーカーを利用する家族や、小さな子供の手を引いて移動する際の負担は大きい。
坂の上にある宿泊施設は眺望が良い場合が多いものの、子連れにとっては移動の負担が増す可能性も考慮したい。
一方で、海辺沿いのエリアは比較的平坦でアップダウンが少ない。
子供連れの家族旅行で熱海に宿泊するなら、海辺沿いのホテルを選ぶのがお勧めだ。

親子でおでかけしたい静岡の観光スポット17選
ここからは、親子で楽しめる静岡の人気観光スポットを紹介する。
動物と間近でふれあえる施設から、体を思いきり動かして遊べる遊園地、自然の美しさを満喫できる公園まで、子供の笑顔が弾ける場所ばかりを厳選した。
家族みんなの思い出に残る、とっておきの場所がきっと見つかるはずだ。
1. 伊豆シャボテン動物公園
世界各地にある約1500種類のサボテンや多肉植物を植栽し、約140種類の動物たちが飼育されている動物公園。
温室内はメキシコ、マダガスカル、南アメリカ、アフリカの4エリアに生息するサボテン・多肉植物、森林性サボテンが植生。
動物はリスザルやクジャクなどが放し飼いで飼育されており、ほかにも園内各所でさまざまな動物たちとふれあうことができる。

2. 伊豆アニマルキングダム
伊豆半島の高台に位置する総合レジャーランド。
サバンナで暮らす猛獣や草書動物、人なつっこい小動物や鳥類など約60種の動物が飼育展示され、自然に近い環境でのびのびと暮らしている。
2024年春にオープンした新エリア「アニマルパラダイス360」では、南半球をイメージした空間でカピバラやフラミンゴなど約10種類の動物を展示。

3. 浜名湖パルパル
やなせたかし氏がデザインしたかわいらしいキャラクターが、いたるところで出迎えてくれる、浜名湖かんざんじ温泉に隣接するリゾート型遊園地。
0歳から楽しめるメリーゴーランドや大観覧車「コクー」などの乗り物が豊富なほか、3歳になった誕生日から3ヶ月間は、親子3人まで入園無料(事前申し込みと3歳を証明する書類が必要)のサービスも魅力。

4. 浜松市動物園
浜名湖に面した146,000㎡もの広大な敷地で、約90種300点を飼育する動物園。
自然の地形を生かし起伏に富んだ園内は、森の中をイメージさせる雰囲気。
動物たちの見学はもちろん、虫の鳴き声や鳥のさえずり、四季折々の草花など自然の空気感にも癒される。

5. 御殿場プレミアム・アウトレット
2000年に誕生した国内最大級のアウトレットモール。
箱根や伊豆、富士山といった有名観光地からアクセスしやすく、観光途中に立ち寄ることができるスポットとして人気が高い。
イーストゾーン、ウエストゾーン、さらに2020年にオープンしたヒルサイドの3エリアに分かれ、約290店舗が軒を連ねる。
ヒルサイドゾーンにはミニ遊園地があり、子ども連れのファミリー層にはうれしい施設。

6. はままつフラワーパーク
自然の地形を生かした30万平方メートルの広大な敷地内で、約3,000種の植物が季節ごとに咲き誇る様子を楽しむことができる、浜名湖畔にある花と緑のテーマパーク。
フジやバラ、ハナショウブ、アジサイなどさまざまな花がリレーのように見頃を迎える春は特に人気の季節。
なかでもぜひ見ておきたいのが、3月下旬〜4月中旬の「桜とチューリップの庭園」。

7. 掛川花鳥園
掛川花鳥園は多様な花が咲き誇る園内で、鳥とのふれ合いを楽しめる体験型テーマパーク。
全天候型大型ガラスハウスの園内は温度や換気が管理されており、天候や季節を問わず快適に楽しめる。
約100種1000羽の珍しい鳥たちと、1年中咲き乱れる満開の花々を見ることができる。
園内の鳥たちはほとんどがケージや檻の中に入っていないため、直接ふれあうことが可能。

8. 遊園地ぐりんぱ
富士南麓二合目に位置しており、雄大な自然に囲まれた遊園地。
考えるアスレチックや、体を動かして遊べる楽しい設備が盛りだくさん。
シルバニアビレッジエリア、ピカソのたまごエリア、M78ウルトラマンパークエリア、ココドコエリア、おもちゃファクトリーキッズフジQの5つのエリアからなる。
大自然の中の水上アスレチック「カッパ大作戦」、日本最大級の床面積を誇る立体カラクリ迷路「ココドコ」など、大人も子どもも楽しめるアトラクションが充実。

9. 特別史跡登呂遺跡・登呂博物館
弥生時代の暮らしを五感で感じられる、静岡を代表する歴史体験スポット。
特別史跡登呂遺跡に隣接して建つ登呂博物館では、重要文化財の出土品や弥生体験展示を通じて、稲作を中心とした当時の生活を学ぶことができる。
館内の展示室には、木製農具や土器、住居部材など国の重要文化財に指定されている実物資料が並び、弥生のムラの全体像をわかりやすく紹介。

10. PICA初島
東京駅から新幹線と高速船を乗り継いで約90分、首都圏から一番近い離島として知られる初島。
島の東側に位置する「PICA初島」は、宿泊施設や日帰りで利用できるアクティビティ、レストラン、温浴施設などが揃ったリゾート施設だ。
アクティブに遊ぶなら、アスレチックが豊富な「アドベンチャーアイランドVOTAN」(大人・小人600円)や、自然の中で遊べる「初島アドベンチャーSARUTOBI」(大人1,900円、小人1,500円)がお勧め。

11. ちびまる子ちゃんランド
日本が誇る漫画「ちびまる子ちゃん」の作者であるさくらももこの故郷・静岡にある日本で唯一の「ちびまる子ちゃん」のミュージアム。
館内は、3つのゾーンに分かれている。
ひとつめは、「まる子の日常」ゾーン。エントランスからのアプローチには学校や清水の街並みを描いた線画が一面に。先へ進むと、さくら家の人物紹介を経て、さくら家や学校、公園など漫画の世界が再現されている。

12. 静岡市立日本平動物園
富士山と駿河湾を望む国内有数の景勝地・日本平の麓にあり、約130種560点の動物を飼育する動物園。
行動展示に力を入れており、自然に近い環境で生き生きと暮らす動物が魅力的。
ホッキョクグマやライオン、アムールトラなどの猛獣を間近で観察できる大迫力の「猛獣館299」、国内最大級のフライングケージの中を鳥たちが飛び回る「フライングメガドーム」など、動物ごとの特徴をつかみやすいさまざまな施設で展示。

13. 浜名湖ガーデンパーク
2004年に開催された、浜名湖花博の跡地を利用した都市公園。
浜名湖に突き出た半島の先にあり、湖や豊かな自然に囲まれた美しいロケーションが特徴だ。
東京ドーム約12個分という56haもの広大な敷地は、街のエリア、西側エリア、里のエリアの3つのゾーンに分かれている。
中心となる街のエリアは、水遊び広場やこども広場、遊覧船などがあるにぎやかなゾーン。

14. 日本平夢テラス
静岡県静岡市にある「日本平」は標高307mの丘陵地で、「日本観光地百選コンクール」で1位に選ばれたこともある日本屈指の景勝地。
そんな日本平の山頂に2018年にオープンしたのが「日本平夢テラス」だ。
屋内の展示エリア、ラウンジスペース、展望フロア、屋外の展望回廊から構成され、各所から富士山や駿河湾、三保松原といった絶景を望める。

15. はままつフルーツパーク
1年を通して約15種類の果物狩りが楽しめる農業公園。
東京ドーム約9個分の広大な敷地には果樹園だけでなく、子供たちが喜ぶ遊具エリアも充実している。
巨大なフルーツをかたどった遊具の「フルーツオーケストラ」があるほか、大型のエアー遊具がある「ふわふわ広場」は屋根付きのため雨天でも楽しめる。
また、園内で収穫された新鮮なフルーツを使ったスイーツや食事も魅力のひとつだ。
季節ごとに異なる旬の味覚を家族で味わう体験は、静岡観光の素敵な思い出になるだろう。

16. 自転車の国サイクルスポーツセンター
「自転車の国サイクルスポーツセンター」は自転車をテーマにしたユニークな遊園地だ。
2人で協力してこぐ自転車や、変わった動きをするユニークな自転車など100種類以上もの「おもしろ自転車」が揃っており、子供から大人まで楽しめる。
施設内には本格的な5kmのロードコースもあり、風を感じながらサイクリングを満喫できる。
小さな子供向けには「サイクル立体迷路」や「ふわふわドーム」がお勧め。
体を動かすのが好きな家族にとっては、一日中飽きずに過ごせるスポットだ。

17. 伊豆・三津シーパラダイス
海の生き物たちと間近でふれあえる歴史ある水族館。
この施設の魅力は「SHOW STADIUM」と「SHOW STAGE」の2つあるショーエリアで披露される迫力満点のショーだ。
「バンドウイルカ」がダイナミックなジャンプを披露するショーや「セイウチ」や「アシカ」のコミカルなパフォーマンスは子供たちの歓声が絶えないだろう。
また「あじっこパラダイス」では、コスチュームや遊具を使用して、子供がアジになりきるおもしろい体験も可能だ。
さらに駿河湾に生息する珍しい深海生物の展示も伊豆・三津シーパラダイスの見どころのひとつ。
海の不思議や生き物の生態を楽しく学べる、教育的な側面も持つ観光スポットである。

親子で泊まるならココ!静岡のお勧め宿泊施設3選
観光スポットを巡った後は、家族でリラックスできる宿泊施設で疲れを癒やしたい。
ここでは、子供連れの家族に特にお勧めしたい静岡のホテルを3つ紹介する。
子供向けサービスが充実していたり、特別な体験ができたりと滞在そのものが旅の目的になるような魅力的な場所を選んだ。
1. 吉祥CAREN
伊豆北川温泉に位置する「吉祥CAREN」は、ほとんどの客室がオーシャンビューのリゾートホテルだ。
客室から望む相模湾の景色は素晴らしく、特に日の出の時間は感動的だ。
このホテルの魅力は、家族で楽しめる充実したサービスにある。
オセロや将棋などのゲーム用品をレンタルできるほか、幼児(3〜5歳)用の夕食の対応も可能で、小さな子供連れでも安心して滞在できるだろう。
また、体験教室や季節のイベントなど、親子で参加できるアクティビティも豊富に用意されている。
温泉でリラックスしながら、家族の思い出を深められる宿泊施設だ。

2. 富士スピードウェイホテル
国際的なレーシングコース「富士スピードウェイ」に隣接するホテル。
全120室ある客室からサーキットや富士山などの壮大な景色の眺めを堪能できる。
このホテルの魅力の一つに、併設された「富士モータースポーツミュージアム」がある。
約130年にわたるモータースポーツの歴史を体感でき、車好きの子供はもちろん大人も楽しめるだろう。
ホテルに隣接するウエスネス棟には、温泉施設や屋内プールも完備した「Omika Wellness & Spa」があり、レースの興奮とリゾートの癒やしを同時に味わえる。
他ではできない特別な体験を求める家族にはぴったりの宿泊施設だ。

3. ホテルニューアカオ
熱海の錦ヶ浦の絶景を望む場所に建つ大型リゾートホテルの「ホテルニューアカオ」。
まるで海に浮かんでいるかのような立地で、開放的な気分で滞在を楽しめるだろう。
このホテルの魅力は、敷地内で一日中遊べるほど豊富なアクティビティだ。
夏には錦ヶ浦の海を利用したオーシャンプールが解放され、子供たちは思いきり水遊びを楽しめる。
ディナーショーや新春餅つき大会など季節ごとのイベントも開催され、家族みんなで盛り上がれる。
JR熱海駅からホテルまでは予約不要で無料送迎バスも運行しており、アクセスが便利なのも嬉しいポイントだ。
観光とホテルステイの両方を満喫したい家族にお勧めの宿泊施設だ。

親子で静岡の魅力を満喫する2DAYモデルコース
東京から静岡へ親子で旅行する人に向けて、参考にしてほしいモデルコースを紹介する。
子供が思いきり遊べるレジャー施設を中心に巡りながら、富士山の絶景も楽しめるプランだ。
観光スポットを効率よく回りつつ、子供の体力的な負担を抑えるため、移動はレンタカー利用を前提にしている。
- 1日目
- 東京→遊園地ぐりんぱ→富士スピードウェイホテルにチェックイン→Omika Wellness & Spa(ホテル内)→ホテルで夕食
- 2日目
- 静岡市立日本平動物園→日本平夢テラス→富士モータースポーツミュージアムで夕食
- 3日目
- 御殿場プレミアム・アウトレット→東京へ
親子で静岡を観光する際によくある質問
Q
静岡には子供でも楽しめるアクティビティはある?
果物狩りや動物とのふれあい、アスレチックなど楽しめるアクティビティスポットが豊富です。
Q
親子で静岡観光するのにお勧めのエリアは?
動物園やテーマパークが集まる伊豆エリアや、浜名湖周辺の浜松エリアがお勧めです。
まとめ
この記事では、静岡におでかけする予定のある親子に向けて、魅力的な観光スポットと宿泊施設を紹介してきた。
静岡には、動物とのふれあいや自然体験、ユニークなテーマパークなど、子供の好奇心を刺激する場所がたくさんある。
この記事を参考にして、家族みんなの心に残る静岡観光の計画を立ててほしい。
静岡の観光スポットをさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事も併せて確認するとよいだろう。

